たからばこ

たからばこみたいに好きなものを好きなだけ詰め込んだブログ

A3! メインストーリー 第12幕 永遠の一瞬 感想

 

 

 

今までの全てが合わさって、繋がって、あの舞台へと集まった。そんな物語だった

演劇を題材にしたコンテンツとしての何よりの答えだと感じた

 

 

そして、そうやって色んなものが繋がっていく中に、変わりゆくものも変わらないものもしっかり見えて、A3!を追い掛けていて本当に良かったなと思えた

 

たとえば冒頭、咲也くんが夢を見て泣いていたら〜の件で真澄くんは「起きてたら行く」なんだよね

今までの、初期の彼なら間違いなくバッサリ「行かない、面倒くさい」だったはずなのに

それに監督センサーも、外部の人には相変わらずなのに劇団員には緩いところとか

そういうちょっとした、だけど大きな変化が、5周年を控えた今、すごくよく見えた

 

 

 

みんなが「もしもの未来」を考えると聞いた時、どんな話になるんだろうと思った

1度ゼロに立ち返ったとき何を選ぶのか

真っ白な状態からでも演劇を、MANKAIカンパニーにいることを選べるのか

 

アイドリッシュセブンの6周年のメッセージに似通っているものを感じた

 

何でも出来る、何者にだってなれる状態からでも今を選ぶ決意、愛情、情熱

それはきっとこの上なく真摯なもので、このアンサーこそがこの道を歩み続ける覚悟なんだと思う

 

どんな世界も当然甘く楽しいだけではない

それでも、やっぱりここじゃない道は考えられないから

演劇に出逢って、MANKAIカンパニーに入って得られたものはそれぞれだけど、そのどれもが宝物だ

その輝きを知ってしまった今、他の道なんて考えられるはずもない

 

そういう気持ちがいっぱいに詰まったそれぞれの「もしもの未来と確かな今」だった

 

 

個人的には、とくに東さんのが良かったな

「寂しさを埋めてくれたから」ではなくて「舞台で感じたみんなとの繋がりを大切にしたい」なのがすごくしっくり来た

寂しさを埋めるのは、多分これから先も、何年かかっても難しいんだと思う

大人になればなるほど臆病になるもので、東さんは幼い頃に家族を亡くしてからずっとその怖さ、寂しさと向き合ってきた

その気持ちは根深く彼の心に巣食っている

誰とどれだけ一緒にいても、どんなに幸福で満たされても、一度あの冷たくて哀しい別れを、独り取り残される経験を知ってしまっているから、どうしても怖くなる

それでも、その上で冬組のみんなとの絆を大切にしたい

いつか来るかもしれない別れより、温かい今が大切だから

 

簡単に過去を埋めてしまうのではなくて、彼らとは新しいものを作っていこうというのが好きだなと思った

 

 

咲也くんの絵葉書もいい演出だったな

離れていたって気軽に連絡は取れる中で、敢えて離れた場所から今までを振り返って文字を綴る意味

その重さや温かさを感じられた

 

紬さんへの絵葉書で「ネリネ」の話が出てきたのがとても詩的ですごく素敵だった

ネリネ花言葉「また会う日を楽しみに」

あの場面でのこの言葉

もちろんみんながまた会えることを信じて、そのために動いてはいたけど、正直それが実現する保証なんてどこにもなかった

そういう場面で、これまでキャラクターのそれぞれに「花」を当ててきたA3!というコンテンツが、未来への希望として「花言葉」を持ってきたのはすごくロマンチックだと思った

A3!のこういうところが好きなんだよなあ

とっても詩的で美しい表現が随所に詰められてる

 

MANKAI劇場を壊し、みんなを1度離れ離れにしてしまう原因として、咲也くんが演劇に心奪われることとなった重要な出来事、全ての始まりでもある「火事」を持ってきたのも表現として、手腕としては最高に綺麗だったと思う

始まりのきっかけによって、終わりが示唆される

こういう話の作り方がすごく好きです

 

 

絵葉書の話でいくと、太一くんの「一緒の舞台に立ててよかったって思い続けてもらいたい」って言葉の後の咲也くんからの「また一緒にお芝居がしたい」に思わず泣いてしまった

きっと、すごくすごく嬉しかっただろうなと思う

それも、自分のその胸の内を話して言われたことではなくて、何の脈絡もなく、ただタイミングよく掛けられたその言葉って何の気遣いも偽りもない本心だと思えるから、余計に

過去に取り返しのつかない罪を犯してしまった彼だけど、それはもうどうしたって消えないけど、それでも彼にはもう「MANKAIカンパニーの、秋組の七尾太一」としての居場所がちゃんとあるし、そこはこんなにも優しさで充ちてるんだと思えた

幸せになれ〜!!

 

 

そして今回のこの過去を振り返る演出、回想シーンから声優さんのすごさを思い知らされましたね…

確かに同じ人物なのに、初期と今とじゃ声色が全然違うんだよ

特に密くんとか椋くんとかすごかった

最初はガチガチで一辺倒で、なのに最近になるとすごく楽しそうで柔らかくて

あんまり聞き比べることってないから知らなかったけど、こんなに変わってたんだな

そうやってありのままの自分をさらけ出せて、それを受け止めてもらえる

そんな居場所に、仲間に出逢ってくれて本当に良かった

 

 

さて、ラスボス天立さんについて

結局最後までどうしようもない悪人で、とんでもない人だったけど、彼も演劇に救われた人間だったのだと分かったのは良かったな

「演劇でしか人間の感情が分からない」という彼の言葉が痛かった

到底いい人だとは思えないし、好きにもなれないけど、もしかしたらずっと「人の感情を知りたい」という気持ちで演劇を続けていたのかもしれないな、と思った

 

そしてあの火事が故意でなかったことが、あの時の彼の言動に血が通っていたことが、とても嬉しかった

咲也くんを演劇に出逢わせてくれたあの出来事は造物ではなかった。本物だったんだ

 

正直、悪役にするなら徹底的に悪にしてしまえば良かったのに。ご都合主義だな。と思わなかったわけじゃない

だけどやっぱり、A3!の良さがこういう甘く優しい世界にあるのも事実だから

創造の世界だからこそ、天立さんを極悪人にしないで済んだ。彼も人間だったのだと、咲也くんの心を動かしたのは、必死で勇敢な彼の姿だったのだと思えた

そういう小さな救いもまた必要だと思う

 

ゲネプロの日の朝、咲也くんとのMANKAI劇場の前での会話にもほんの少しでも本心があったらいいな

なんて、それは少し望みすぎだろうか

 

 

ただなぁ…あれだけ大きく話を展開しておいて、実際に天立さんを追い詰めたり、その手立てとなったもののことが端折られたのはちょっとどうかと思った

初代組に伝えるところで途端に話が飛んだし、追い詰められた材料も曖昧なままだし

演劇というものに直接関係がないから、端折っても問題がないからだろうとは思うけど、物語が好きな身としては、ストーリーに対する不誠実さを感じざるを得なかった

 

尺的な問題として仕方がなかった、そこに今回の話の重点はないんだからいいだろう、と言われればそれまでだけど

 

 

なんとか自分たちだけで決着をつけようとしてた初代組に対してカブトがバッサリ「それはあんたらのエゴだろう」って言ってくれたのがよかったなと思う

たしかにみんなを守りたい、自分たちだけで片を付けたいっていう初代組の気持ちは分かるけど、そもそもはMANKAIカンパニーに向けられた敵意であるし、今回実際に被害を受けてるのも今の劇団員なんだよ

 特に今回の公演では八角さんの構想からできた脚本で演じるわけなんだからなおさら無関係ではいられない

そういうのをあそこのカブトの言葉のおかげで気づけたのはよかった

外側からしかできない助言もあるよね。もっとも、カブトに助言のつもりはないんだろうな

 

「こっちが危険を冒してるんだからそっちもそれなりのリスクを背負うべきじゃないのか」っていうのは上に立つ人間としてとても大事な感性だと思う

取引をするうえで自陣を守るために相手と対等であることはすごく大事。優しさが無意味だ不要だとは思わないけど、世の中それだけでは生き残れないから。賢く立ち回ることも時には必要だよね

それにこの言葉があったことで、今回やろうとしていることがどんなに危険なのかを知ることができた。漠然とではあったけど

 

レニさん身内になると途端にめちゃくちゃ甘いんだよな。まぁもともとそういう人だったんだろうとは思う

一度認めて情が湧くとどこまでも甘く、妄信的に執着する。幸夫さんへの信仰心みたいなものもそこに由来するんだろうな

神木坂レニという人をまた深く知れる場面だった

 

 

みんなが寮を離れるとき、当たり前のように「いってきます」なのがいいなあと思った

まるで数時間後にはまた帰ってくるような、いつものワンシーンのような

あの宿題だってあったのに、それでもまたここにみんなと集まることを微塵も疑っていない

何があっても、どんなに離れていても必ず帰って来れる、帰って来ようと思える場所がMANKAIカンパニーであってくれて、みんなのところであってくれて嬉しい

 

いづみちゃんが今回とことん信じて待つ側、支える側であったのは11幕との対比も感じられた

あの時は彼女が劇団から離れ、待っていてもらった側だったから

一度離れ、自分のルーツを見つめ直すことの大切さを知った彼女だったからこそのあの宿題だったんだろうな

 

 

と、まあいろいろ書いたけど、とにもかくにも今回は春組に泣かされ、改めて彼らが好きだと思った幕だった

どの組も大好きだしそれぞれに良さがあると思っているけど、今幕は特に春組だからこその家族感やそこから来るあたたかさを存分に感じられた

冒頭のシーンとか寮を離れることになったときにみんながみんなして咲也くんの行き先を心配したりとか

 

故郷に帰り、自分がたくさん愛されていたことを知った

きっと大好きだった両親の面影を見た

この地に生まれたことで付いた名に今を繋いでもらっていた

 

絞り出すように紡がれた咲也くんの「さみしかった」が苦しかった

でもそれを凌駕するほどの「ありがとう」が言える未来に進んでくれて本当に良かった

人生の春だと、希望だといえるようなあたたかい居場所を見つけてくれてよかった

そしてそれがMANKAIカンパニーの、春組の下であることがやっぱり何よりうれしい

 

そんな春組が揃って一人でいた咲也くんを迎えに来て、咲也を産み、育て、自分たちへ巡り合わせてくれた両親に向かって話しかけたその姿にもう胸がいっぱいになった

あそこで泣かない人いる…?いないよね(私調べ)

 

カブトから預かった重要なデータをいづみちゃんに見せるより先に春組のみんなに相談するのもまた、咲也くんにとっての1番が春組だということがよくわかる描写だったなと思う

 

 

 

そうして迎えたLast Plantの舞台

ここまでの全てが詰まった、良いまとめ方だったと思う

A3!はこうやってしっかり芝居を大切にしていることが全面を通して伝わってくるのがいいよなあ

 

サクが故郷に帰り、生きる理由を見つけた

全ての旅がここに帰結した

12幕を通して、もしかしたらエピローグからの全て、それ以前の全てを通して「A3!」というコンテンツが伝えたいと願ったメッセージ

 

こんなにも美しく全てを帰着させた彼らがこの先に向かう未来はどんなものなのか、とても楽しみになった

 

 

 

まぁ正直なところサ終かなという気持ち6割、 正規の(?)フルーフ賞を取るまでは終わらないでしょという気持ち4割というところなんですけどね

 

もしサ終して、私たちの目に見える物語としては終わってしまったとしても彼らの人生は変わらず続いていくわけで、きっとその行く末はとんでもなく綺麗に輝いていて、幸せで満ち溢れたものなんだろうと思えた

 

第3部すっごく好きでした

出逢ってくれてありがとう

 

願わくばこの先の彼らの物語も見届けられることを

みんなが幸せに笑っていられることを

 

 

 

今回、いつも以上に語彙力がなく読みにくかったかと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

MILGRAM ーミルグラムー 第1審 ミコト 考察

 

 

DECO*27×山中拓也×OTOIROによる視聴者参加型楽曲プロジェクト「MILGRAM ーミルグラムー」

 

今回は囚人番号009番・榧野 尊について考察する

 

ー目次ー

 

基本情報

 

23歳 / 男 / 176cm / AB型

10月6日生 / てんびん座

 

常識人の一般男性。状況に順応しようという姿勢はある。自分の罪を認識している他のメンバーとは違い、自分が何を犯して囚われているのか全く分かっていない。夜中になってもミコトの監獄からは物音がするため、いつ寝ているのかがわからない。

 

 

 

MeMe MV より

 

率直な感想としては、やっぱり解離性障害の可能性が高いのかなと思った。

 

専門的な知識は全くないけど、歌詞の所々から記憶が飛んでる様子が伺えるし、途中で曲調もガラッと変わって殺しなんかしそうにない善良な人間に見える場面もあるし。

 

「僕とボク」表記からは二重人格かな?と思うけどどうだろう。多重人格とかではなくて普通に二面性がある人間な可能性も捨てきれない。

その場合、二面性なんて人間には付き物だからミコトだけが特別とは思わないけど、ただその二面の乖離が大きすぎる気がする。

 

いろんな人をなぶり殺しにしてたみたいだから、特に憎んでる相手とか特定の相手がいるわけじゃなく、イライラした時に近くにいた人とかムカついた人とかを殺してたって感じかな。

ストレス発散で人殺し、だいぶやべぇヤツですね…

 

ボクが裏の人殺しをするミコトで、僕が表の善良そうなミコトかな。ボクが僕を救うから、裏の狂暴さをもって表は救われる。

 

親とか周りからの期待、もしくは世間的な普通に収まろうと温厚で優秀ないい子を演じてきたけど、本当はその裏で暴力的な気持ちを必死に抑えてて、それが二重人格(ミコト)になって爆発したって感じなのかな。

 

まぁでも善良そうな方も「嘘なら君のこと赦さないよ」とか「今なら君を赦してあげる」とかから見るに、ただ温厚なだけではなさそう。

裏人格と同じような狂気や常軌から逸脱した思考回路が垣間見える。

 

*ここから先、裏をミコト、表を尊と表記します。

 

テレビ越しみたいに自分の行動を上から眺めてる描写もあるよね。これは離人症とか解離性同一性障害の人の話ではよく聞くから、解離性障害説を推すには大きな根拠になる。

 

ただこのとき気になるのが、テレビ越しに自分(別人格)の行動を眺めてるのはミコトなんだよな。しかも落ち込んでる様子の尊を見てニヤッと笑う。


ミコトは何のために入れ替わって悪事を働いてるんだろう。ただ尊が抑え込んでる気持ちを吐き出すためかと思ったけど、それだと落ち込んでるのを見て喜ぶのは不自然。周りに抑圧されて来たことを発散するために生まれ、尊の中の1人ではあるけど、尊が自分のしたことによって責められたり悩んだりするのを楽しんでる?

だとするとミコトにとっては自分の体そのものでさえもう玩具みたいな感覚なのかな。

 

あと度々出てくるカードは何だろう。タロットカードに見えるけど。

かなり重要そうだけど、そういうのは詳しくないので他の人の考察を見せてもらうことにします(安定の他力本願)。

 

冒頭の歌詞は人を殺す前、ミコトが生まれる前に「戻れた」としたら、周りのために自分の本心を押し殺して「生きたまま死んだフリしてる」になるっていう気持ちと、俺が人殺しなんて嘘だ、夢なんだから早く覚めろ、止まれ、終われっていう尊の気持ちかな。

 

尊はミコトの存在を本当に知らないのかな。

見て見ぬふりをしてる?どっちだろう

全く気づいてないってことは無いよね。ミコトが活動している間の自分の記憶は消えてるわけだし、歌詞でも「なんで?」って何度か言ってたから、違和感はあったんだと思う。

 

何か怯えていたり落ち込んでいる様子があったのは、記憶がない間に何かとんでもないことをしてしまっているんじゃないかってことに気づき始めてるから?

ただ、それは自分が知っているんじゃなくて、人に言われて(例えば出歩いた記憶のない時間・場所で見かけたよとか、人殺しについて後日警察から尋ねてこられたとか)で薄々勘づいてるって可能性が高い。

 

中盤の「そんなありえない〜ニセモノ」より、以前にも同じように自分の言ってることを信じえもらえない、もしくは身に覚えのないことを言われ傷付けられ責められたことがあったんじゃないかと思う。

全然気付いてなかった、全く知らなかったと言うには無理がある。

 

 

 

ボイスドラマ John Doe より

 

John Doe の意味を調べたら「名無しの権兵衛」だって…なるほど。

 

なんでミコトはエスに直接攻撃できたんだろう。

囚人から看守への攻撃はできない、それは遵守されているようだし、実際にコトコが手を出してもその拳は届かなかったから、別にそのシステムが壊れたわけではなさそう。

唯一、あのときのミコトが他のみんなと違ったのは「別人格が手を出した」というところ。

ミルグラムに収監されたのは榧野尊であり、ミコト(裏人格)ではないからミコトからならエスへ手を出せた?

だとすると面白いなと思う。そして二重人格説がほぼ確定できる。

 

ただこれ、かなりの危険因子だよなあ…。

ミコトはそもそもが凶暴さを司る人格なようだから、エスは今後も問答無用で殺される可能性がある。それに囚人同士での争いがあった時、殺しに慣れた様子のミコトが手を出してしまうと高確率で死人が出る。

コトコはまた別なようだけど、ほかの人たちは恐らくそこまで身体能力に長けてない。自殺に追い込んだり弱った人を殺したり、やってきたのはその程度で、真正面から人と殴りあって勝てそうな人は少ない。

ミコトであればエスにも手が出せる、さらにめちゃくちゃ強い。ここが今後にどう影響するかな。

 

コトコちゃんの「筋肉量からは想像もつかない打撃の重さ」ってのがかなり気になる。別人格になるとそういう事もありえるのかな。でも基本的な身体の造りは同じなのに。

 

と思って調べたら、どうやら有り得るよう。

人格が入れ替わることで体格や持病、視力まで変わるらしい。

ここまで来ると多重人格説は確定にしていいかな。たぶんただの二面性の演技でそこまでにはならんでしょ。

 

フータの小心者なところが完全にバレてるのはおもしろかったな。そしてカズイとかシドウが「人殺ししそうな人」に分類されてるのは驚いた。

それは人間性を見てなのか、体格や筋肉量からなのか。

ミコトは自分が理由なんて特になく人殺してるから、他人もそうやって人殺してるって思ってる可能性はある。

ムカついたから殺すのが当たり前、みたいな。

そしてその場合、自分の身体能力に頼ることがほとんどだから、体格的に「人を殺すほどの力を持っていそうか否か」で「人殺ししそうか否か」を判断してるのかもな。

 

性格的なものを判断基準にするなら、カズイとかシドウはどちらかと言えばやりそうにないと思う。個人の解釈だけど。

まぁミコトも「ワンチャンあるかも」って言ってるからね。本当に彼らが人殺しだとはあんまり思ってないのかな。

 

個人的にすごく印象的だったのは「悪いこともしてない」って言い切ってること。「人も殺してない」までは分かるけど「悪いことをしてない」ってなかなか言えなくない?

どんな人間だろうと、20年以上生きてきて一切の悪事を働いてない人なんていないと思う。その悪事に大小の差はあれど、自分から見ても周りから見ても完全な善人なんていないでしょ。

 

咄嗟に出てきた言葉と言われればそれまでだけど、だとしてもミコトの中に「悪いことを一切してない、コツコツ普通に頑張ってきた自分」が理想像としてあるのは間違いないと思う。それってかなり危ない思考だよね。

自分で自分に完璧を求めてる。逃げ場がない。

そういう完璧主義なところが別人格を生み出す引き金になったのかもしれないな。

エスに解離性健忘について言及された時も、どんなにその話が理にかなっていても自分に都合が悪いことは認められないって様子が目立ったし。

自分の理想、世間の理想、普通から外れた道を歩むことは考えられない、許せないのかもしれない。それはとてもつらい生き方なんじゃないかと思う。

 

あと「苦労して憧れの会社に入ったばっかり」ってのも引っ掛かった。

エスのアンダーカバーMVを見た時から、ミコトはブラック企業勤めで、それがきつくなって上司を殺したんじゃないかと思ってたのね。だから「憧れの会社」ってところがどうにも。

それはそう思い込みたいだけなのか、都合のいいことだけを記憶して、憧れの会社がブラック企業であったことを記憶から消そうとしてるのか。

まぁわたしのアンダーカバーMVを見て感じたことが見当違いな可能性も十二分にあるけど。

 

 

 

まとめ

 

・多重(少なくとも二重)人格である説はほぼ確定

・裏人格である間の記憶はない可能性が高いが、そういう演技をしている可能性も捨てきれない

・裏人格からならエスへの攻撃が可能

・裏人格は身体能力もかなり高い

・理想や普通、善人に固執する様子が見られる

 

コトコの言う通り「裏人格の犯した罪は主人格が責任を持つべきなのか」っていうのは非常に難しい問題だと思う。

だけどわたしは、それも主人格の責任だと考える。

 

記憶もない罪を被せられ、自分の中にいる他人のせいで罰を受けるのはとんでもなく理不尽な仕打ちだけど、でもじゃあ主人格がその罪を負わなければ他の誰が償うんだろう。

その人の中にいる以上、裏人格も彼の一部であることには変わりないのではないかと思う。

もし彼が弱くて醜い自分を認められていたら、自分に凶暴な部分があることを認め、早々に治療へ入っていたら、きっとこんなことにはならなかったはずだ。

裏人格が生まれてしまったのはそれを怠った、素の自分を認められなかった表人格のせいでもあると思う。

もちろんそうさせてしまった周囲の環境にも問題はあると思うけど。

 

ということで、わたしはミコトの罪に対して赦さないという判断をしたい。

 

これもまたかなり意見が割れそうなヤツだなあ…。

 

 

 

追記

 

8/18追記

YouTubeのコメント欄で1番サビに出てくるタロットを特定してる方がいました。結構おもしろかったです。

ただ「平気で嘘をつく」がめちゃくちゃ引っかかる。嘘ってことはやっぱり多重人格のフリをしてるのか?これはどっちが本当か分かんなくなってきたな。

MVでは僕とボクだったけど、ボイスドラマでは凶暴になった時に俺って言ってるんだな。

これは見つけられてないもうひとつのミコトが存在してる可能性がある。

二重人格には収まらなかったかな。

俺が暴力的なミコト、僕が表で活動するミコトで、ボクは何だろう。

 

そういえばMVの方で少し気になってたことがあって。俯瞰的に落ち込んだ自分を見たすぐあと、血を洗い流しに風呂に入ってる。しかもそこの曲調は穏やかで表ミコトのパートと思われるもの。

 

この裏ミコトが犯した罪を後片付けし、表ミコトとの間を繋ぐ役として働いてる「ボク」という存在がいたのかもしれないな。

裏と表の間という存在なら、表の曲調で裏の画ってのも納得出来る。

さらに「ボクが僕を救う」のは裏でやってる事を表に悟らせないよう働くから、表の善良な心を守り救うって意味だったのかも。

 

8/24 追記

ミコトはMV中で利き手が変わってるんですね。そして髪型も。そのことについて考察されたツイートを見て思ったことを少し。

 

ミコトの利き手も髪型も人格により変わると仮定した場合、利き手と髪型の組み合わせにより少なくとも4人以上の人格が示唆されてる。でも一人称から推定される人格数は3人。
ここを踏まえて、わたしは示されている利き手について、注意すべきものとスルーすべきものがあると思う。

 

物(下ろしたバットやゴミ袋など)を持つ、扉を開けるっていうのは利き手には由来しない、言わばどっちの手でもできる動作な気がする。

実際、生活をしながら少しだけ意識してみたけど、これらの動作は空いてる手や近い手で行うことが多かった。

つまりこの辺の動作に関して、利き手云々は考えなくても良いのではないかと思う。

 

それに対して、利き手として認知すべきものとして挙げられるのは

①殴った時のバットの持ち方

②「かわりばんこ脳を揺らせ」で頭に当てられる手

③各場面でのタロットカードを持つ手

④最後に殴り掛かってくる手

これらは大抵の人間が基本的に利き手で行うと思われる動作。(殴ったりするのはわざと利き手とは違う、力が乗せやすい方でやる人もいるが、そこはひとまず例外とする)

 

そして、これらに関してミコトの手の対応は①右②右③左右どちらもあり(前半に右、後半に左が集中)④右である。

 

①④より暴力的な俺ミコトが右利きということは確定で良いと思う。

 

②について、これはTwitterでフォロワーさんが考察されていた事なんだけど、ここの歌詞はボク(中立)が僕(表)と俺(裏)に対して言った言葉なのではないかと。

ボイスドラマを聞くに、僕は少なくとも俺の存在を知らない、もしくは夢だと思い込んでいるようだった。つまりここで僕からこの歌詞が出てくるのはおかしい。だがボクなら、中立として立ち回っていた彼なら、この歌詞にも納得がいく。

よって、ここでボクは右利きと仮定する。

 

そうなると残る③で出てくる左利きが僕ということになる。

左利きが持つタロットカードはどの場面でも伏せられたままなのも、僕の現実を見ようとしない性格に重なるように感じる。

ただそれだと、主人格であるはずの僕が心象のMVでほぼ出て来てないことになるんだよなあ…。

そういうのはありなのか否か。

 

まぁ3人合わせての心象だとして、さらに殺しをしてたのが俺、その証拠を隠蔽してたのがボクだと考えると僕が出てこなくても不思議ではないか。彼は殺しには全く加担していないことになるんだもんな。

 

そしてここまで来て、髪型はあんまり気にしなくていいのかな?と思った。特に分け目なんて動きによって変わるし。

人格と言うよりは、彼の心を指してるのかも。目全隠し前髪のときは人に見られたくない、何も見たくない、みたいな。髪型によって心の闇を暗示している部分もあると思うし。やっぱり目が見えないと怖い印象あるからね。

 

ということで、やっぱりミコトの人格は3人でいいんじゃないかと。

もちろん見える映像の全てに意味があるレベルに情報量があるコンテンツなので、全ての場面において利き手で行動している&髪型によって人格が違う(つまりめちゃくちゃ人格数あることになるんだけど、そこも含めてのミコトのやばさなのかもしれない)可能性も捨てきれないけど。

 

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

また何か気づいたことがあれば追記していきたいと思います。

 

ミルグラム 考察記事まとめはこちらから

 

 

A3! メインストーリー 第11幕 ACTING ON MY OWN 感想

 

 

A3! 第11幕を読んだ

感想としては「摂津万里…!!」と、このひとことに尽きる。どこまでかっこよくなるんですか貴方は。

だけどせっかくなので、もう少しだけ掘り下げて書いていきたいと思う

 

 

まぁ案の定というか何というか

とてつもなく面倒なことになっているなというのが、正直なところではある

 

欲しいものが手に入らなかった、だからそれを手に入れた人を陥れてやる

MANKAIカンパニーより自分たちの方が優れているのに、八角さんに本を書いて欲しかったのに

そんな理由で周りまで巻き込んで、自分の思い通りに駒を進めようとする

まるで幼稚な行為だと思う

だけどそれはA3!のストーリーを通して描かれてきた悪の姿でもある

 

初期に悪として登場したレニさんも「舞台の上で美しく咲ける人間は限られている」「幸夫さんは舞台に立つべき人間だ」「幸夫さんに戻ってきてほしい」

ただその気持ちと目的のためだけに、幸夫さんと創った、幸夫さんの思いを継ぐMANKAIカンパニーを否定し、対立するようにGOD座を創って導いていた

 

結局は悪の原動力なんて、利己的で排他的なものでしかないのだろう

少なくともA3!の世界では、悪を悪たらしめる理由はそういうところにあるのだと思う

そうでなくなった、MANKAIカンパニーの在り方を認められたレニさんは善人サイドへと移ってきているし

 

 

天立さん、最初出てきた時すっごく嬉しかったんだけどな

咲也くんを演劇の世界へと導いてくれた人

ある意味で、彼もMANKAIカンパニー再興の一端を担った、カンパニーの恩人だと思う

 

彼は咲也くんに「俺が役者になれたのは貴方のおかげです」と言われて、本当に、一欠も心動かされなかったんだろうか

もうそんな柔らかい心は失ってしまったのだろうか

 

どうしようもなく幼稚な悪人だけど、やっぱり私はA3!に毒されているので、演劇を好きな人間に悪い奴はいないと思いたい

天立さんが未だに本当に演劇を愛しているのかと問われれば微妙なところではあるけど

 

公演が終わった後の楽屋での様子とか見てても、すごく威圧的で機械的だもんなあ…

それは果たして、上へ行くにつれて身に付けざるを得なかった冷酷さなのか、そういう機械的な造り方しか知らないのか

いつも最適解が分かってる、みたいな話してたから、そこに感情の入る余地なんてないと思ってるのかもしれないな

咲也くんが劇団百花と出逢った時の芝居にしても「あれが最適だと思ったからやった」と言われてしまえば情緒の欠片もない

それでもたくさんの人の心を動かし、咲也くんの人生を変えるほどのパワーの宿る舞台を作り上げているのはすごいと思うけど

 

生まれてこの方、演劇に夢中になったことなんてない。ただ最適だと思った通りにやったらいい結果を残せて楽に上まで登り詰められたからそのままずるずると続けてるだけ。とか言われたらもう救いようがないな

まぁ世の中善人ばかりではないから仕方がないと言われればそれまでだけど、やっぱり演劇を題材にしたコンテンツである以上、そこに関わる人は基本的に善人であってほしい

そう思うのは、造物の世界に甘えているのだろうか

 

どんな結末にせよ、MANKAIカンパニーの芝居を見た天立さんが何を感じるのか、彼の行く末がどうなるのか

しっかり見届けたいと思う

 

 

 

 

今回、11幕全体を通して物語の中心にあった「原体験」というもの

私はこれを、あまり大切なものだとは思っていない

もちろんあるに越したことはないし、そういう経験をしているというのはとても素敵なことだと思う

辛くて苦しくて折れそうになった時、自分をもう一度奮い立たせることが出来るような原点を持つ人間は強い

だけど、そういうものがないからといって劣っているのかと言われれば、それは違うだろうと思う

原体験がなくとも、演劇に対する揺るぎない思いは本物だ

そしてその思いさえあれば、どこまでだって走り続けていられる

 

そんな中で、万里くんが秋組のポートレイトを原体験と言ってくれたことは個人的にとても嬉しかった

自分が主演を務めた旗揚げ公演ではなく、みんなのポートレイト

あそこから自分の役者としての人生が始まったのだと言われた気がした

あんなに「俺が俺が」で、周りの全部を下に見ていたような子が他者を見上げ、追いかけ始めた瞬間だったのだと思う

 

 

そしてもうひとつの柱であった「演劇でなくてはならない理由」

 

人生は選択の連続だというけど、その一つ一つに対して「どうしてその選択をしたのか」「何故それでなくてはならなかったのか」を答えられる人間なんてそういないと思う

たまたま小学生の時に出逢ったものが、ライバル視していた人が始めたものが、尊敬する兄がやっていたものが、一目惚れした人に誘われたものが、演劇であっただけだ

たしかにそこに「それでなくてはならない理由」はないけど、でも今更ほかの生き方を考えられるはずもない

そのくらいには演劇というものに魅せられ、愛情と熱量を持って向き合っている

 

結局カブトは何を求めていたんだろうか

彼だって、父親が演劇に関わる人間でなければ舞台に立つことはなかったかもしれないのに

「俺には演劇しかない」と言っていたけど、探せばもっと別の生き方もあるだろうに

 

「そうでなければならない理由」なんて、誰にも説明できないような気がする

万里くんが何度か引き合いに出していた咲也くんでさえ、あの時に傍にあったのが演劇でなかったら、今こうしてMANKAIカンパニーにいることもなかったかもしれない

そういうたくさんの可能性がある中から演劇を選び取っているのは事実だけれど「他のものじゃダメなの?どうして?」といわれて「演劇 "だけ" が〜だからです!」と自信を持って答えることができる人なんているのだろうか

 

そもそもMANKAIカンパニーにいる人たちの大半が「演劇がやりたくて」来たわけではないし

もちろん今では芝居も、そこで出来た仲間も大切にしてくれているけど、最初にカンパニーに足を運んだ理由が「演劇がしたいから」であった人間なんて少数だ

 

そう思えば、本当に奇跡のような空間なんだな

別々の人生を歩んでいた24人が、バラバラの理由で集まって、同じ夢を追いかけてる

改めておもしろいなあと思う

 

願わくば、こんな奇跡みたいな日常をずっと追いかけていたいけど、10幕で示された通り永遠なんてものはないのだ

だからといって、それが哀しいことばかりではないということはもう分かっているけど

 

10幕の「永遠なんてない、それでも」を経ての今幕「一瞬を永遠に」というのはとても良いなと思った

いつかは来ないかもしれないし、永遠に今が続くことはあり得ない。それを知ってる彼らは強い。動くべきところで動く

今は永遠ではないけれど、今ある想いをこの先に残すことはできる

A3!のこういうところが好きだなと思う

 

メタ的な読み方をすれば、今回まだ時期尚早、ずっと永く続いて欲しいと願うファンたちの中へ "終わり" を持ってくることへの意味付けとも取れる

たとえそうだとしても、上手い持って行き方だなと思った

 

 

 

 

正直わたしは、フルール賞を目指して動いていく、めちゃくちゃ大事なこの時期に、監督という立場にあるいづみちゃんが私用と劇団とを天秤にかけるのは如何なものかと思った

監督がそんなんで良いのかと

 

だけど真澄くんの言葉で、それらのモヤモヤは一気に晴れた

これは、MANKAIカンパニーのおかげでもう一度家族と向き合うことができた彼だからこその言葉だったと思う

家族と向き合って、その大切さを知って、さらに大きく成長した真澄くんだからこその説得力

 

たしかに、大切なものがひとつである必要はないよね

家族もMANKAIカンパニーもどっちも大切でいいし、立花幸夫の娘としてのいづみちゃんも、MANKAIカンパニー主宰兼監督としてのいづみちゃんも両立してていい

 

それにいづみちゃんの原体験は父親だ

芝居もMANKAIカンパニーでの監督業も、父を追って始めたこと

終わりに向かっていく今、その原点に立ち返るのはとても大きな意味があるのだと思う

 

 

 

 

にしてもまさか万里くんが演出側に回るとは思わなかった…

本当に初期からは考えられない成長ぶりだな

俺が主演だ!つって喧嘩してた頃が嘘みたい

自分の経験のために主演を名乗り出て、裏方である演出を経験したいと言い出して

 

最初に演出助手をやるって聞いた時、流石に負担が大きすぎないかと思った

もちろん「役者としてやっていく上で価値があることだと思うからやる」っていうのは本心だったと思うけど、やっぱりそこには多少なりともカブトへの対抗心があったと思う

あいつに出来て俺に出来ないはずないとか言ってるし

そこに潰されてしまわないか不安だった

 

監督不在の時とか、結構危うい場面多かったしね

 

でも彼は、最初っから十座くんへの対抗心で入ってきて、それをうまいこと糧にして歩んでいた

今回もそういう強みをしっかり活かしてきたなという感じがした

逆境に思えて、危うく思えて乗り越えてしまう

ほんっとかっこいいんだから…

 

カブトに「演技指導特になし」って言われても、喜んだり鼻を高くしたりするのではなく悔しそうな顔をして、食い下がるのもすごく好きだった

今までの彼なら「ほらな、俺天才だし」みたいなことを言ってたと思う

でも、そうじゃない、もっと上へ行きたい、何でも良いからアドバイスをくれよと食っていけるのは強い

成長したなあ…(n回目)

今回の「優等生をやめて、殻を破って120点になる」っていうのは、何もかもを楽にこなして、いつもしっかり周りが見れてる万里くんだからこその壁で、彼を真ん中に据えたことの意味が際立ってて良かったなと思う

 

ここで明らかになったカブトくんの全体像、まあなかなかにやべえやつだったな

遅刻はするわ態度は悪いわ愛想はないわマジサイアク

普通ならどんなに技量があっても性格これじゃなぁ…となるんだと思うけど、そうではない、他の部分がどれだけクソでもその技量だけでみんなに認められ、尊敬されてるってのが面白いなと思った

 

わたしの中では一生「掴めない男」のポジな気がするけど(志太とかも自分の中ではこのポジ)

あとお前、何だかんだちゃんと他人の能力も認めれるいいやつなのは分かったけど、万里くんは渡さねぇからな!!って叫んだ(モンペ)

引き抜こうとするんじゃありません!

 

 

 

 

こういう成長や自分の道を見つけていくストーリーでは、主人公を高校生に当てられることが多い

だけどA3!では中学生から大人までたくさんの人がいて、24人分それぞれの人生を歩んできてる

だからこそ、大学生にもそういう経験をさせてあげられる

支えてくれる大人がたくさんいるからね

そして悩んだ時、いろんな人の話を聞くことができる

これはストーリーとして、A3!のとても大きな強みだなと思った

実際、本当に将来が見え始めるのって大学生くらいからだと思うんだよ

中高でなりたいものを決めて大学に進学するけど、現実的な将来ビジョンが見えるようになる、考えられるようになるのはその頃からなんだなと、今、自分が大学生として生活しながら思ってみたりする

だからこそ、今回の話はかなり寄り添いやすかった

 

 

 

 

 

Re:Re:ポートレイトにはボロッボロに泣かされた

しかも万里くんが泣くとは思わん…ダメ…

ポートレイトとは言っても、しっかり観客への語り口調なのが良かったな

他のみんなは自分自身との対話って感じだったから余計に

 

何を捨ててでも舞台の上で芝居を続けたい、ではなくて、仲間との生活も、MANKAIカンパニーの評判も、全部全部守りながら、その上で芝居 "も" 大切にしたいっていうのがいいなあと思った

大事なものは、ひとつじゃなくていい

全部大事に抱えていていいんだよ

 

「演劇じゃなきゃダメな理由」なんてわからない。でもそれでいい。ただここで芝居がしたい、その気持ちが最大の理由になる

 

とってもかっこ悪くて最高にかっこよかった

改めて「摂津万里」という男が、役者が大好きだと感じた

 

本当に、摂津万里という人間がMANKAIカンパニーの、秋組の一員でいてくれて良かったと心から思った

万里くんがみんなと出逢ってくれて、みんなが万里くんと出逢ってくれて本当に良かった

万里くんの、みんなの「弱さを見せてもいいと思える相手」「同じことを同じ熱量で共有できる相手」がカンパニーの仲間であることがとても嬉しい

そして、そんな素敵な出会いと彼らの成長を間近で見せてもらえていることがとても幸せ

A3!に、摂津万里という人間に、MANKAIカンパニーのみんなに出逢えたことがとんでもない幸福なのだと思う。ありがとう

 

 

その前後、みんなが万里くんへ少しずつ手を差し伸べていてくれるのもすごく良かった

とくに太一くんたちとカラオケに行くあたりからもう涙が止まんなくてな…

 

万里くんが過去にやってしまった悪いことも自業自得的にその身に返ってきてしまったけど、彼がカンパニーのみんなに渡してきた優しさもちゃんと返ってきているんだと感じられた

いろんな人に愛されてるんだよなあ

それは万里くんの人柄の成したもので、彼が今まで人にしてきたことの鏡写しだと思う

 

104号室組も、初期みたいにただ突っ掛かるだけの喧嘩じゃなくなったしね

もちろん変わらずそういう部分もあるけど

 

変わっていくもの、変わらないもの、その全部が愛おしい

 

 

 

 

今回は最推しメインということもあり、とっても長い記事になりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました!

第12幕も楽しみにしています

 

A3!はいいぞ!

 

 

 

ŹOOĻというアーティスト

 

 

REUNIONのダイジェストを見て、改めてあの夜の興奮を思い出す。

たった3曲、ほんの15分かそこらの時間で、ŹOOĻというアーティストに魅せられた。

 

あの場の、あの日のライブに参加していた者の一体何人があの光景を予想出来ただろう。

 

拮抗のクォーターというケアが施されていたとはいえ、あの頃の彼らはまだ明らかに "ヒール" で、TRIGGERを愛し、アイドリッシュセブンを愛していた私たちにとっては "敵" であったと思う。

 

ŹOOĻがしたことは本当に絶対、死んでも土下座しても許されない。

人ひとりどころか、3人分の人生を潰し、さらには彼らを取り巻いていたファンや仲間達までもを突き落とした。しかもとてつもなく身勝手な理由で。

彼らにもそう至るまでの理由があったというのは拮抗のクォーターで知ったことだけど、そんなのは言い訳にはならないと私は思う。

自分が苦しかったからといって、他者に苦しみを与えていい理由にはならない。

 

彼らのしたことは、人として最低だと今でも思う。

だけど、それでも彼らŹOOĻのことが嫌いかと問われればそれは違う。むしろ一番人間くさくて大好きだ。

アイドリッシュセブンのみんなも、そして現実世界に生きる私たちでさえも、ŹOOĻと同じ道を歩んでいた可能性は十二分にある。だからこそ嫌いになんてなれない。彼らは別の過去のIDOLiSH7であり、TRIGGERであり、Re:valeであるのだから。

ただ一歩間違えただけで、だけどその一歩が何より重いものだった。

 

それに、最初に歌を聞いた時から彼らのファンになることは薄々分かってた。

音楽を愛していないしファンも見えていない。メンバー間には絆もなく、ただ同じモノに対する恨み辛みだけで立っているのに、あれだけのパワーで歌える。それはすごいことだと思う。

そんな彼らが、自分たちやそのファンのために真摯に、本気でアイドルという職に向き合ったとき、きっととんでもないことが起きるんだろうと思った。

 

だけど、そんな "とんでもないこと" はあの世界では起こらないだろうと思っていた。

恨みや辛みは、一時の爆発的なエネルギーに過ぎない。時間が経てば拗らせるか消えるだけだし、どんどん虚しくなるだけ。そんな一時の感情で危うく成り立っているŹOOĻに先はないと思っていた。

 

なのに、REUNIONでその "とんでもないこと" を見せつけられた。

 

後付けのようにŹOOĻの出演が決まった日、マネージャーはみんな、かなり困惑していたと思う。少なからず非難の声も見えた。私も複雑な気持ちだった。

彼らの音楽は好きだし、彼ら個人のことも(拮抗のクォーターを知っていたから)かなり好きだった。

でも、彼らがTRIGGERやその他大勢に向けてしたことも含めて考えた時、ŹOOĻがみんなと共にステージに立つことを認められるのかと言われればそれはまた別の話だ。

今がどんなに良い関係でも、当事者同士が和解していても、とてもじゃないけど納得できない。やったことも犯した罪も一生消えない。それだけの事を彼らはやっている。

 

アイドリッシュセブンの運営には多大なる信頼を寄せていたけど、この時ばかりは何を考えているんだ、と思った。不信感すら抱いた。


しかし、誰からも歓声が上がらず、真っ暗な海の中で歌う。あまつさえ、ブーイングが起こる。そんな惨事が予想された中で、ŹOOĻはそれらを全て裏切った。彼らは自分たちのその実力で、あの場を湧かせた。
あんなに凶器的な力をぶつけられて黙って座ってるなんてできるはずない。ŹOOĻの持つパワーに、あの会場にいた人たち、そしてライブビューイングを見ていた者たち、さらには今ダイジェストを見ているこの瞬間の私たちの心が突き動かされた。


それは奇跡に似ていて、まるで違うものだと思う。奇跡だなんて稀有なものではなく、あれは確かに彼らŹOOĻが創り出した光景だった。彼らの本気のパフォーマンスで約束された景色だった。

 

あの夜の、あの瞬間の高揚を私は一生忘れられない。

 

今になってみれば、何を勘違いしていたのだろうと思う。IDOLiSH7もTRIGGERもRe:valeもŹOOĻも、みんなあの場には「アイドル」として立っていたのだ。

あの煌びやかな衣装を纏った時、彼らはもう個々人ではなくなる。したこと、されたこと、それまでの背景の一切を置いて、ステージに上がってくる。

そこに、本来ならファンである私たちが知る由もなかったはずの裏側の話を持ち掛けるのはなんて不誠実だろう。

 

TRIGGERとの和解を経て、ŹOOĻが新たに達した新境地。その成長ぶりを私たちはただ黙って感じていれば良かった。時に表面しか知らない者としての見方も大切なんだと感じた。

 

たとえ裏側を知っていたとしても、彼らを忌み嫌っていたとしても、まるで抗えるようなパワーではなかったけれど。

 

ŹOOĻに好意的ではなかった人達さえも立ち上がらせて、その手に治安の悪いカラーのペンライトを握らせていく。

あれもある意味での訴求力であったと思う。あまりに暴力的な、思わず体を動かして声を張り上げたくなるようなパワーが、あの夜のŹOOĻのパフォーマンスにはあった。

 

そしてそれは、演者さんたちが、どんな非難の中でも自分たちŹOOĻのカラーを曲げないという強い意志を持っていてくれたからだと思う。

 

初めは確かに恨み辛みで繋がった危うい関係であったかもしれない。だけど今の彼らはもう違う。

自分たちの犯した罪を知り、その業を一生背負っていく覚悟がある。それは罪を犯した者としての当然の罰だということを、彼らは他の誰より真摯に受け止めている。

誰に反発されようと、嫌われようと、それは自分たちの撒いた種だ。

そんな強い覚悟を胸に、それでも逃げないで音楽に、アイドルという職に、ファンに向き合い続けると決めたŹOOĻがかっこよくないはずがない。そんな人達に心動かされないわけがない。

 

あの日、ŹOOĻに見せられた景色を、あの気持ちを、私は一生忘れられない。

私がŹOOĻというアーティストに魅せられた瞬間だった。

 

 

MILGRAM ーミルグラムー 第1審 アマネ 考察

 

 

DECO*27×山中拓也×OTOIROによる視聴者参加型楽曲プロジェクト「MILGRAM ーミルグラムー」

 

今回は囚人番号008番・桃瀬遍について考察する

 

ー目次ー

 

基本情報

 

12歳 / 女 / 144cm / O型

6月27日生 / かに座

 

ミルグラムの中では最年少。大人びた性格をしており、冷静で礼儀正しい。ミルグラムという異常な状況に動揺するそぶりすら見せない。囚人たちの中で起こる諍いにも参加しようとする意志はあまりない。大人びた言動とは裏腹に神様の存在を強く信じていたりと子供らしいピュアさがうかがえる。

 

 

 

おまじない MVより

 

最初は虐待かな…と思ったけど、最終的には宗教的なもので洗脳されていたんじゃないかと考えた。

根拠としては、アマネ以外にいろんな性格の人が出てきたのが大きいかな。最初はそれも、アマネの中の感情的なものかと思ったけど、どう見てもアマネと手を取り合ったり共に頑張るというよりは、外から監視してる感じが強かったんだよね。すごく威圧的。

あとはアマネは年齢に比例した身長と体型だし、少なくとも下肢には痣や傷などが見られなかったから、虐待の可能性は低いと見た。

 

そして「おまじない」という曲名と、度々出てくる「神様」「誓い」という単語、怪我をした人に対して、正しい処置をするのではなく祈りで治そうとするあたりから、宗教的なものとの関連を考えた。

 

緑のキャラクターから教えられた規則正しい生活、黄色からの募金活動、青からの歌(聖歌のようなもの?)これらは全てその宗教内での教えだったのかな。

ピンクだけ何を象徴してるのか分からなかった。耳の辺りに絆創膏のようなものが付いてたから、救護・人助けみたいな感じかと思ったけど、怪我したネコのことを祈りで助ける(≒見捨てる)って判断したのがピンクだったからな…。それも、ずっと前から定められた教えというよりは今思いついたって感じだったし。

 

幸せの指切りというのは宗教の教えたちのことで、それを破ると厳しい罰が待っていた。だけどそれさえも、愛なのだと刷り込まれていた。「いい感じって思います」ではなく「思えます」なのは自分に言い聞かせてる感じがある。強制してる感じ。

教えを守ることを神に誓わされ、それを全う出来れば良い子として褒められ、出来なければ悪い子として罰を受けて来たのかな。

 

怪我をしたネコを周りの人たちは祈りで助けようとする。しかしそんなもので傷が治るはずもなく、見かねたアマネが手当をすると、信者たちはそのアマネの行為を教えに背くものとして厳しく罰した。

それによってアマネは入信完了。魔法少女への変身はその比喩だろうな。2:40とか、完全に目がおかしいし。 そうして遂に「守ってくれるいい子には ちゅっ」をする側になり、周りの信者たちとも手を繋ぐ。

 

最後のテレビ越しにそれを見てる死んだ目のアマネは何なんだろう…。完全入信したなら、あんな風にはならないだろうし…洗脳されてることを表してるのかな。

本当に宗教的なものに洗脳された人なんて見た事ないから何とも言えないけど、そういう人たちってもっと楽しそうなものかと思ってた。

だから最後のアマネにはちょっと違和感。

洗脳されてる最中のアマネかなあ。

 

アマネでいちばんよく分からなかったのは、ヒトゴロシの定義。誰を殺したんだろう。

アンダーカバーのとき、アマネは棒状のもので人を殴って殺したように見える。

これは、洗脳されてから、怪我をしたネコに留めを刺したとも考えられるし、入信したあとにその宗教の教えに従って人殺しをした可能性もある。

でも心象に人殺しからかけ離れた場面が映るとは考えにくいから、やっぱりネコかな。

 

 

 

尋問内容より

 

Twitterでの公開分しか見てません

 

・勉強は得意

・父を尊敬。しばらく旅に出ているが、それは名誉あること

・足りないものはない

・Q. 家族はお前を誇りに思っているか? A. もちろん

・遊園地は行ってはいけない場所

・Q. 自分が好きか? A. 良い子だと思う

・感情も倫理も瑣末なこと

・家族は父と母と私 "でした"

・肉は食べない

・今会いたい人は父親。頑張っていることを褒めて欲しい

・明日地球が滅亡するとしたら、やったことないことをやりたい

・人殺しについては「当然の義務」

 

父親について考えたことが2つあってですね。

1つは普通に両親が離婚したということ。母親がそれを隠すために "旅に出た" と偽っているのかな。宗教に繋がったのも、母親が離婚をきっかけにのめり込んだ可能性が高い。

もう1つが、父親=ネコであったということ。つまりアマネは父親を殺したのではないかと。これは有り得ないでほしいけどな…。たとえばこの宗教が死んだことを「神様に仕えに行った」とかいう思想だとしたら、名誉ある旅という表現にもなるのかなと思う。尋問内容書き出しててここに考えが至って、ゾッとした。

 

アマネにとっては倫理も感情も瑣末なこと。宗教の教えだけが全てなんだろうな。だけどやっぱり、多少なりとも嫌悪の気持ちはあるのかも。「明日地球が滅亡するとしたら?」という問いに「やったことないことをする」と答えているところから、宗教に縛られない生活を望んでいるようにも見える。

 

 

 

ボイスドラマ 使徒と死と より

 

想像の500倍はやばい子だった…。最初はまるでAIみたいに単調な喋りなのに、エスの考えが自分に寄ってると分かった途端ビックリするほど感情的に喋り出すんだもん。狂気すぎる。

 

「私たち」「我々」という言葉からも、宗教団体的なものの示唆が伺える。アマネの中の人格を指してると考えることもできるけど。

 

特技が早寝早起きで趣味は勉強って、ほんと何者?いい子通り越して怖いよ…。

 

エスに「お前の家に生まれないでよかった」と言われた時、少し悲しそうにするのは何なんだろう。両親が好きだからそんなふうに言われて悲しかったのか、自分もそう思っているから、素直にそれを口にできるエスが羨ましいのか。

でも両親が好きなんだったら、もうちょっと反論してきそうな気もするけどな。アマネなら。

 

この子、なんとなく解離障害っぽいところあるんだよね。自我がすごくあやふや。何が怒りのスイッチなのか、何をしたら悲しませるのか、何故あんなに高揚していたのか、分かりやすいようでその実、不透明な部分が多い。一貫性がないというか。

それは私とはかけ離れた "宗教" というものと繋がりが強い子だからそう感じるのか、そもそもアマネがそういう子なのか、はたまた一般的に自我が未発達とされる年齢故の曖昧さなのか。

 

カズイは向こうが故意的に本心を読み取らせないようにしていることで、真意を知ることが難しいと感じたけど、アマネはそういうつもりはない。むしろ自分に正直に、己が心の向くままに話してるのに、読みづらいと感じた。つまり、アマネの本心は見えるのに本質が見えない。どういう子なのか、全く分からない。その噛み合わなさが不気味だった。

カズイとは別ベクトルで難しい。

 

ただ、彼女の中で、自分の人殺しは自分の中の信念に基づき、自我が確立した中で行ったものであるということは確かで、それを「お前の本心ではない」と軽んじられることを屈辱的に思っている。

つまり、「アマネは幼少で、宗教は親からの教育で入れられたもの。そこにアマネの意思はなく、むしろアマネは被害者であると言える。」と判断されることは、彼女にとって疎ましいことこの上ないのだと思う。

 

あくまでもアマネはアマネの意思で、宗教の教えに従っているのだと、他でもない彼女自身が言っているのだから、それを周りの人間が否定してしまうのは、確かに失礼なのかもしれない。

たとえ未発達でも、子供にだって意思はある。

 

 

 

まとめ

 

・アマネは何かしらの宗教的団体に加入していたのではないか

・その中で厳しくしつけられ、"良い子" になるために頑張っていた

・そしてその宗教の教えに従い殺人を犯した

・宗教に対する信仰心は強く見えるが、彼女自身がどういう人間なのかが曖昧

・宗教信仰も、殺人も、あくまでも彼女の意志によるものである。それを否定されることをアマネは望んでいない。

 

宗教観というのは、その人の大切な信念だと思うし、誰が何を信じていようと自由であると思う。

別にそれを否定するつもりはない。

だけど、アマネの住んでいたのは日本だ。そこには日本の法律というものが適応される。日本に住み、日本で宗教活動を行っていた以上、それは最低限守られるべきなんじゃないだろうか。

 

そこをガン無視かまして、「私は私の信念で人を殺しました。許してください」なんて言って、容認されるはずがない。そんなことが罷り通ってしまえば、秩序なんてあったもんじゃない。

それを通したいなら、それが通る法治の国へ行ってやるべきだと思う。

 

少なくとも日本でその罪を犯した以上、アマネは立派な殺人者だと考えたので、第1審では赦さないと判断する。

 

そしてアマネは自分の意思で入信し、殺したと自分で言ったのだ。エスと同じく、「あとから "子供だから" と泣いても遅い」と私も言いたい。

 

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

また何か気づいたことがあれば追記していきたいと思います。

 

ミルグラム 考察記事まとめはこちらから

 

 

 

MILGRAM ーミルグラムー 第1審 カズイ 考察

 

 

DECO*27×山中拓也×OTOIROによる視聴者参加型楽曲プロジェクト「MILGRAM ーミルグラムー」

 

今回は囚人番号007番・椋原一威について考察する

 

ー目次ー

 

基本情報

 

39歳 / 男 / 186cm / A型

8月5日生 / しし座

 

ミルグラムでは最年長。飄々としており、場を和ますための冗談を口にすることも多い。格闘技の経験あり。柔和で楽天的な人物のように振る舞うが、エスとの個別の面会では、まるで何かを観察するような目線でジッと睨みつけてくる得体のしれなさがある。

 

 

 

half MVより

 

バーの女性への浮気が1番考えやすいんだけど、奥さんらしき人が1度も取り乱したり怒ったりしてないし、むしろカズイと向き合った時に諭すように彼の肩に手を当てて語りかけてるのが引っかかる。

カズイが浮気を疑われたけど上手く言い逃れて、奥さんが信じてるからって言ってる風景にも見えなくはないんだけど、それだとなんか納得いかない。

 

そもそもバーの女性と会う時も指輪してるからな…本当に浮気心あったのかも怪しい。

本気で奥さんよりそっちに気があったなら、指輪くらい外していかない?

バーの女性に心が傾くのを感じつつ、奥さんへの申し訳なさなんかもあって外さないでいたのかな。

そこまで底抜けの善人には見えないけど。

めちゃくちゃ偏見でごめん。

でも何というか、カズイはただ綺麗で優しいだけじゃなくて、もっと人間味のある人だと思う。人間らしい狡さとか汚さをちゃんと兼ね備えてる人だと思うんだよね。

 

ここからは歌詞から詳しく考察します。

 

歌詞考察

 

以下、バーの女性にはカズイ以外の愛している人がいて、その人と上手くいかなくなったときにバーに来てカズイに相談に乗ってもらっているのではないか?という前提の元での考察です。

 

・「また会える呪いが 胸を縛る」

バーの女性とカズイは、彼女が恋人との関係に悩んだ時にしか会えない。なので、また会いたいと願うことは(大きく取れば)彼女と相手が上手くいかないことを願うということ。それを呪いという言葉で表している。

 

・「「またね」が」〜「聞こえた気がしたんだ」

彼女は「またね」と言って去っていくが、帰って相手と仲直りしてしまえばカズイは彼女とはもう会えないので、その言葉はカズイと彼女の関係が終わる可能性を示唆する言葉でもある。

 

・「あなたの心が」〜「あなたの側にいて」

彼女の心が相手ではなく自分に向いてくれたらと思うが、そんな事はありえないと分かっている。カズイが彼女から恋愛事の相談を受けていたのなら、彼女がどれだけ相手を愛しているのかも知っていたはずだから。

そんな分かりきったことを確かめて苦しむくらいなら、このまま良き相談相手として横にいたいと思っている。また、自分の彼女に対する気持ちが愛情なのかどうかを確かめて、届かない思いであることや、道徳に反する(妻がいるのに他の女性に惹かれている)ことであると知って苦しむなら、知らないふりをしていたい。

 

・「笑い合い」〜「初めからだろう」

奥さんと共に笑って過ごすことが幸せだと、これが愛情なのだと思って結婚したが、実際はそれよりずっと心惹かれる女性に出会い、本当の愛情を知ってしまった。なので奥さんとの結婚、そこに至るまでの気持ちは「ミスリード」であったと思っている。

ではどこでそのミスリードに引っかかってしまったのかと考えたときに、奥さんと出逢った時、周りの人より少し居心地が良いからと、それを愛情だと見誤ってしまったところからだろうと考えたのではないか。

 

・「正しさを教えてよ」〜「浮かんで消える」

他の人に心惹かれたまま、奥さんを騙して夫婦を続けることが良いのか、正直に話して別れるべきなのか「正しい」選択がどちらなのか迷っている。

1番望ましい状態である「奥さんを誰より愛している」という嘘は、自分に言い聞かせようとしても消えてしまう。

 

・「試したり」〜「伝わらないだろうな」

奥さんに対する言葉。最初の奥さんとのツーショットより、かなり物理的な距離があいてる。これはそのまま心の距離と取っていいと思う。カズイの気持ちは奥さんから離れていく一方だったんだろうな。

 

・「はみ出した」〜「いつも通りでいいよ」

例えばバーの女性にカズイの気持ちを伝えたとして、彼女もカズイが結婚していることは知ってる(彼女と会う時もずっと指輪してる)から、拒否されるだろう。だからいつも通り、良き相談相手でいるよということかな。

 

・「あれこれ思い出すことを」〜「揺れることを選んだ」

思い出しているのは奥さんとの日々。奥さんへの情がないわけではないのかな。1度は愛して結婚した相手だし。だけど結局、そんな過去の日々はカズイを留めるに足りず、それを捨ててまでバーの女性を想うこと(気持ちの秤は揺れること)を選んで、奥さんに自分の気持ちを正直に話すことにする。

そしてここで奥さんは優しくカズイの頬に手を当てるので、かなり穏やかに彼の申し出を受け入れたのだと思う。

 

・「隠し続けることを」〜「あなたには届かない」

しかし、この決断(奥さんに自分の気持ちを正直に話したこと)が後に大きな後悔を残すことになるので、本心なんて隠し続ければよかったと思っている。そう思うカズイの気持ちを不幸(素直に自分の気持ちを言えた方が良かった)という人がいるなら、その人にはきっとカズイの気持ちは分かってもらえないだろうという意味。

 

・「きっとずっと変わらないまま」〜「臆病なだけ」

奥さんとの間にある感情が唯一無二の愛情ではなかったことも、カズイが他の女性に心を寄せていることも、何も知らないで、付き合いたて、結婚したての頃のように変わらないでいられたら良かったと思うけど、そんな思いは自分にも相手にも素直になれない臆病なものではないのか。

 

・「ずっと前に諦めたこと」〜「臆病なだけ(2回目)」

ここで柵の手前にいた奥さんらしき人影が次の同じ場面では消え、赤い林檎が割れているので、奥さんは死んだんだと思う。おそらく身投げ。

ずっと前に諦めたこと、というのは2人が夫婦でいること。もしくは愛し合っていること。それは先の展開で、カズイがバーの女性に気持ちが傾いていることを正直に話した時に諦めなければならないことだと理解してもらっていたはず。それなのに、何故今更それを嘆いて死んでしまったのかという問い掛けかな。

 

・「確かめて」〜「幸せのミスリード

ここの「あなた」は最初とは違って奥さんのこと。カズイが自分の気持ち(バーの女性に気持ちが向いていること)を確かめてそれを伝えることで奥さんが苦しむなら、このまま(あやふや、halfなまま)奥さんのそばにいたら良かったという後悔なのではないか。

誰より近くにいてくれた奥さんなら、自分の気持ちも分かってくれるのではないかと思ったことがミスだったと思ってるのかな。

 

歌詞考察まとめ

 

結局カズイの浮気かなぁと。指輪を外さなかったのは、バーの女性にあくまでもあなたにそう言う気持ちはないよという意思表示をするためかな。少しでも恋心の鱗片を見せたら、相談相手にはなれないどころかもう二度と会えなくなるかもしれないから。

そしてやっぱり奥さんはカズイの浮気を知って、容認した可能性が高いと思うんですよね。だけど心の奥底で追い詰められて自殺したんじゃないのかなと。分かんないけど。

 

こんなの土台が決まってしまったら、そこに都合がいいように歌詞解釈しちゃうからな…。

例えばこれ、カズイが奥さんと政略結婚をさせられて、お互いに愛はないのだと思っていて、カズイが奥さんからの愛は諦めてバーの女性と少し親しくなってきた時に、奥さんがそれを見て、カズイは本当は彼女が好きだったのに自分と結婚させられたんだと思って、カズイの恋を成就させるために邪魔にならないようにと死んだ…とかの解釈もできるんですよ。

細かくすると長くなるからだいぶ端折ったけど。

 

まぁわたしがこの説はないなと思った理由もちゃんとあるんですけどね。それは尋問内容のところで詳しく。

 

ただミルグラムが本当に難しいのは、土台に置く解釈によって歌詞もMVも何千通りにも解釈できてしまうこと。

一応わたしもYouTubeのコメント欄を中心に、いろんな方の解釈を見て、その上で自分の中で可能性が高いと感じたものを自分の解釈入れて書いてるけど、まるで自信はない。

だって人の考察読めば読むほど、確かにここの歌詞そうも取れるな!?ってなるんだもん…むずかし…

まだ第1審だから!ここから先で解明することもあるはずだから!と自分を励ましながら書いてます。

2審3審でさらに迷宮入りとかやめてね頼むから。

 

 

 

尋問内容より

 

Twitterでの公開分しか見てません

 

・何をしても許されるなら正直に生きてみたい

・家族にとって自分は恥でしかないだろう

・大人と子供の違いは責任。大人は自分勝手でいてはならない。

・感情を優先して失敗した

・家族構成について "今はひとり"

・今会いたい人は、もう会ってはくれない

・前世や占いは信じない。そんなものに責任転嫁できないから。

・何度か出てくる幼馴染の存在

・自らの人殺しを後悔している。嘘をつき続ければよかった

・Q. 赦されたいか? A. 俺の弱さを許容して欲しい

 

この「嘘をつき続ければよかった」って言葉が、奥さんとのすれ違いの末に起きた事故という説とは結びつかないなと思った。もし、本当は愛していたのに政略結婚故に本心を伝えられず、奥さんに誤解をさせてしまったのなら、「早く本当のことを言えばよかった」になるはず。

 

「嘘をつき続ければよかった」というのは、他の人に気持ちが傾いてしまったことを黙っていればよかったという事だと思う。そうすれば奥さんは死ななかっただろうから。

感情を優先して失敗したというのも、結婚してるのだから他の人のことを想うべきではないという理性よりも、バーの女性が好きだという感情を優先してしまったが故に奥さんを自殺に追い込んだから。

 

浮気を誰かのせいにしたりする気はないし、自分の弱さだったことも分かってるんだな。まぁそういう演技の可能性もあるけど。

 

「今会いたい人は、もう会ってはくれない」ってどういうことだろう。会いたい人は奥さんか、バーの女性か。

奥さんなら死んでるんだから「会えない」になりそうだし、バーの女性ならどうして会ってくれないのかが気になる。相手と上手く行き始めたのか…?

これは考察というか覚書程度に。

 

 

 

ボイスドラマ 剔抉の夜より

 

全くもって本心が分かんない…今までで1番読めなくて頭抱えちゃった。

 

MVから見るに、冷血非道という感じではないのよね。どちらかと言うと、カズイ自身も言ってたように女々しくて、優しく哀しい雰囲気の漂うものだった。

MVには彼らの主観は入っているけど、事実は事実として残ってる(曲の中で嘘はつけない)はずだから、そこは信じていいと思う。

ただあの優しさや哀しさが演技だったかもしれないと言われたら、それはそう。

カズイが徹底してその仮面を被っていた場合、それがMVに反映されてる可能性は否めない。

 

だけど私は、たとえ演技だとしても、それって突き詰めていけばその人の本質になると思う。

カズイが優しい人の演技をしていたとして、誰の前でもそれを貫いていたなら、それはもうカズイの本質と言っていいんじゃないのかな。

心の中では極悪非道なことを考えていたかもしれない。だけど、それを今まで全く表に出さなかったなら、そこを罪に問うのは違うと思う。

私たちだってどんなに仲良くしてる人でもこういうところ嫌だな、とか、下手すれば死んじゃえって思ったりとかすることあると思う。でもそれは罪に問われないでしょ。てか問われても困る。

人間なんだから、多面性はあって当然なんだよ。だけどそれは表に出さなければその人の心の中でだけの話なんだから、何を思っていたって許されて良いと思う。心の内で思うことすら許されないなら世の中極悪人しかいなくなっちゃうよ。心の中まで純粋潔白な人なんてそうそういない。わたしなんか心の中で何人殺したか分かんないよ…(クズ)

 

という観点で、カズイは善人として良いかなと思ってる。少なくともMV内には優しい様子しかなかったし、エスと話している時も、仮面を被った状態ならただの優しい人に違いなかった。

本性がどうあれ、その時見えている性質もその人の一部であることには変わりない。

 

ボイスドラマを聞いてると、カズイはかなり臆病なんじゃないかと思った。不安だから物事の本質を知りたがって、そうでもしないと動けないから自らに枷(最年長なんだから云々)をつけて追い詰めて。

弱い自分、臆病な自分を知られたくないからヘラヘラ笑って余裕なふりをしてるように見えた。根拠はないけど、なんとなくね。

 

「俺を人殺しと捉える人間は数少ないはず」「これを人殺しとするなら、あまりにも解釈がひどすぎる」「俺を人殺しとするには、俺について深く知る人物でなければ不可能」

これらの言葉から、カズイが直接手を下したわけではないことはほぼ確定。まぁ奥さんは自殺だろうな。「深く知る」というのは、カズイが他の女性に気持ちを寄せていたことを知っているということかな。

その前提がなければ奥さんの死は事故か、カズイとは関係のない話と思われることが多いだろうから。夫婦仲としては良かったみたいだし、痴話喧嘩とも思われにくいだろう。

ただ、カズイの気持ちが離れていたことを前提に置いた場合「カズイの浮気が原因で奥さんが‪自殺した=カズイは人殺し」と思う人がいてもおかしくはない。

 

殺人について「後悔はしてるが、反省のしようがない」ね。これはどう取るかだよなあ。わたしは、奥さんに自分の気持ちが揺らいでいることを伝えてしまったことを後悔はしてる。だけど、気持ちが揺らいだのは自分にも抑えられない事だったし、そもそも奥さんはそれを受けて納得してくれたはずなのに死んでしまったので、反省のしようはないということだと思った。

けどこれを反省する気がないと受け取った人もいるみたい。言葉だけではどっちか判断つかないね。

 

そして、囚人側に危害を加える気持ちがなく、実際にエスの傷にならない場合は囚人がエスに手を出すことも可能。これが後々どう効いてくるかな。拘束くらいなら可能ってことだからね。

 

 

ー 6/22 追記 ー

 

ボイスドラマ、メモ取りながら聞いてたくせに「お前の嘘が人を殺した」ってエスの言葉思いっきり無視してましたすみません…

 

尋問では嘘をつき続ければ良かったって言ってるのに、その嘘が人を殺したの…?どういう事だろう。

いやでも、この「お前の嘘が人を殺した」っていうのはエスの見解だもんな。合ってる保証はない。
もしくは尋問で指す嘘と、ボイスドラマで指す嘘は内容が違うとか。


ボイスドラマでの嘘は「善人のフリしてたこと」を指していて、その仮面を被った状態で奥さんに好かれ、結婚することになった。もし結婚してなければ、カズイと出逢っていなければ、彼女が死ぬことにはならなかったはずだから、善人のフリをしていた(嘘をついていた)ことが彼女を死に繋げてしまった=お前の嘘が人を殺した、とか。


尋問での嘘は「奥さんが好きだということ」を指していて、その嘘をつき続けて他に好きな人が出来たことを黙っていれば奥さんが死ぬこともなかったから「嘘をつき続ければ良かった」っていう、先の考察と同じ。

 

かなり都合の良い解釈かなとは思うけど、こうでもしないとボイスドラマと尋問内容が矛盾する。

 

 

 

まとめ

 

カズイには奥さんがいたが、バーの女性に好意を寄せるようになる

・悩んだ末、奥さんに自分の本心を打ち明けることにする

・奥さんはそれを許容してくれたが、心の底では葛藤も暗澹とした気持ちもあり、最終的に思い悩んで自殺してしまった

・奥さんが自殺した原因はカズイの浮気にあったので、カズイは人殺しとしてミルグラム

・ボイスドラマからは全く本心が読めないが、全体を通して感じられた表向きの印象は優しいおじさん

・また、臆病な様子も見て取れる

・殺人については「後悔はしてるけど、反省のしようはない」

 

わたしは浮気自体はそんなに悪い事だと思えないんですよ。だって、付き合ってる人がいたり結婚していたとしても、その後に相手よりもっと好きな人が現れてしまうのは不可抗力じゃん。わたしはそんな状況になったことないから知らないけど。

問題なのはその時どうするかだと思ってて。恋人との関係を続けたまま別の人と付き合ったり、体の関係を持ったりするのはアウトというか最低だと思うけど、カズイのように恋人に素直に本心を告げて別れようとするのはむしろ誠実だと思ってる。

だって出会う順番を間違っちゃっただけなんだから仕方ないじゃん…。結婚したなら、その人と一生添い遂げる努力はするべきだけど、どうしてもそう上手く行かない時もあるでしょ。

 

ということでカズイ赦せると判断します。

 

まぁ本当に奥さんにちゃんと本心告げたのか分からないから、半分くらい妄想願望入ってますけどね。そうであってくれと願うよ。わたしはカズイが優しいおじさんだって信じてるからね…。

 

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

また何か気づいたことがあれば追記していきたいと思います。

 

ミルグラム 考察記事まとめはこちらから

 

 

MILGRAM ーミルグラムー 第1審 マヒル 考察

 

 

DECO*27×山中拓也×OTOIROによる視聴者参加型楽曲プロジェクト「MILGRAM ーミルグラムー」

 

今回は囚人番号006番・椎奈真昼について考察する

 

ー目次ー

 

基本情報

 

22歳 / 女 / 154cm / B型

1月17日生 / やぎ座

 

よく喋り、よく笑う、太陽のような女性。誰に対しても分け隔てなく接し、献身的。女性では最年長。純粋な性格で、嘘に騙されたりからかわれたりするが常にへらへらしている。看守に対して特別な思いが芽生えており、普段の明るい表情とは違う寂しそうで大人びた表情を見せることも。

 

 

 

愛なんですよ MVより

 

MV内の16日間は連続した16日間ではなくて都合の良い16日なんだろうなと思う。あれが連続した物語なら、いくら何でも展開が早すぎる。

もしあのスピード感で関係が進んでいたならストーカー説がかなり濃厚だけど、ストーカーだと「深夜の公園デート」とか「自分の好きな映画に誘った野外シネマ」とかの説明がしにくいと思う。

ストーカーしてて何時間も彼と公園にいるとか、相手の興味のない映画に誘うとか、どうやるんだろ?って感じがする。もしマヒルの他にそういうことを一緒にする相手がいたなら、それこそマヒルは黙ってないだろうし。

 

歌詞から束縛の強さ、メンヘラな感じが見えたので、行き過ぎた束縛によって彼氏がうんざりして別れ話をし、マヒルが逆上して殺害。もしくは束縛が息苦しくなった彼氏が精神的に追い詰められ自殺の線が濃厚かなと考える。

 

おそらく付き合い始めたのは深夜の公園デート後。

そのひとつ前、彼のバイト先で待ち伏せをしているところから少し文が斜めに傾く。その辺で少しづつマヒルの愛が常軌(真っ直ぐ)から外れていたのではないかと思う。

告白したいからってバイト先で待ち伏せたり、深夜の公園で何時間も話したりはちょっとすごいなぁという感じ。あくまでも私の感性でね。

 

元々、恋に恋するみたいな部分があったんだと思う。だから目が合ったりしただけで運命感じてるし、MVも女の子のあこがれの恋愛を詰め込んだみたいな感じになってる。

 

あと、彼氏の顔が一切出てこないのが気になってるんだよね。彼の家に訪問って所でさえ、鏡の中にも彼は映らない。

これを見てストーカー説を推した人がかなりいるみたいだけど、わたしは、これはマヒルには彼が見えてなかったということの比喩なのではないかと思ってる。

おそらくマヒルは彼が好きだったんじゃなくて、彼と恋愛してる状態が好きだったんだと思う。デートだったり、"別れの儀式" だったり、寝落ち通話だったり、そういうイベントが楽しかったんじゃないかな。

 

ミルグラムの曲は、囚人たちの心象を現してるものだから、その囚人がどう思っていたか、どう感じていたかがそのまま映し出される。ずっとマヒルだけが映って、その他はほとんど出てこない。まるでマヒルが主人公。このMVには、そのままマヒルの気持ちが現れていると思う。恋愛は、自分を輝かせてくれるためのもので、別に相手に特別愛着があるわけじゃない。いや、愛着はあるんだけど、それすらも自分自身を可愛くするためのモノにすぎないということなのかなと。

 

その後の文体の乱れは、そのままマヒルと彼のちぐはぐを表しているのだと思う。結婚まで夢見るマヒルと、そんなことは夢にも思わない彼。行きたくもない映画に付き合わされ、面倒な初詣に連れ出される。そして挙句、自分の部屋で料理を作って待ってる彼女。

噛み合わない歯車。そしてついに彼は別れを切り出す。まさかそんな話をされると思わなかったマヒルは、絶望し、そんなに別れたいなら共に死のうと彼を殺す。(歌詞に「叶わないなら死にたい」とあるので、マヒルにとって彼が生死すらもを握る人であったのは間違いないと思う。)

だけどマヒルは、恋に溺れた少女でいたかっただけで、本気で彼を追って死ぬ気はない。よって、彼だけ殺してヒトゴロシ。

 

もうひとつ考えた説があってですね。それがストーカー説。といっても初めから全てではなく、実際にあった事と、ストーカーをしていて起きた出来事がごちゃごちゃになってるのではないかなと。

Day8.バイト先で待ち伏せまでは現実だと思う。目が合って運命感じたり、パン屋でばったりしたり、ランニングを一緒にする約束をしたり。

そして彼のバイト先で待ち伏せ、告白をする。そこでマヒルは振られてる。だけど、彼は優しく、友人でいようと言ってくれる。だから何時間も深夜の公園で話してる。

そしてこの後から、ストーカーが始まる。もしくは、友達としての付き合いを、まるで自分が彼女になったかのように書いている。

これならマヒルが好きで、彼はさほど興味のない映画に付き合ってくれたところも納得できるかな。

 

「優しくされたら甘えちゃう」という歌詞から、優しくされると好きになるというのはマヒルの特徴なのかなと考える。だとしたら、マヒルが恋をした彼は優しい人であっただろうから、告白してきたマヒルに対して、恋人にはなれないけど友達でいようと言ってしまった可能性はかなり高い。そしてそれが悲劇を招いた。この場合、彼はマヒルのストーカー行為に精神的に追い詰められて自殺かな。

HPでの「あんまり優しくしちゃうと死んじゃうかもよ」という言葉からは、死んだ人はマヒルに優しくした人であると推測できるし。

 

MV中に出てくる青い鳥の羽と鳥籠。これが気になって、1番に頭に浮かんだのが童話「幸せの青い鳥」だった。そしてあらすじを調べると、ちょっと気になる言葉があった。この童話「幸せの青い鳥」から生まれた「青い鳥症候群」という言葉があるらしい。理想ばかりを追い求めて、現実を直視しない人を指す言葉。

あまりにもマヒルと合致しててゾッとした。

ストーカー説なら、彼と付き合っているという理想の状態ばかりを追い求め、彼に振られたという現実を直視しない。彼と付き合っていたのが本当なら、恋愛をして幸せな女の子という理想の自分ばかりを見て、目の前の彼氏のこと(マヒルの愛や束縛にうんざりしている様子)が見えていなかったということかな。

 

YouTubeのコメント欄で「マヒルが猫に見えた。青い鳥と戯れているうちに殺してしまったのではないか」というのを見て、面白いなあと思ったし、見返してみるとたしかに猫っぽい仕草が結構あったんだけど、そう仮定すると話が通らない部分が多すぎるのでその説は頭の片隅に置いておくことにします。

 

 

 

尋問内容より

 

Twitterでの公開分しか見てません

 

・美容院のお姉さん(MVにも出てる)には何でも話す

・浮気は絶対無理

・大切にしているものは愛(大きく主張して書かれている)

・囚人の中で苦手な人の判断基準が恋愛目線

・愛のためなら全てを犠牲にして良い

・死よりも辛いことは、人を愛せなくなること

・恋人に望むことは、自分の愛を受け入れてくれること

・今までの恋人は1人

・もしひとりを生き返らせることが出来るなら、好きな人を選ぶ

・幸せの定義は胸がキュンキュンすること

・自分を動物に例えるとペンギン。夫婦で子育てする姿が素敵だから

・タバコは好きな人が吸っていたら真似するかも

・自らの罪について、自分が悪かったのかどうかも分からないとの返答

 

かなりの恋愛脳だな。そしてやっぱり重たい。相手への愛も、恋愛に対する熱量もすごい。

ここで出てくる "好きな人" は特定の人を指してるわけではないみたい。だとすると "彼" ではなく "恋愛をする私" に恋をしていた可能性が高まるな。

 

罪について「自分が悪かったのかどうかも分からない」っていうのは気になる。手を下してたなら、そうは言わないんじゃ?と思うけど、殺したのは自分だけど、そうさせたのは相手だから!とか言い兼ねないよなこの子。

 

 

 

ボイスドラマ Love is mineより

 

すごく夢見がちで、やっぱり恋愛のことしか頭にない。ロマンチストを超えて狂気。

 

「愛ゆえに人を殺したが、嫉妬や怨恨、略奪によるものではない」「マヒルはただマヒルでいただけ。殺したくはなかった」「マヒルの罪が赦されないなら、もう人を愛してはいけないということか?それなら生きている意味がない」

これらの話から、行き過ぎた愛情で相手を追い詰めた可能性が高いと考える。別れ話をされて、哀しくなって殺したという説も消えたわけではないけど。

 

エスは歌について「お前が世界をどう見ているか確認する」と言っている。つまり、MVに出てくるのはマヒルの見ていた世界。これは、MVに徹底的に彼氏が映っていないのは、マヒルが彼を見ていなかったということの比喩であるという考えにより根拠を持たせる発言だと思う。

もしストーカーなら、妄想的に彼氏がもっとたくさん映ってもよかったはず。だけど実際は恋愛を楽しむマヒルの姿しか映らない。マヒルには恋愛をして幸せでいっぱいな自分しか見えていなかったのだと思う。

 

 

 

まとめ

・極端な恋愛脳で、恋に恋する女の子

・彼氏と運命的な出会いを果たし、どんどん気持ちが加速し愛が重くなっていく

・それに耐えられなくなった彼は別れ話を切り出し、マヒルはそれに逆上して彼を殺害

・もしくはどんどん重くなるマヒルの愛やそれに伴う束縛、メンヘラ化に彼氏が精神的に追い詰められて自殺

・マヒルは "恋愛をしている自分" が好きだっただけで、"彼" が好きだったわけではないので、MV内に彼があまり映らないのではないか

 

悪意があった訳ではなさそうだし、ただ純粋な愛が行き過ぎたという印象。到底理解し難い生き方で、共感は出来ないけど、善か悪かで問われれば善だと思うので、第1審では赦せると判断。

だってただ相手が好きだっただけじゃん。その愛の重さが釣り合わなかったんだろうな。相手にとっても、マヒルにとっても不幸な事件という気持ち。

 

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

また何か気づいたことがあれば追記していきたいと思います。

 

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