たからばこ

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MILGRAM ーミルグラムー 第1審 ムウ 考察

 

 

DECO*27×山中拓也×OTOIROによる視聴者参加型楽曲プロジェクト「MILGRAM ーミルグラムー」

 

今回は囚人番号004番・楠 夢羽について考察する

 

ー目次ー

 

基本情報

 

16歳 / 女 / 身長162cm / A型

7月5日生 / かに座

 

日本人離れした透明感のある美少女。線の細い見た目に反して、思ったことははっきりと言う。ミルグラムの状況には反抗している。エスに対して強い警戒心を抱いている。所作に育ちの良さが感じられ、裕福な家庭に産まれたであろうことを想像させる。プライドが高く、他人と衝突するとすぐに涙ぐんで弱音を吐きがち。

 

 

 

アフターペイン MVより

 

ムウは元々仲の良かった子に虐められていた様子。

原因はさほど明確ではなく、歌詞の通り「特別意味はない」「ハズレを引いた」のだと思う。まぁでも、高校生には高価でなかなか手に出来ないような化粧品を「余り物」扱いしたり、「ムウ悪くないもん」が口癖であったりしたところが気に障ったってのは一端だろうな。わたしがムウの友達の立場でも、ムウのそういうところにはカチンと来ると思うし。

 

「私も悪いところはあるからさ」という歌詞から察するに、ムウにも自分の中に嫌われる要素があることは分かっていたのだと思う。でも人の性格ってそう簡単に変わらないもんね。

もしかすると以前にも同じような感じで虐められてたことがあったのかな?その時にお前のそういうところが嫌いだと言われた経験があったから、すぐ「私も悪いところはある」って思考にたどり着けたのかも。「我慢ならもう慣れっこ  "また" 味わってくだけ」って言ってるし。

 

でも「私も悪いところはあるからさ」って言いながら「私はとても辛かったの」って言ってるの、なかなかにやばいなと思いましたね。

表面上は自分の非を認めつつ、「だって仕方がなかった」を主張してる。本心から自分の非を認めて、「これでいいのかも」と思えていたらそんな言葉は出てこないはずだから、自分を擁護する気持ちはそれなりに強そうだな。

 

仲が良かったのはムウを含め4人グループだったようだが、いじめに積極的な参加を見せているのは内2人(ハーフアップと姫カット)のみ。外ハネボブが加害者として映るのは、ムウがお弁当などを頭から被っているところだけ。

 

何度謝っても許して貰えず、延々と続くいじめに疲弊したムウは、自分に対するいじめに積極的な姿勢を見せない外ハネボブなら自分の話を聞いてくれるかもしれないと思って1対1で話そうと追いかけ、謝って助けを乞うたがその手は払い除けられ、逆上して刺殺したのかな。

殺された外ハネボブがただただ可哀想。

 

でも最後の机の上の花と黒板の落書きはなんだ?ここ意味分かんなかった。あの花の置いてある場所はムウの席ではなさそうだし、黒板の似顔絵や「貧乏くさい」という文字からもムウとは結び付けにくい。

似顔絵的には外ハネボブっぽい。その子も元々いじめられてたとか?でもそうだとしたらなんで最後に出てくるんだろう…。

 

そう思っていろいろ考えてて、2つ目の仮説に行き着いた。それが、MV内の時間軸が未来から過去に戻っていってるのではないか?ということ。砂時計が最初にひっくり返ってるし、可能性として無くはないかなと。

 

MV内の時間は逆行している?

 

まず最初の出来事が、3:23〜のカット

ここで、ムウたち4人グループは外ハネボブ(4人グループのうちの一人)を虐めてたんじゃないかと思う。だから黒板の落書きに、机の上の花。

 

そして次に1:40〜3:22のカット

外ハネボブをいじめていたはずが、いつの間にかターゲットはムウに変わる。外ハネボブは自分がいじめられていた苦い経験から、ムウいじめには参加せず、トイレの個室にいる。だけど自分のことをいじめていたムウを助ける気もなく、倒れ込んでいるムウを一瞥するだけで素通り。

そのことに絶望したムウは外ハネボブを追いかけて泣いて謝る。これまでいじめていたことを謝り、許してもらえれば自分へのいじめも止まる、少なくとも外ハネボブが仲間になってくれると信じて。しかし実際はその手を払い除けられる。そして逆上して刺殺。

ムウが外ハネボブを殺したという話はすぐにクラス中に広がる。だから冒頭での黒板にも「少年院に行ってほしい」の文字があるのでは?

 

そして冒頭〜1:39

ムウが外ハネボブを殺したことよりムウに対するいじめはますますエスカレート、止まる兆しを見せなくなる。人殺ししてたら速攻捕まりそうなものだけど、家が裕福ということで揉み消された可能性は十分考えられる。

 

頭から弁当を被らされ、黒板には酷い中傷が並ぶ。

ここで、ムウが弁当を被っている時に見えている3人は誰なのかという疑問が浮かぶけど、これは外ハネボブをいじめていた時の、外ハネボブの視点に立ったムウを表しているんじゃないかと思う。つまりあの3人はムウ、ハーフアップ、姫カット。そして砂時計の中のムウが外ハネボブ。ここはちょっと無理矢理感あるけど、過去に戻ってる説を推すならこの考え方もアリかな。

 

より疑問点が少ないのは後者の過去へ戻ってる説だけど、これは多少強引な考察だと思う。今の時点ではどちらにしても確定要素が無い。

 

 

 

尋問内容より

 

Twitterでの公開分しか見てません

 

・友人とは自分の言うことを聞いてくれる人

・痛いこと、怖いこと、恥ずかしいことを恐れる

・両親は自慢

・嫌いなものは怖い人とオバケ "今は" 学校も

・好きな異性のタイプは父親みたいな人

・やはり家は裕福な様子

・母親の実家はフランス→ムウはクウォーターの可能性アリ

・Q.殺した相手に謝罪する気持ちはあるか A.先に悪いことをした方が謝るべき

・その人のつらさなんてその人にしか分からない

 

友人の定義おかしいだろ。こいつヤバいやつだ!

裕福な家で一人娘として大事にされすぎて感覚狂ってるんだろうな。

ムウからすれば私たちの生活や価値観の方が理解し難いんだろうけど。

 

人殺しへの罪悪感はなし。むしろ自分は辛かった、事情があり仕方のない殺人だったとの主張。

 

 

 

ボイスドラマ Crying B より

 

ハーフでしたね。美人で家が裕福だからやっかみもたくさん受けてきたらしい。たぶん原因それだけじゃないと思うけどね。

MVの「私も悪いところはあるからさ」ってもしかして自分の非を認めてるんじゃなくて、美人で裕福なところが嫌なんでしょ?って意味かな。だとしたら嫌味すぎる。本人にそのつもりは無いんだろうけど。

 

ここでも一貫して「ムウは悪くない」「仕方がなかった」ってスタンスでしたね。これはもうずっと変わらないのかも。彼女の中ではいつでも自分が一番正しくて、自分が一番大切なんだろうな。

 

殺してからあとの記憶が曖昧って言ってたから、過去に戻ってる説はないかも。

記憶にはなくとも心象には映ることとかもあるのかな?だとしたら分からないけど。

一応、ターゲットがムウに移ってから殺してるから「殺さなきゃいけないくらい辛かった」「そうじゃなきゃ逃げられなかった」っていうのは過去に戻ってる説でも説明付くね。殺したあとと言うと、曲の冒頭の辺りの記憶が無いのかな?

 

「赦されても家に帰れるとは限らない」ここかなり重要だよね。やっぱり判決後のこともエスに任されてるのかな?それとも、そこまではエスの力が及ばないからこその曖昧な表現?

 

それにしても自分は悪くないの主張強いなあ。MVよりずっとその気持ちが見える。

 

 

 

まとめ

 

・ムウは虐められていた

・友達に助けを乞うたが、拒否され、逆上して殺したのでは?

・MVの最後の場面がかなり謎。もしかすると、全体を通して少しづつ過去へ遡っているのかも。確証はない。

・ムウは悪くない、仕方のない殺人だったとの主張

・家はかなり裕福で、ムウ自身はハーフで美人

・いつでも自分優位の思考

・かなり大切に育てられてきたことが伺える

ミルグラムで赦されても家に帰れるとは限らない

 

ムウは本当に完全に自分の好き嫌いで判断してしまう。生理的に嫌いですこういう子。

他の人たちは反省する姿が見えたら判決変わるかもなって思えたけど、ムウに関してはどれだけ反省した様子でも「それ本当?演技でしょ?本心では自分可哀想って思ってるでしょ?」って思ってしまう。だって初審でこれだもん…。「私も悪いところはあった」って、口だけじゃん。

 

ムウの辛さはムウにしか分からないんだと思うけど、わたしは貴方の犯した罪はあまりに身勝手だと思うので、第1審では赦せないと判断します。

 

 

 

 

また何か気づいたことがあれば追記していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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