アイドリッシュセブン メインストーリー 第5部 3章 感想
大和さんが「三日月狼」やってみたいって言ってくれたのが、もう本当に本当に、めちゃくちゃ嬉しかった
彼が胸を張って自分の演技をしてくれること、真っ直ぐに演技を愛してくれていること、その話をあんなにも楽しそうに、嬉しそうにしてくれるようになって、本当によかった
初期の大和さんにとっては自分と父親を繋げてしまう、忌み嫌いたい対象だった演技が、今ではこんなにも彼を輝かせてくれている
大和さんが、IDOLiSH7の活躍の為ではなく、自分が持ってきてしまう悪いニュースを隠すためでもなく、ただ純粋に「やってみたい」という気持ちから何かを始めてくれる日が来るなんて、あのころは思ってもいなかった
IDOLiSH7が大きくなることで、月日を重ねることで、望まない、不穏な方向へと変わってしまったこともたくさんあるけど、ちゃんと新しい希望も、チャンスもここにはある
成長するって本来きっととても嬉しいことなはずだから
それがリーダーの大和さんから見られたのは、とても嬉しい
大和さんは未だに楽くんのことを「抱かれたい男No.1」と称してくれるんだよな
わたしここで思わず泣いてしまった
世間的には、もうずっと前にその称号を剥奪されてしまった八乙女楽だけど、大和さんの中ではいつまでも最高にかっこいい男なんだろうなぁ、と思った
わたしの中でも同じだよ
楽くん=蕎麦屋だってこと、まだバレてなかったんだね?
2部の磁場が狂った寮のあたりで気づかれてるんだと思ってた
なんで楽くんは母方の実家が蕎麦屋で、それを手伝ってるってこと、内緒にしてるんだろう
父親に母方の実家と付き合いがあることを嫌がられてるから?だとしても、べつにIDOLiSH7に隠す必要は無いんじゃ…?TRIGGERのメンバーは知ってるみたいだし、どこかのラビチャとかで言及されてるのかな
こうやって大和さんの胸の内を聞くと、ŹOOĻにいちばん近いのは、もしかしたらŹOOĻの中にいたかもしれないのは大和さんなのかもなって思う
あのとき入ったのがIDOLiSH7じゃなかったら、きっと彼の人生はもっと違うものになってた
父親の人生めちゃくちゃにして、自分のことをもっと嫌いになって。それってたぶん、今のŹOOĻと一緒だ
今は彼らも仲間に囲まれて幸せでいるけど、それでもやっぱり過去に犯した罪は消えない。一生その業を背負って生きていくしかない
それと同じことを大和さんにさせなくて済んだことに心底ホッとしてる
できるだけ、少しでも、明るくて幸せな道を歩んでいてほしいと思うよ
ŹOOĻだって、きっとあの時に出会ったのが了さんじゃなければ、もっと違う道を歩めたはずなんだ
そういう意味でわたしは了さんを好きになれないのかもしれない
ŹOOĻの4人に、最後の導火線を渡してしまった人だから。彼さえいなければ、と、どうしても考えてしまう
負けても、ダサくても、格好悪くても、それでもいいんだと思えるようになったのは大和さんが自分の中身をちゃんと見つけられたからだと思う
貴方は最初からずっと、ちゃんと、すごい人だったよ
そして同時に、そう思えるようになったのは、たとえ空っぽでも、負けて格好悪くても、受け入れて愛してもらえる場所があると知ってくれたからだといいな
帰る場所があれば、何にもない自分でも受け入れてくれる場所があるのなら、なんだって頑張れてしまう
そしてその場所がIDOLiSH7のみんなの傍であればいい
この封印された舞台、ぜっっっっったいゼロが主演の舞台ですよね…そして冒頭の天くんに繋がる、と。
あぁ、嫌だな
大和さんの「十数年前の亡霊に取り憑かれるなよ」という言葉が不穏に思えてならない
そんなフラグはへし折りましょう…
アイドリッシュセブンの画面から中村悠一と櫻井孝宏の声がするのやばくないです…?加えて保志さんに立花さんですから。豪華すぎる
岡崎凛太郎cv中村悠一あんまりにもぴったりでびっくりしてしまったな
Re:member履修済みだったこともあって、イメージと声が違ったらショックだな〜…と思ってたんだけど、そんな心配要らなかった
千さんが想像の100000倍くらい社長のこと嫌っててウケちゃった
舌打ちしすぎじゃない??
反抗期の子供みたい可愛…になっちゃったよ
Re:valeを侍らせて威嚇しようとする凛太郎も面白かったな
今回の話でもっともっと岡崎事務所が好きになってしまった
ちゃんと自社のタレントを守って、アイドル業界を守ろうとして。受けた屈辱は忘れない、だけど協力も惜しまない
そういう姿勢がすごくかっこいいなと思った
ちゃんと社長なんだな…(失礼)
正直、宇都木さんに関しては今回の全4章を読んだことで大分いい人なのかなという感じはしてきたけど、まだまだ不安に思ってる
だからツクモは信頼できないというスタンスを崩さない千さんには共感する。失った信頼ってそう簡単には戻ってこないんだよな、やっぱり
確かに全ては了さんの所業で、宇都木さんが悪いわけではないけど、彼もツクモの人間であることもまた事実だ
百ちゃんは未だにちゃんと了さんのことを気にかけているんだな
それでも、どんなに気にしても、もう関わらないと決めていてくれるところに安心した
本当に千さんの為になることは、百ちゃんが泥を被ることではないから、もう二度と、あんなことはしないでいて欲しい
了さんも百ちゃんを「いい葡萄」だと思えるようになったんだ
きっと、何かが少しづつ良い方へ変わっていってるんだろう
だからって今までのことが許されるわけではないけれど、手に入らなかったものを「良いものだった」と認められるようになるのはすごい
そう言うにはとんでもない勇気が要ったと思うから
わたしも、きっと世の中の大半の人間が、そう易々と出来ることではない
相手のすごさを認めて、自分の力の無さを認めなくちゃできない
そしてその事について百ちゃんが「分からない」と評するのがすごく良かった
本当にもう関わらないと決めたんだな
了さんは自分が「手の届かなかった良い葡萄」を認められるようになったことを誰にも褒めてもらえないけれど、それすらも、彼がこれまでに培ってきたものだから仕方がない
3章5話を読んで、宇都木さんはきっと信頼していいんじゃないかと思っては来てる
やり方は不慣れだけど、ŹOOĻの4人にきちんと向き合おうとしてくれているその姿勢は本物だと信じたい
どうかもうこれ以上ŹOOĻが傷つくようなことがありませんように
彼らがTRIGGERにしたことは許せないけど、だからって不幸になって良いとも思わない
出来るかぎり幸福でいて欲しいよ
そして彼らを幸せに導いてくれるのが宇都木さんだと思いたい
ŹOOĻ最年少の悠くんが必死でほかの3人を守ろうとしているのを見て、なんか泣けてきてしまってさ
本当に優しくていい子なんだよなぁ、と、保護者みたいな気持ちになってしまった
5部に入って、グッと「大きな仕事」が増えた気がする
それはもちろんIDOLiSH7自体が大きくなっているのだから当たり前なんだけど、それが少し怖くもある
どうしてだろう
彼らが大きくなっていくことを、たくさんの人に見てもらうことを、誰より望んでいたはずなのに、もうこのままでいいよ、これ以上頑張らなくてもいいよ、と、言いたくなってしまう
IDOLiSH7が大きくなって、自分の知らないもの、手の届かないものになるのが嫌だ、という気持ちとはまた違う
嫉妬だとか寂しさだとかそういうものではなく、ただ漠然と、恐怖なんだ
何がそうさせているのかは分からない
数年前、大好きなバンドが、ある映画での音楽担当をきっかけに一気に有名になった
それまで一切取り沙汰されなかったメディアにどんどん取り上げられ、音楽番組にも数多く出演し、ライブ会場もぐんと大きくなり、チケットは取りづらくなった
その時に感じていたのは「今までこの手の中にあったものが離れて行ってしまったようで、寂しい」だった
そして、今更騒ぎ始めたメディアに対しての小さな怒りだった
私たちはずっと前から彼らの輝きを知っていた、何を今更、と。
だけど全然違う
どうかIDOLiSH7の魅力を過剰に脚色しないで、これ以上騒ぎ立てないで、と、星に祈るような気持ちになる
当の本人たちがあんなに楽しそうにライブをして、嬉しそうにドラマ撮影に望んで、新しいことにチャレンジしようとしているのに私がこんなことを言うのは的外れだと思う
だけど、それでも、どうか、と、祈ってしまう
この気持ちの正体は何だろう
この先、何が起ころうとしているのだろう
それが分からないことが、自分の気持ちすら不透明なこの状況が、酷く怖い