たからばこ

好きなものを好きなだけ

アイドリッシュセブン メインストーリー 第5部 6章 感想

 

 

 

悠くんは自分のこと見て欲しいんだよね

アイドリッシュセブンって子供が大人になるまでの過程だよなぁとつくづく思う

世界と交わって、たくさんの人に愛されて、見てもらって、そうして大人になっていく

特にŹOOĻはそれが分かりやすい

もともとヒールとして出てきてるからかな

 

IDOLiSH7がぐんと成長して、これまでは苦しみながらも先へ進むという感じだったのが少しづつトップという針のむしろへ進んでいるように見えてきて、少しつらい

これまではストーリーがどんなに苦しくてもその先の希望を信じられたけど、今はその希望の欠片すら見えないような気がする

5部に入ってから怒涛の不穏を浴びせられてるからかな

IDOLiSH7が成長したことによる嬉しさや良さだって、ちゃんと描いてあるはずなのに、不安なことばかりが目に付いてしまう

 

だからこそ、今、こうやって初期のIDOLiSH7のようにわちゃわちゃと楽しそうにじゃれて、この先どんどん進んでいって、希望しかないように思えるŹOOĻがとても羨ましい

裏側を知っている身からすれば今「安心して推せるアイドル」はIDOLiSH7ではなくなってきているような気がする

 

もちろんアイドリッシュセブン自体がどんなにつらくても希望へと進んでいくコンテンツなので、本当に地獄しか待ってない、なんてことはないと思ってるのですが、メンタルが弱ってる時に今のIDOLiSH7を見ているのはきついなぁと思った

 

 

 

虎於のイメージの話、すごく頷いた

私たちはどんな人の言葉も、自分のイメージ通りに歪めてしまうところがある

例えばアイナナのキャストさんが、たまたまキャラのカラーが入ったものの写真を上げていたとする

その人にその意思はなくとも、私たちは「〇〇を意識して買ったのかな?」と騒ぎ立てる

こういうのも、程度としては小さくはあるけど「イメージの型に当てはめる」行為なんだろうな

善し悪しではなくて、人が何かを受け取る時、必ずそこには自分の認知のフィルターがかかるから

 

虎於はずっとそういうやり取りを強いられてきたんだよな

巳波にとっての桜春樹に出会えることもないまま、ここまで来てしまった

 

コミュニケーションを不毛だと言わなかった巳波が羨ましかったんだよな

 

大丈夫、今虎於の周りにいる人達にはちゃんと話せば伝わるよって言いたいけれど、こんなのは無責任な言葉にしかならないんだろうな。もどかしい

 

自分の言葉をそのままちゃんと受け取ってくれる人に出会えることはとても貴重だ

だからこそ、そういう友人を大切にしていたいと思う

 

 

宇都木さんが虎於を気遣ってかけた言葉さえ、彼にとっては自分の思いを聞いてもらえなかったという思いに繋がる

そうやって、誰かの言葉で自分の気持ちを飲み込むことに慣れてしまってるんだろう

現状では巳波だけがそういう虎於のことに気付いているのかな

 

 

 

吠えたくても吠えられないようにされてしまった犬

やりたくても踏み出せなくなってしまった自分

 

シルエットしか映らない犬だけでこんなに感情めちゃくちゃにされてしまうのほんと何?

 

 

 

宇都木さん、本当に掴めなくておもしろいな

可愛い人だな…(cv増田俊樹)になる

 

 

 

「それぞれ違う場所で、戦って、生き残って、出会った」すごく良いですね…

普通なら恥ずかしくて鳥肌立っちゃうような言葉が文字にされるの大好きなので、素直に良いな〜!と思った

 

まぁそんな思いも数分後に裏切られるのですが

 

 

 

元NO_MADの人が出てきてからのŹOOĻ、まさにササゲロ。で笑っちゃった

共依存メンヘラバキバキ彼氏じゃんこれは

 

みんなトウマのこと大好きだもんな

 

 

 

どうして巳波は盗み聞きするなら…とか言ってんの

どこでそんなスキル身につけてくる?怖いんよ最早

 

 

 

トウマ、即座に「今の俺にはŹOOĻがあるから」みたいなこと言って断ってくれると思ってたらまさかの「考えさせてくれないか?」で頭抱えた

マジでか。お前、マジでか

 

そこを天秤にかけちゃうんだなぁ…

「兼任でいい」とか言われちゃったからかな?とも思ったけど、そのあとŹOOĻのメンバーに今回の話を隠してる様子からして、完全に後ろめたく思ってはいるんだよな

 

すぐにŹOOĻだけを選んでくれなかったこと、わたしとしてはとても残念で悔しかった

だけど他の勧誘に負けてしまいそうになるこれすらも、まだ足元の危うい駆け出しのアイドル感があって良いなと思いましたね…

もうŹOOĻのすることなんでも羨ましく見えてしまってダメ

 

トウマ本当にチョロチョロのチョロで笑った

この情に脆いあたりが狗丸トウマらしくはあるけど、やっぱり悔しいな

元々トウマはNO_MADがなくなってしまったからŹOOĻに来たみたいなもんだしなぁ…

ブラホワでTRIGGERに負けたとて、NO_MADが続いていたら今ここにはいなかったと思うから

 

だからってNO_MADとŹOOĻを天秤にかけることを仕方ないとは思わないけどな…!!

さすがにちょっと薄情なんじゃ?とまで思ったよ

 

 

 

巳波、絶対に怒らせちゃいけないタイプで怖かった

何があっても彼だけは敵に回さないようにしようと思ったね

 

 

 

トウマにNO_MADよりŹOOĻを選んで欲しいけど、面と向かって言葉にしては言えないのがめちゃくちゃŹOOĻって感じだな

遠回しに、外部に向かってその思いを吠えることでしか自分の心に素直になれない

相手の心に真正面から向かい合って、もし拒絶されたら怖いから

 

 

 

Survivorめちゃくちゃかっこよかった

ŹOOĻの曲っていつも好みど真ん中なんですよね

良い曲だなとか、歌詞のここが…とかじゃなくて、ただ本能的に好きだ!!ってなる感じの曲

元々バキバキの邦ロック界隈の人格がここで出る

 

 

 

不穏なIDOLiSH7のターン…

その日の朝言われたことをも思い出せないって、なかなかなのでは…と思ったけど、まぁ私もそういうことあるわ

 

けどちょっと不安だねやっぱり

 

だって今までの陸くんにとって、というか最近天くんと連絡を取れてないってしょげてた陸くんにとって、天にぃに関する情報なんてめちゃくちゃ重要で嬉しいものだったはずでしょ

それすら思い出せないほど、脳が情報で飽和してしまってるのは怖い

 

 

この「貴重な体験をしてるはずなのに、全然受け止めきれてない感じ」はめちゃくちゃ分かるな

目の前のことに一生懸命で、さっきやってたことを反芻する暇もない

反芻しないでいたら忘れてしまって、結局、一日が終わった時に手元に残ってる情報なんて僅かになってる

そういう気持ちは分かる。その不安さも何となくわかるよ

何かを初めてやる日や、非日常を過ごすとよくなるやつ

陸くんたちは今それを毎日やってるんだな

それは体力は平気でも気力がを保つのがしんどいだろうな

 

 

 

5章であの天くんを浴びてからのここの陸くんの言葉…

今の双子の関係性が好きだって言ったけど、しんどいものはしんどい

 

いいんだよ、天くんは陸くんに甘えてもらって頼ってもらえる、そんな自分を誇りに思ってる

もしそれがしんどくなった時は、ちゃんと頼れる場所を彼はもう持ってる

だから陸くんは安心して、何も知らない顔して、それに身を委ねていたらいい

それこそが天くんにとっての幸福にもなるから

 

 

 

クールの具現化が一織くんなのめちゃくちゃおもしろい

どちらかと言うと一狼寄りの一織くんだった感じがするけど(オプナナの解ミスを引きずってるオタク)

 

しかもこのせいで緩っと濡れ衣着せられてる一織くんが不憫でかわいそすぎる

笑っちゃったけど。ごめん

 

 

 

天くんからの電話でジャンプしてる七瀬陸、可愛いがすぎるでしょ…

 

 

 

忙しいけど、つらくはない

その言葉が聞けてよかった。本心なら、だけど

 

 

 

紡ちゃんと楽さん、少しづつでも元のようになってくれたらいい

二人で会うのはさすがに気をつけなよ…とは思ったけど

アニナナ3期の例のシーンでなかなかに心抉られたのでね…早く元に戻れ…

 

 

 

ナギくんが桜春樹に会うことを目標にアイドルになったことは知っていたけど、それと同じくらいIDOLiSH7を好きだという気持ちも持ってくれていると思っていたから、桜春樹を亡くしたことが「目的を失ってしまった」「これからどうしたら良いだろう」なんて言うほどのものだと知って苦しくなった

 

そこを「IDOLiSH7のみなと歌うことが楽しいから、これから先も彼らと共に」に置き換えることは出来なかったんだな

 

桜春樹を亡くしてから、きっと彼をゆっくり偲ぶ暇もないほど忙しくしているんだろうし、まだ気持ちの整理が着いていないのだと言えばそれまでだけど

 

その辺が十さんと桜春樹についての話をすることでカタルシスになって、ナギくんの心を救うことになればいいけれど