たからばこ

好きなものを好きなだけ

MILGRAM ーミルグラムー 第1審 ユノ 考察

 

 

DECO*27×山中拓也×OTOIROによる視聴者参加型楽曲プロジェクト「MILGRAM ーミルグラムー」

 

今回は囚人番号002番・樫木 優乃について考察する

 

ー目次ー

 

基本情報

 

18歳 / 女 / 身長156cm / O型

9月2日生 / おとめ座

 

清楚な見た目の女子高生。おっとりのんびりマイペースな性格。空気が読め、周囲との軋轢を産まない器用さもある。金銭を要求する冗談を言うクセがある。人との距離の詰め方が早い。特別扱いを好む。暑苦しい精神論は嫌い。

 

 

 

アンビリカル MVより

 

階段は遺伝子構造、ユノが両手で掴んでいる風船は膨らむお腹、その中にある小さなハートなどの風船は命を表しているのではないかと考える。

それらが壊れたり割れたりしているため、自身の体に宿った命を殺した可能性が高い。曲名「アンビリカル」には「へその緒」の意味もあるらしいし。

最初と最後でユノが掴んでる白い風船は精子の象徴かな。

 

歌詞内容 考察

 

ここから先は歌詞について細かく考察していく。

 

・「なんか変だよね」〜「君のせいだから」

君=彼氏だって言ってる人結構いるんだけど、わたしは胎児のことだと思う。自分が妊娠したことには気付いている様子。しかし「なんでいるのかな 少し嫌になる」という言葉から歓迎はしていない。つまり、望まない妊娠であると考えられる。

 

・「明日って休みだっけ?」〜「優しさをリロードしよう」

これYouTubeのコメント欄で、英字幕を日本語訳してる人のコメント見て理解が深まった。「朝を目指しましょ」は「朝まで一緒にいよう」。「何度だって会いたくなるよね」は「私はできるだけたくさん君といたい」になるらしい。ここだけだとベタ惚れして、体の関係を持ってる好きな人がいるのかな?って感じだけど、その後の「優しさをリロードしよう」から見るに、何人かとそういう関係であった可能性が高いかな。

 

・「ダメなのかな? 答えないで」

ここは曲中に同じ歌詞が2回出てくるんだけど、「ダメなのかな?」って英字幕だと別の表現になってるらしいんだよね。1回目は「私は悪い子?」2回目は「私たちは終わったの?」。

これほんと重要だと思う。英字幕もちゃんと見なきゃダメですね。私は人が訳してくれたの見てますが…()

 

・「何したいの?」〜「幸せって言える答えでしょ?」

相手の好みに合わせようとしたり、相手からの愛を確かめようとしたりしてる?これは本当に好きな人が相手だからとも考えられるし、たくさんの人に好かれるために各々の好みや幸せの価値観を探ってるようにも見える。どっちだろ…。

 

・「ふたりぼっち」〜「知っちゃったんだ」

歌詞の考察とは少し違うんだけど、この2回目のサビ(「ふたりぼっち」〜「優しさをリロードしよう」)のとこ、1回目よりもユノの表情が暗くなってる気がするんだよね。1番上に立ってるのとか伏し目がちだし。

その後の螺旋階段が重なりながら歌われる「やっちゃったんだ 知っちゃったんだ」。この「やっちゃった」は「生でヤっちゃった」ってことかな。

そして、この後に続く「知っちゃったんだ」はユノが「(彼氏、もしくは本気で恋をしていて生でヤっちゃった相手に)自分以外に本気の相手がいることを知っちゃった」って意味では?

「やっと見つけたの」は「本当に好きだと思える人をやっと見つけた」の意だったのかも。

つまり、ユノは本気でその人に恋をしていたからこそ子供ができても良いと思っていたし、相手もそうだと思っていたけど、実際は相手にとってユノはただの遊び相手だった。

そしてその事に、2回目のサビの辺りで薄々ユノが気づいていたのだとしたら、あの表情も納得できる。

もしくはユノが何かしらを「やらかした」ことにより、相手が、ユノが自分以外とも体の関係を持っていることを「知っちゃった」のかも。英字幕でも「やっちゃった」は「しくじった」になってるし。

両者共に相手に嘘をついていて、だから「嘘 "と" 嘘でエンドレス」なのかな。

さらにここで胎児を表していたと思われる風船も割れたから、ユノは子供を殺した(殺す決意をした)んだと思う。

ユノにとって子供は相手を自分に繋ぎ止めるための道具で、純粋に子供が欲しかったわけではなかったんだと思う。だから、彼が留まってくれないのなら、胎児は邪魔で忌まわしいものでしかなかったんだろうな。

 

・「ふたりぼっち」〜「優しさをリロードしよう」(サビ3回目)

ここ「欲と欲」って書いて「好きと好き」って読ませるのえぐすぎた。結局、愛なんて綺麗なものじゃなく、お互いに欲のために体を重ねていたに過ぎなかったということかな。

そしてもうここのユノは憂いも通り越して無表情だね。1番上ではこっちも向いてないし。相手が自分に振り向いてくれないとわかったから愛想も興味もなくしたのかも。

 

・「ふたりぼっち」〜「教えてほしい」

ここの2回目の「ダメなのかな?」は前述の通り「私たちは終わったの?」で、少し順番が前後するけどその前の「優しさをリロードしよう」のときに再び白い風船(精子を表してると考える)を手に取ってるから、前の男とは終わったから、新しい男とリロードしようってことなんだと思う。だからまた新しく相手のことを知ろうとしての「何したいの? 教えてほしい」で終わる。

 

歌詞内容 考察 まとめ

 

・ユノには本気で好きな人がいて、その人とは身体の関係もあったが、それだけでは寂しく、それを埋めるために複数人と寝ていた

・ある日、その好きな人との子供が出来ていることがわかるが、相手はユノの他に本命がいた。もしくはユノが自分以外の人間とも寝ていたことを知り、ユノとその人の関係は終わる。

・子供が欲しかったわけではないユノは子供を殺すことにする

・彼とは終わったが、独りの淋しさは消えず、再び別の男の人と体を重ねる

 

簡潔にまとめるとこんな感じ。

 

 

 

尋問内容より 

 

Twitterでの公開分しか見てません

 

・初恋早いね…(感想)

・愛と恋の違いについての回答からは、達観した様子も見られる

・「嫌いな人以外みんな好き」という回答から、特定の好きな人は作らない主義の可能性

・「夢中になれる仕事が見つかればいいな」と思っている→今現在、夢中になれるようなことがない

・私服は一緒にいる人に合わせる

・「自分の部位で好きなところは?」という問いに「全体的に好き」と答える

 

自己肯定感はどちらかと言えば高い様子だけど、服装は相手に合わせたり、特に将来の展望はなかったりと、自分を蔑ろにするというか、自分に対しての興味は薄い傾向。

 

「好きな人は?」という質問に対して特定の人について言及してこないあたり、本気で恋した人との子供が出来てしまったのでは?という私の考察はミスかな…。それとも、その経験を経て、もう特定の誰かと深い関係にはならないと決めてるのかな。

ちょっと冷めてる所があるみたいだから、彼が自分から離れていったことでさっぱり興味がなくなった可能性もあるよね。過去の恋愛とか引きずらなさそうだもん。勝手な主観だけど。

 

 

 

ボイスドラマ 相対零度 より

 

まず1番に気になったのはHPでは18歳って書いてあるのに、自己紹介のときに「16歳、高校生」って言ってること。聞き間違いかと思って聞き直しましたね。

これはもしかすると、歳を誤魔化してるのかもしれないなと思った。HPの情報がたぶん本当。

なんで誤魔化してるのかを考えた時に、やっぱり一番有力なのは「パパ活とか援交をしていたから」という説なのかな。より多くの人に好かれ、抱いてもらうために、いわゆるJKブランドを詐称していたとか。そして咄嗟に出た自己紹介は、いつもパパ活でしていたものと同じだったから、年齢がHPより若い。これが一番納得しやすい。

 

「監獄生活はどうか」というエスの質問に「楽しい。家族がどうしてるかなって心配はあるけど」と答えていることから、家族間での関係はそこまで悪くなかったのかな?と思うけど、これもパパ活のときの嘘の名残なのかもしれないな。

それともパパ活=家庭環境が悪い子がするって私のイメージが間違ってる?

この辺はちょっとわかんないですね。ここの気持ちはそういうことをしたことがある人、しようと思ったことがある人にしか分からないだろうな。

 

「探り合いの時期の人間観察が "やっぱり" 楽しい」って言葉からも普段からそう言う「探り合いの時期」を多く体験してきたように見える。不特定多数と関係を持ってたのは否定できなさそうだな。

HP見てても世渡り上手だったり、対価に金銭を求める癖があるみたいだからパパ活の説濃厚。

 

「自分が納得したいからって無関係な人に干渉してくる人間が嫌い」っていうのは「不倫やパパ活は間違った行為だ」という自分の正当性を示したいがために、ユノのしていることに口を出してくる人が嫌いだということの隠喩かな。「そういう人は自分が気待ちよくなりたいだけで、何もしてくれない」「私がどんなに寒い思いをしていても何にも暖めてくれない人たち」って言ってるし。

 

ユノは法に触れることはダメ、そうじゃなければなんでもいいじゃんって思考みたいだから、法で禁じられてないパパ活も不倫も特に問題ないと思ってるんじゃないかな。

 

そしてそんな、法律重視のユノが、自身の殺人については「人殺し呼ばわり "されそうな" こと」と回答してる。さらにHPでは「まぁそうなるかな」との曖昧な返答。つまり法的には罪に問われない殺人の可能性が高い。だとすると殺し方は堕胎かなぁ。産んでから殺してたら法に触れる殺人だし。産む時に死んだらどうなるのか知らんけど。

中絶か死産かな。

 

殺人に対して罪の意識はなし。「したいことをした結果なので、必死に謝ってまで許して欲しいとは思わない」とのこと。

 

 

 

まとめ

 

・複数人と体を重ねていた中で妊娠し、中絶したのではないか→子供の父親には本気で恋をしていたが、実らなかった?

・年齢を詐称していた可能性あり

・自己肯定感は高い方だが、自信を大切にしようという姿勢は薄い

・倫理観としては法律を重視

・法には問われない殺人の可能性が高い

パパ活や援交を常習的に行っていた可能性あり

・殺人に対しての罪悪感はなし

 

法的には裁かれなくとも中絶は立派な殺人に当たると思ってるので、第1審では赦せないと判断。

レイプとかで孕まされたならまだしも、自分で身体許しておいて子供が出来たら堕ろすなんて勝手すぎる。

ボイストレーラーでの「めんどくさ」って言葉がユノの胎児に対する感情の全てなんだろうなあ…。

 

 

 

 

また何か気づいたことがあれば追記していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

ミルグラム 考察記事まとめはこちらから