たからばこ

好きなものを好きなだけ

アイドリッシュセブン メインストーリー 第5部 16章 感想

 

 

いやぁもう、ありがとうございました。

アイドリッシュセブンが大好きだ〜!!!!

これに尽きますね。本当に。

 

 

ゼロ役・九条天の一人称「僕」になってるんよなあ。見返してみたら1章1話も直されてるんですけど、確かここって先行配信と初回更新では「ボク」だったと思うんですよ。だからこそ天くんがゼロに成り代わるんじゃないかって不安になってたわけだし。

そういう所もきっと全部計算されてて、公式の掌の上で転がされてたんだなと思いました。こわい。いや、ただの私の記憶違いかもしれないけど。

 

 

ここのTRIGGERを見てて、そうだ、TRIGGERってこういうグループなんだって思った。誰かの夢を叶えるために、ファンに夢を見せるために立ってるグループ。

IDOLiSH7もRe:valeもŹOOĻも、みんな自分の為したいことや夢のためにアイドルになったわけで、「誰かのため」にアイドルになったのってTRIGGERだけなのかもしれない。

弟の治療費のため、家族の生活のため、楽さんだけは少し違うけど、でも彼だって父親が社長だったから、その芸能事務所のため。それが転じて一人一人の夢になってる。

今はもう自分の為でもあるけど、それでもいつだって誰かを幸せにするために頑張ってきたグループなんだね。

 

 

街頭ビジョンに映る天くんを見て、街中がゼロを呼ぶ場面。私はこれが本当に恐ろしくて。これから世間が九条天を見るとき、TRIGGERの九条天ではなく伝説のアイドルゼロを重ねてしまうんじゃないか。そう思わずにはいられなかった。

ただ、これは今回の更新分でゼロというアイドルの"終わり"を見た事で、杞憂だった気もしてきたけど、どうだろう。6部にならないと分からないかな。

 

 

「誰と一緒に、前人未到の空を、飛んでると思ってるんですか」まじで和泉一織〜!!私はそういうお前が大好きだよ!!!!

 

ここのフラウェの仄暗いような、だけど"いつもの"やりとりめちゃくちゃ好き。伝われ。

 

そして信頼の紐を切らさないために陸くんに隠すのではなく話す覚悟をした和泉一織……!!

ありがとうね……まじで……。陸くんはずっと天くんに大事なことを隠されて守られてきたことが悲しくて、そんなふうに何も知らないでいた自分が嫌で仕方ないんだと思うから、もしこのまま隠し続けて最悪の事態が起きてた時、フラウェの今の関係は絶対終わってたと思うんだよ。なのでここで「話す」という選択を取った一織くんほんとにファインプレイ。ありがとうございます。

 

 

「おじいちゃんになれたら」と言う推し……。

なれたらじゃないんよ。なるんよ。長生きしろ!!!

それにしても本人が何も考えずに当たり前のようにそういう言葉選びをしてるところが本当に刺さりましたわ……私の大好きな七瀬陸。

おじいちゃんになれるのは当然じゃない、なれない可能性だって十二分にあるって知ってるんよなあ。普通の人達より死に近い場所にいたから。はい好き。

 

そしてパラシュート……陸くんにとって、一織くんの用意したものはそうやって気軽に手を伸ばせるようなものなんだなあと思って嬉しくなっちゃった。一織くんのあの言葉のおかげで、怖かった墜落を少し冗談めかして未来の自分に聞けるほどになったんだな。フラウェのこういうところがだ〜い好き!

 

 

また飛ばされた面談シーン……一織くんの面談もいつの間にか終わってるし、純粋に7人分もやる尺がないってことなのか、飛ばされた人たちの話の中に今後のキーがあるのか分かんなくて怖い。後者だと思うんだけどなあ。

 

 

一織くんがアイドルとしての天くんのことはちゃんと認めて尊敬までしてるの良いよねって話、一生してしまう。良いよね。

 

 

蜃気楼のように、ファンにもプロデューサーにも作曲家にも何も言わないで消えてしまったゼロのことを、みんなの夢を叶えるために消える流れ星に喩えるの上手すぎる。

やっぱりゼロもアイドルでいることが嫌になったわけじゃなかったんだと思う。ましてファンや九条鷹匡が嫌いになったわけでもなかったと思う。ただ、苦しかったんじゃないかな。

パラシュートも備えないまま、思っていたよりずっと遠くへ来てしまったことが恐ろしくて、後戻りをしようにも大好きなみんなを失望させたくないから出来なくて、苦しかった。

だから幻のように消えることを選んだのかもしれない。

みんなを少しでも悲しませないように、なんて綺麗な感情ではなかったかもしれない。悲しむ顔が見たくない、恨まれるのが怖い、ただそれだけだったかもしれない。だけどもしそんな感情を抱いていたのなら、それはゼロがファンたちを愛していたからであり、彼が愛されていたからだ。どうでもいい相手なら、悲しむ顔や恨まれることをどうこう思うはずがない。ゼロは決してファンのことを嫌っても憎んでもいなかった。

ここの陸くんの言葉を聞いて、そう信じててもいいのかなと思えた。

 

 

九条鷹匡だって最高の舞台を創りたいんだよな。ゼロの幸せをちゃんと願ってた。永い時間のせいで迷って歪んでしまっただけで、あの奇跡のような伝説の時代を担っていた人なんだもん。世界中に愛されるアイドルをプロデュースしていた人間に、最高の舞台を作っていた人に、舞台やアイドルに対する愛がなかった訳ないんだよ。

 

 

八乙女パパ、久しぶりの登場なのにめちゃくちゃ不憫で笑った。ごめんなさいね九条鷹匡が……。

 

そしてその九条鷹匡、怖すぎるんよ。「ゼロじゃないのに、ゼロの曲を歌うつもりだな?」ってさあ、もうほんと厄介。つだけん演技うま。

この九条鷹匡の精神状態はどう考えても解離性障害のそれなのに、そういうふうに分類して切り離してしまわないのほんとアイドリッシュセブンの好きなとこ。このやばおじさんさえ救ってくれるんだね。

なんかほんと、了さんとは違って九条鷹匡ってここまで激しくはなくとも自分もそうなるかもしれないって思いながら見てた存在だから、その人がこうやって救われてくれるのはこっちも救われたような気持ちになっちゃうな。勝手に。

 

 

急に蒼太郎くんのビジュが出るからなんでだろ?と思ってたら、恐らくアイバムの布石ですね。あまりに自然すぎてワ!突然の立ち絵!くらいにしか思わなかった。なんてスムーズなんだ。

アイドリッシュセブンのこういうところすごいなって思う。その後に繋がる重要な部分や、ストーリーを上手く展開していくのに必要な要素を全体の流れを崩すことなく、それでいてちゃんと入れていくんだよね。ソシャゲでもストーリー性をかなり重視しながら読んでるタイプのオタクなので毎回あまりのナチュラルさに驚いてしまう。

 

 

開演まであと12分って言われて「いけます」「九条さんならできます」とか言い出す七瀬陸、ハチャメチャ大魔王で良かったな〜!!でもありがとうね。陸くんがそうやって無茶でも鷹匡を動かしてくれたから、私たちは最高のミュージカル『ゼロ』を見れた。

ここってめちゃくちゃ紙一重の危うさで成り立ってて。もし一織がいなければ、陸がいなければ、九条鷹匡に最高の舞台を作ろうという気持ちがなければ、鷹匡はあのまま舞台を滅茶苦茶にしようとして宗介に連れられて警察に行っていただろうし、『ゼロ』は不完全なまま終わってた。

無茶めなお願いをした陸がいて、それを受け入れて何とかしようとした一織がいて、鷹匡の中に最高のエンディングを望む気持ちがあって初めて出来上がったこのラストスパートなんだよなあ。

 

 

ゼロを孤独にしないための手段がコーレスなの本当に良いですね。震えました。

ゼロが誰より愛したファンと作り上げる終幕の歌。しかもここでのコーレスの相手が鷹匡でも桜春樹でもなくファンなのがいい。語彙力……??

 

ていうか「コール&レスポンス」という答えに気付いた七瀬陸すご……あの一織くんさえ気付かなかったのに。

やっぱりこの子には勉強ができるという意味ではない頭の良さがありますわ。読書家なので。

読書家で博識な七瀬陸好きすぎてちょっと幻想抱いてるの許して。

でもこういう頭の柔らかさというか、発想の広げ方って絶対本の中でいろんな世界や視点を知ってるからだと思うんですよね。知らんけど。

 

 

一織くんの「おじさん」!!

あの時は冷たく威嚇的だったその言葉をここであたたかく背中を押すものとして使うのずるい……こんなん泣く。「おじさんという単語で泣くオタク」字面だけみたらやばい。

 

 

悠くんも九条鷹匡に「頑張れ!」って言えるようになったんだな。

彼はきっとずっと九条鷹匡のことを許さないだろうし、許せないだろうと思う。それは私が彼らがTRIGGERにしたことを許せないのと同じ。だけど、やっぱり鷹匡に不幸になって欲しいわけでも、派手に転んだ無様な姿を笑いたい訳でもない。

そう思えるようになったのは、今の悠くんが幸せでいるからだと思う。鷹匡の成功を応援できるほど幸福な環境に身を置いていてくれて本当に良かった。

 

 

楽さんの「小鳥遊さん」に心臓ぎゅってなりましたわ……。今そんな場合じゃないのよ。

でもさあ、楽紡が好きな民だからさあ。さみしいね。これが彼らにとって”正しい形”なのは分かってるけどさ。

まあその後のハイタッチで幸せになったからいいんですけど。かわいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たかがIDLiSH7のセンターくらい、モブにしてみせなよ、九条天。

 

 

 

はあ~~~~~ありがとうございます。

本当に本当にありがとうございます。

マジでたまんねえな。ずっと擁護されて後ろに立たされてきた陸くんが、自分の力で天くんの隣に並んだ瞬間。感情が追い付かなくてワンテンポ遅れて泣きました。ありがとうございます。

ここの涙は感動というより興奮でしたわ。ここで感情の昂らないオタクいる!?

 

 

 

語彙を失ってただのオタクになった壮五さんと巳波くん、いつもの私で笑った。無理だよね~!分かる~!

 

 

こんなにもみんなが魅了されていたミュージカル『ゼロ』見てみたいなあ。舞台化してほしいなあ。言うだけならタダ。

 

 

ずっとゼロの終わりを、ゼロを超えるアイドルを認められなかった九条鷹匡がやっとゼロとの物語を終わらせて、さよならを告げて、新しい物語へと歩み出す。その時に隣にいるのが天くんで良かった。ここまでずっと、この日のために進んできたんだもんな。

5部は伝説のアイドルゼロの終わりであり、九条鷹匡と九条天のこれまでの日々の終わりであり、双子の長い長い兄弟喧嘩の終わりだったのかなあ。

 

 

ここの天くんの「九条さん、ちゃんと見てて!ちゃんとボクを褒めてね。」が幼い頃に母親に言えなかった言葉なんじゃないかというツイートを見てしまって私はもう感情がめちゃくちゃですわ~~

ずっと5部5章4話に囚われているオタクですので……。それだけで一記事(?)書いちゃったもんね。

 

「行っておいで!」と送り出された天くんが向かう先がTRIGGERの元なのが切なくて嬉しいなあ。矛盾した感情。

 

 

何回でも言いますけど、紡ちゃんが演出家としての九条鷹匡に絶大な信頼を置いてるのが本当にいい。たったこれだけで、たったこれだけなのに鷹匡がどんなに誠実で素晴らしい舞台演出家だったのかを感じることができる。

 

 

そして双子のデュエット…………。まさか公式から満を持してお出しされるとは思わんし、何よりストーリーの中で声ついてると思わんやん!?ほんとにびっくりした。例の太字部分からずっと泣いてたのにここで崩れ落ちました。無理。

 

やばい。この画面から双子の声が聞こえてきてるんですよ。まじ?

 

やーーーーもう語彙が。ない。

 

 

改めて読み返してるとここの三月くんの「あんたは消えたかったかもしれないけど……。オレたちは、あんたが大好きだったよ」でまた泣かされましたわ。

 

観客とのコーレス。音はないのに、今までずっと孤独だったゼロの願いにファンが答えた瞬間だと思った。まさに「孤独なゼロの背中を、演者や観客の歌声が包み込む」。これでようやくゼロはひとりぼっちではなくなったし、ファンもようやくステージと自分たちをつなげることができた。

叶うことならこの景色をゼロにも見てほしかったし、体感してほしかった。貴方は一人じゃない。あの頃のファンだってもしかしたらずっとこうして求めてもらうことを望んでいたのかもしれない。

だけどやっぱりこういうのは戻らない過去の清算だからこそ美しいんだろうな。ファンのお姉さんも言ってましたしね。

 

 

この舞台で"終わり"を体感した陸くんが「まだ、まだ、早い」って言ってくれたのが嬉しかった。いつか終わりが来ることは分かっているけど、やっぱりまだ終わらないでいてくれることを願ってしまうから。

 

 

 

んでまた双子ですわ~~~~~私はここから30分泣き倒した。その後も思い出して読んでは引くほど泣いてます。きもいオタクでごめんね……。

 

子供のころに願った「陸と一緒にステージに立ちたい」という夢。きっとあの頃の天くんにとってこの願いは二の次で、一番はとにかく陸が元気でいてくれることだったんだろうし、だからこそこの世界に足を踏み入れた陸くんを頑なに拒んだんだろうなと思ってるんですけど。

ようやくその、きっと叶わないと思っていた夢を叶えることができたんだなと思ったらもう胸がいっぱいになってしまって。

この未来は二人がひとつになれなかったからこそ導き出されたものなんだよなあ。

 

こうして夢の原風景を見てもなお、二人はこれからもTRIGGERの九条天として、IDLiSH7の七瀬陸として歩み続けていくのが本当に好き。取り戻せない過去で、だけどその過去があったからの今。

今さら一緒の未来を歩めはしないけど、この景色があるからこれからも進んでいける。もう2度と手を取り合うことはないかもしれないけど、この先も隣でライバルとして立っていく。そういう双子がずっと好き。

 

 

はあ。双子がお互いに「大好き」と言えて本当に良かったなあ。ありがとうございました。

 

本当にアイドリッシュセブンを好きで良かった。このコンテンツに出逢えて、彼らが活躍するこの時代に生きることが出来て本当に幸せ。クソ重感情大放出。

 

こんなに良い"終わり"を見せてもらっちゃって、本当の終わりはどうなるの!?という感じですけど。まぁそこはアイドリッシュセブンなのでね。きっとこれ以上に胸を震わせるようなものになるんだろうな。

それを見せてもらうのはもっとずっと先でいいんだけど。

 

 

 

6部、気になることも不安なことも多いけど、とにかく今は多幸感でいっぱいです。

本当に本当にありがとう。

 

 

アイドリッシュセブンが大好きだ~!!!!!!!