たからばこ

好きなものを好きなだけ

アイドリッシュセブン メインストーリー 第5部 11章 感想

 

 

 

 

タイトルからびっくりした…無理…

ついに和泉兄弟の喧嘩来たかと思った。心臓に悪いのほんとやめてもらっていいですか?

 

 

天くんと九条鷹匡の回想シーン。やっぱり天くんは自分が間違ってたなんて思ってもないし、自分の手で両親の店を、陸を守れたことを誇りに思ってるんだなと思ってそれが何かなぁ…

嬉しくもあり、悲しくもあり。複雑だな。

 

 

九条鷹匡が七瀬と言いかけて九条天と言い直すところ。その後に入った天くんの「…………」にはどんな感情が含まれていたんだろう。七瀬の名を捨てた自分を、最愛の弟との縁を切ってしまった自分を、どう感じていたんだろう。

 

 

永遠とは、ね。答えのない問いだな。

絶対に有り得ないのに何度も夢見てしまう。消えない虹も、醒めない夢も、輝き続ける星もないと知っているのに。

 

つい数時間前に別ジャンルが完結した件でフォロワーさんと「ずっと見ていたかったけどこれで終わりなんだな」って話をしたばかりだったからめちゃくちゃ刺さった。

アイドリッシュセブンが終わるなんて思いたくない、信じたくない。そんな未来はもっとずっと先の話でいいのに、私たちが向かっていく先は、5部の向かう先は紛うことなき"物語のひとつの結末"なんだよな。

それは彼らが現実として描かれる以上、偶像でなく私たちと同じ人間である以上、避けることの出来ない話なわけで。やだよ!!終わるな!!!!!

 

 

天くんにとってはやっぱりファン=陸なんだなあと思った。1番初めのファンの陸、その延長の今のファンなんだろうな。天くんにとってアイドルの原点はどうしたって陸くんなんだ。

 

そしてここで天くんが語る幼い日の陸くんと、アイドルのファンたち(≒九条鷹匡)の言葉が完全にリンクしてしまうのがな…。だから天くんは九条鷹匡を見捨てられないんだろうなと思った。大好きで誰より笑顔にしたいと願った弟と同じことを望むんだもの。潜在的に弟の願いを叶えられなかった代わりに、という思いもあったのかもしれない。

陸くんの命を守るためにと家を出たことを後悔している訳では決してないけど、そのせいであの子の笑顔を奪ってしまったと、これからはあの子の幸せを守れはしないという思いは少なからずあったと思うからさ。

 

 

実現しなかった永遠、魔法が解けた暗い世界を廃墟の竜宮城に例えるのさあ…ほんと都志見文太…

眩しい夢から醒める事もできず、虹が消えたことを認められず。玉手箱さえもらえないで、開けられないで。

夢が幻と消えても回っていく世界に着いて行くことも出来ないで、ただ独り嘆き続けた九条鷹匡をそこに見た気がした。

戻れもしなければ進めもしない、ずっとゼロが消えたあの日に囚われたままなんだろうな。

 

 

ゼロもNO_MADも旧Re:valeも、終わりたくないのに終わってしまった。永遠を願って、夢見て、追い掛けていたのに、潰えてしまった。

今回すごくいろんな人達の"終わり"を見せつけられて、5部は本当に"結末"を描く物語なんだなぁと思った。しんどい

 

幸せでいてほしい。またいつか歌ってくれたら。

姿が見えなくなっても、ずっとそれを願っていた。ずっと貴方が大好きだった。今でも。

すごく分かるんだよなぁ、ここのファンの女の人の言葉。

 

元々解散やメンバー脱退が日常茶飯事の界隈にいたおかげでたぶん他の人達よりは終わりとその先の世界の解像度が高いと思ってるんですけど、本当にこれなんだよ。

私たちにはただ願うことしか出来ない。どうか幸せでいて、笑っていてと。ずっと大好きなまま、もう二度と彼らを見ることは出来ない。

ぱちんの音ってのもそうでさ。本当にその瞬間に全てが終わっちゃうのよね。ステージの電気を消すように、操り人形の糸を切るように。

ほんの数時間、数ヶ月前までそこで歌ってたはずなのに、ここでアーティストとしての彼らの人生は終わる。

「ぱちん!」

永遠の終わりを告げる無情な音。本当に言葉の使い方が上手すぎる…。

 

今の環くんは自分がアイドルでいる意味を見失いそうになってるのに、それでもやっぱりアイドルを辞めて幸せになってるところは想像できないものなんだなと思うと少し救われた気がした。

永遠なんてないと分かってるけど、少しでも長く続いてくれたらと思うから。そのために、彼らの幸福がアイドルである自分に繋がってくれていますようにと願ってしまう。とても身勝手な思いだと自覚はしてるけど。

 

そのあとの万理さんの「幸せじゃないなぁ」は私は笑っていいとこだと思ったんで思いっきり笑いました。靴下の替えで幸せになれる安い男、大神万理。好きだよ。

 

 

ミュージカル『ゼロ』はゼロの創世と喪失の物語。九条鷹匡は自分と同じ経験を世界に、全てのアイドルファンにさせたいんだろうか。

このミュージカルで、何をどうしようと思っているんだろう。九条鷹匡という人間、まじで理解出来ん。

なのに嫌いにはなりきれないのほんとめんどくさ(褒めてる)

 

 

んで私、ここの天くんの「ボクの名前より愛した、ボクの仕事」をずーーーーっと考えてるんですけど。

初めて読んだときに「七瀬の姓でいること(≒陸くんの隣にいること)より望んだアイドルという仕事(≒九条の養子になること)」って意味か?と思っちゃってセルフ解釈違い起こしてるんですよね。たすけて。

天くんにとって九条の養子になったこと、アイドルを目指すようになったことはあくまで結果であって、目的ではないと思ってるんですよ。

両親の店や陸くんを守るために取った手段がそれだっただけで、もしそういう危機的状況がなければ出会うはずのない、進むはずのない道だったと思ってて。だから、名前を捨ててまで選んだ仕事と言われるのは違和感がある。

アイドルでいるために名前を捨てたんじゃない。家族のために名前を捨てた結果、アイドルになったんだと思ってるから。日本語難しいな。

じゃあ今の天くんが名前を取り戻すためにアイドルを辞めるかと言われたらそんなはずもないんですが。それはまた別の話。

少なくとも始まりは決してアイドルになることが目的だったはずないって思うんだけどな。それならこの言葉の解釈は何だ…分かんない…。

 

 

終わりなんて誰も望んでない。みんなが永遠を夢見てる。それでもやってきた終わりを、どう描くか、受け止めるか。壮大で、答えがなくて難しいな。

 

楽さんの言葉が九条鷹匡が言えなかったそのものなんだろうなと思うから苦しかった。

友達なんだから教えて欲しかった。一緒にやって行きたかった。ただそれだけで、なのにそれすら伝えられなくて、今こうして拗れてるんだろうな。

 

 

ミュージカル『ゼロ』の続きはTRIGGERが担うのかな、と思っていたりする。九条天をより完璧なゼロに、それ以上にするために、九条鷹匡は彼らにゼロの遺した物語の結末を背負わせるつもりなのかもしれない。

 

 

今回一話ごとの重みやばくないですか?進まな過ぎて精神削られた。読んでも読んでも終わらないしんどい話。

 

 

双子それぞれが「あいつこそがゼロだ」の対象になってるのしんどすぎて双子のオタク死にかけなんですけど…。

そしてやっぱり天くんの言動の指針は"陸くんを守るため"なんだよな。九条鷹匡を救いたいという思いもあるにはあるけど、一番の原動力はストレスに弱い陸をトップに立たせるわけにはいかないという、ある種傲慢な心配と愛情。弱い弟を守るためにアイドルになり、トップを目指すのだという覚悟。

それ自体はとてもかっこいいと思うし、13歳の天くんの覚悟が間違っていたとは到底言えないけれど、じゃあ正しいのかと問われればそれもまた違う。

 

こうやって見ると本当に天くんの行動のすべては陸くんの上に成り立ってるのね。あの子を守るため、幸福にするため。

そうやって生きてきた天くんが、実は陸くんは天くんが自分のために家を出たことを知ってるし、それについて知らないふりをし続けるのが自分の罪だとまで言ってるのを知ったらどうなるんだろうな、ほんと。その瞬間が訪れるのかどうかもわからないけど。

でもこのままにはできないよなあ…。天くんも一織くんと同じ。向き合って、相手の変化を認めて、自分も変わっていかなくちゃ。それこそまさに永遠に変わらないものなんてないんだから。

 

 

それでまた陸くんの方も天くんを九条から解放するために自分がゼロを打ち破るとか言い出すんだもん。本当に双子はこれだからさあ…。

 

 

仮にも小国の第二王子が全裸待機してるのおもしろすぎる。これからアイナナオタクたちの儀式になっちゃうよ、全裸待機。トンチキッシュセブン。

 

 

陸くんの「喧嘩にもならない」発言、和泉兄弟のぎこちなさを知ってる私からしたら双子はかなりしっかり喧嘩してる方だと思ってたからびっくりしたんだけど、まあよく考えたら双子のしてる喧嘩っていつも堂々巡りなんですよね。天が陸の何かを止める、陸がどうしてダメなのかと問う、天は何も答えない、陸がムキになって口喧嘩が始まる、みたいな。毎回このパターン。

結局天くんが陸くんに何も言わないから何回も同じことを繰り返す。

 

それにしてもこのシーンの陸くん可愛すぎません?何喋っても何しても可愛いの何事ですかほんま

色々ごちゃごちゃした後に「オレはずっと大好きですよ!」に帰結するの良すぎる。天にぃがわけわかんないんだよね、そうなんだよ。

 

 

桜春樹とTRIGGERの強火担同士のやり合いも大好き。オタクって面倒くさくて愛おしいね。

 

 

私ここでの一織くんの電話の相手、九条鷹匡かと思って「いつの間に番号交換してたん!?」って叫んだのですけど、同じ人います…?私だけ?

自分は電話に「一織です」って出るのに(これマジでめちゃくちゃ可愛くて好き)、鷹匡も天も「九条さん」なのややこしいんでやめてもらっていいです?(八つ当たり)

まぁここの本題はこれじゃないんですよ。この後のフレフレもとい陸くんを取り巻く天くんと一織くんのやりとりがあんまりにも私の好きなそれすぎた。

二次創作かと思ったもんね!

 

陸くんが世界中の誰より天くんのファンであることを自覚している一織くん…そうなんですよ…。その上で隣に立つのは自分だし、彼をスーパースターにするのも自分だってのがまた、ね。良いよねほんと。

そんでここで天くんが陸くんを守るために頼る相手は一織くんなんだよな〜!!!!最高!!!

そういう面では認めてるんですよね、一織くんのこと。世界中の誰より、何より大切な弟を守ってくれと頼めるほど。しかもそこで発せられる「一生のお願い」「和泉一織くん」だよ。はあ。

 

陸くんを守るため、何も言わずに戦地に向かっていく九条天マジで…お前ほんと…そういうとこ…。

「よろしくお願いします」で電話を切るんじゃない。

 

 

解ミスこと『オオカミ少年と少年探偵』一織くんがオオカミ役なの意外だなって思ってたけど、主役にはなれないしならない、あくまでサポートでしかないみたいなことの具現なのかなと思ってしんどくなった。いやそんなとこに感情移入すんなって感じなんですけど。ていうかそれこそが一織くんにとっての夢であり希望なんだから私がしんどいなんて言う権利はないんですけど。

 

 

ついに来ましたね個人面談のターン…。

なんでカメラ回してたんだろう。気にせず流していいとこなのかな?なんかありそうだと思っちゃうのは勘ぐりすぎか。

 

ずっとこのままではいられない、だけど、せめて今年いっぱいくらいはこのままで。未来を見て、現実を知って、それでも尚一緒にいたいって言ってくれるは嬉しいな。

寮の話に入った途端BGM止まるからビビった…怖いよもう…。音楽にビビらされてるの何?

 

みんなに頼られないと寂しい大和さんまじでありがとうございます!!めちゃくちゃ喜んだ。公式が1番つよい。

 

 

壮五さんはここで自分が父親と同じことをしていたと気付くんだな。嫌いで、自分を縛り付けていた父と同じことを、自分が一番幸せになって欲しかった相手にしてしまっていた。

だけどこれを通して「父にも愛情が無かった訳じゃない」に繋がるのが良すぎて…まじでアイドリッシュセブンそういうとこ…。

いやほんとにそうなんですよ。壮志にも愛情はあったんだよってのはずっと思ってて。壮五さんにもそれを知って欲しいとか、それで和解して欲しいとか、そんな傲慢なことまで考えていた訳ではなかったけど、壮志を嫌な父のままにされてしまうのは少し悲しかったから今回のこれは泣いた。どこに感情移入してるんでしょうねほんと。

 

壮五さんはただの保身と言い訳かもって言ったけど、向き合って話す機会をもう一度作ろうとしてる、それだけでもう十二分に素晴らしいことだと思うんだよ。

いくら"どうせ来ないよ"って思ってたとしても、やっぱり本当に空席だったら少なからず傷つくはずじゃないですか。だけど、それでも投げ出すような終わりじゃなくて、ちゃんとけじめを付けようって思える壮五さんはすごいなと思った。

 

そしてそれを「義務」って言っちゃうのが逢坂壮五のしんどいところ…。

いや、でもどうなんでしょうね。壮五さんにとって、父とのことはもう本当に終わったこと、諦めのついてることなのかもしれないしな。

チケットは完全に最後の儀式でしかないのかもしれない。

そこは本人にしか分からないね。分からないからこそ好き勝手言えるんですが。

 

 

将来の夢なんて分かんないよな。まして"理に会う"っていうひとつの大きな目標を遂げてしまってるんだもの。

そんな環くんを社長がさらっと受け止めて「止めておく?」って言ってくれるのがもう…まじでこれだから信頼出来るよ小鳥遊事務所。

どんなに人気になろうと、目まぐるしく過ぎる日々の中でも、決して一人一人を見逃さないでいてくれる。それがどんなに難しくて有難いか。

 

 

なんか士郎はやっぱり掴めない人ではあるけど、嫌な人では無いのかなって思ってるんだけどどうなんだろう?絆されすぎかな?

どうにも嫌いにはなれないんだよなあ。ŹOOĻとの掛け合いも良い関係のように思えるし。

 

 

華やかなのに身近なスター、それはまんま陸くんのことだな…と思ってたら案の定だよ。

ゼロの華やかさと愛嬌は七瀬陸で、スマートで卒がないところは九条天。嫌な事聞いちゃったな…。

陸くんと天くん、2人でゼロか。

でもゼロが大衆に愛された理由はスマートなところではなく、キラキラしてるのに身近だというところだと思うんだよね。となると現代のゼロは、ね。

ていうかそもそも、全然違う人間を過去の人間に重ねようとしてるこの行為、めちゃくちゃ傲慢なのでは?ゼロはゼロ、七瀬陸はIDOLiSH7の七瀬陸、九条天はTRIGGERの九条天だよ。

そんなふうに割り切れないのが人間だけどさあ。

 

 

「同担拒否」「中の人」「解釈違い」面白いほどにオタク用語がすらすら出てくるな。アイドルだって私たちと同じ人間だよということの説得力を上げてきてるのかな?それはさすがにメタ読みしすぎ?

 

 

本当にトウマのことになるとめんどくせぇŹOOĻが愛おしいよ。

ここで素直に「NO_MADの再結成なんて嫌だ」「自分たちだけを見てほしい」って言えないŹOOĻくんたちな…本当にいろいろとクルものがあるね。

自分が愛されることに自信がないんだろうな。だから試すようなことをして、同じだけの思いを返して貰えないかもしれないと臆病になって言い出せなくて。

3人のそういうところ、すごく可愛いなと思うけど、いつまでも士郎みたいに的確に背中を押してくれる人がそばにいるわけでもないからなぁ…。そこは彼らが乗り越えるべき課題なのかなと思っていたりする。

愛されているか分からないけど、もしかしたら一方通行になってしまうかもしれないけど、それでも自分の思いを言葉にして伝える勇気と覚悟。それが一番難しいけどね。

 

士郎、言動の端々からあぁこの人は本当にŹOOĻのことをよく見て、愛してくれてるんだなって感じるからもう何も言えねえ。めちゃくちゃ嬉しい。ありがとう。信じてるよ。

 

 

そしてRe:valeの最悪夢オチで終わるのな。心臓に悪く始まって心臓に悪く終わるアイドリッシュセブン第5部11章。アイナナ読んでたら寿命縮まる気がする。誰か統計取ってくれないかな。

まぁ読み進めながら夢オチかファンの前で次曲はモモの作詞ですを発表して追い詰められるかの2択だなとは思ってましたけど。夢オチでまだ助かった。

百ちゃんはRe:valeが解散することを「世界が壊れそう」って言うんだよね。バンとユキのRe:valeに出会ったあの日から、百ちゃんにとっての世界の全てはRe:valeなんだなというのをひしひしと感じられて良かった。

あの日、観客として見ていたその視線の先に今度は自分が立つ。ファンだった時代があるから、そっち側の気持ちが分かるから、自分がこれからしなきゃいけないことに足が竦みもする。自分の一言でファンに笑顔を与えることも涙を流させることも出来るんだもん。そんな大役を負って、大好きな人のメロディに詞を乗せるというプレッシャーは計り知れないよなぁ。

「モモ、泣いちゃったじゃないか。帰ろうよ。」な千さん可愛すぎて満足。自分が帰りたいからってだしにしたのもあるだろうけど、百ちゃんのこと守ろうとしてくれてんのかなぁって思って。都合の良い解釈かもしれないけどさ。

 

そしてここで「竜宮城」を持ってくるのがまじで都志見先生…。

百ちゃんも言わば、玉手箱を渡されず取り残された浦島太郎の1人なのよね。だからこそ強く願った。どうかまだ終わらせないで。オレと一緒に夢の続きをって。 

ここで九条鷹匡の言葉を再び持ってくるのはマジでずる…って思った。

夢を終わらせたくなかった2人。百ちゃんは自分をバンさんの代わりにと言った。九条鷹匡は天くんをゼロの代わりにした。そこに大きな違いは何もなかったのに、歩んでいる道はこんなにも違う。その違いやっぱり「永遠を夢見ている」か否かなのかな。百ちゃんは1度サッカーで活躍するという夢が敗れてることで、永遠はないって知ってるわけだから。

 

道具はないからやりたいことは半分しか出来なくて、でも時間は余るほどあって。やりたいことを満足にできるようになったら、今度は時間が足りなくて。果たしてどっちが幸福なんだろうね。

 

自分というショーの終わる日。その日の、その先にRe:valeは、TRIGGERは、IDOLiSH7は、ŹOOĻは、何を見るんだろう。

 

 

 

 

アイドリッシュセブン メインストーリー 第5部 10章 感想

 

 

これまでが大体20章前後で構成されてたのを考えるとついに折り返しまで来ちゃったな…

アイドリッシュセブン新章更新がある生活、怖いし不安だし常に命握られてる感じだけど同じくらい生きる意味や活力もここにあるから終わっちゃうの嫌だな。さみしい。

まぁでもね、アニナナ3期後半も待ってるし、今年はなんてったって7周年イヤーだからね。楽しみなこともいっぱいある。

 

 

TRIGGERの3人と三月くんの「テレビの前だから絶妙な距離を取りつつ、それでも互いにこの場に戻って来れたこと、戻って来てくれたことが嬉しくて仕方ない」みたいな絡み方がほんとにほんとに…。

ライバルグループとしての距離は保ちつつも仲良しなところを見せてくれるのが本当に嬉しくて。ファンにとってもプライベートで仲の良いアイドルが見れるのは嬉しいんじゃないかなぁ。

あんまりよく思わない人も居るんだろうけど、少なくとも私は3次元とかでも好きな人同士が公の場でも仲良く絡んでくれるのは嬉しいので今回も嬉しかった。

 

 

クールでセクシーでワイルドでキュートなTRIGGER無敵なんですよ!!お姉さん方分かってる!!ってキャッキャしちゃった。私らはキュートなところも早々に知ってたからなぁ。

事務所を離れ、1度堕ちたからこそ出てきた(堕ちたおかげなんて言いたくはないけど、事実それによってもたらされた新たな一面であることは否めない)魅力によってこれからまた新しいファンが増えていくのかも知れない。

すごい勢いでトップへと駆け上って行ってるIDOLiSH7にとって、最強で最高の敵になるのはやっぱりTRIGGERなのかな。IDOLiSH7をアイドルにしてくれて、ここまでずっと一緒に走ってきてくれた人たちだもんな。

 

ファンたちはずっと気付いてたんだよね、TRIGGERの仲良しに少しのフィクションが混じっていたこと。その全てが本心ではなくて、ビジネスライクな付き合い方であったということ。だけどそれは決して悪なわけではなくて、それがTRIGGERの在り方ならとずっと飲み込んでた。

すごいんだよな、ファンって。大和さんと三月くんが喧嘩してた時のファンの子の言葉にも驚いたけど、本当にすごい。IDOLiSH7が、TRIGGERが大好きだからこそ分かるんだ。そして分かるからこそ飲み込んだり踏み込んだりできる。

 

「オタク」って今でこそそんなに酷い差別用語でもなくなったけど、数年前まではそれだけで嘲笑の対象になったりしてた。だけどひとつの事にこんなにも愛情と熱意を傾けて、その人やモノたちに長く強く熱中していられるのって本当はすごく尊い行為なんじゃないかと思うんだよ。誰にでもできることじゃない。もちろん行き過ぎればそれは害悪なものにもなるんだけど。

アイドリッシュセブンはそういうオタク(≒ファン)のすごさや尊さ、そして恐ろしさや行き過ぎた害悪性を描くのが本当に上手いよなぁ…。

アイドリッシュセブンに出てくる嫌なファン、例えばセンター交代の時に喧嘩してた子達とか、三月くんを傷つけた人達とか、環くんを嘘で騙した子とかも、根本にあるのは必ず「誰かを好き」って気持ちなんだよね。根っからの悪意で誰かを傷つけてるわけじゃない。だからこそ己の身を振り返る良い機会になる。私の好きは誰かを傷つけることになってないか、誰かを追い詰めることになっていないか。

「アイドルを苦しめるのはいつだって好きの感情」という言葉はこういうところにも繋がってくるのかなと思っていたり。上に書いたような人達はもう「好きだから」なんて言葉じゃ許されないくらいのことをしてると思うけど。

 

 

ミスター下岡さんの言葉、嫌味なく松永さんやたくさんのファンたちの声を代弁しててすごいなと思った。そりゃ名MCだもんなあ。

 

 

九条鷹匡、お茶の間で見られるようなテレビに出て大丈夫なんか。ここのインパクトが強すぎて脚本家さんの名前何も残ってない。ごめんなさい。

 

楽くん九条鷹匡相手に(カメラの前だからかなり抑えてるとはいえ)めちゃくちゃ喧嘩腰で笑っちゃったんだけど、九条鷹匡が「大ヒットのクレセント・ウルフの後だから慎重になるのは当たり前だよね」みたいな感じで上手く収めててこいつ出来るやつだ…になった。静かに人の心を誘導する能に長けてる。

このVTRを見て楽さんちょっと怖くない?ってなった人にも、九条鷹匡のあの一言があることで、あぁそうか、仕事に対して真摯に向き合うからこそか。って思わせることができる。

 

 

なんか九条鷹匡がゼロに妄執してるとか天くんをゼロにしようとしてるとかの裏側を知ってるからあれだけど、これ単純に見たらTRIGGERすごいのよね。

あのゼロのプロデューサーにプロデュースしてもらうんだもん。そこだけを見ればとっても光栄なことなんだろうな。

 

 

「明るく、無邪気で、誰もが夢を見ていた」ってまさに陸くんでもう…。こわ…。

 

 

てかミュージカル『ゼロ』ここで言っていいの!?って思ってたらガチ初出し情報でびっくりした。番組がTRIGGERへ掛ける思いと同じようにTRIGGERも番組を信頼してくれてるのかなって思ったよ。だってそうじゃなきゃこんな大プロジェクトの発表の場をここには持って来ないでしょう。

 

三月くんめっちゃ驚いてるじゃん、そりゃそうなるよな。って思ってたらその後の陸くんで笑った。

天くんが必死に隠そうとしてたミュージカルのタイトルを知ったら怒るのかなとか思ってたんだよ。なんとか出るの止めようとするのかな、とか。けどまさかの「絶対見たいじゃん!」ですよ。かわいいねえ。ここだけ何回でもリピできる。

 

 

主題歌「SUISAI」桜春樹の曲ってこともあってか、かなりIDOLiSH7らしい曲だなと思ったんだよね。なのにTRIGGERが歌っていて全然違和感がない。むしろめちゃくちゃかっこいい。これ実際に作曲されたのどなたなんだろ…。すごいよね。桜春樹の曲だからIDOLiSH7らしくという部分は守りつつ、TRIGGERの良さも決して消さない。早くフルで聞きて〜!!

 

 

偽ゼロによる脅迫事件ねえ…今回も起こるのかな。

スタッフさんたちが「プロデューサー公認なんだから大丈夫でしょ」って言ってたけど、その公認したプロデューサー自身が過激派なんだよなあ…。九条鷹匡ほんとめんどくさくて複雑だね。どうなるのかな。TRIGGERがこれ以上危ない目に遭うことだけはありませんように。

 

ゼロより上と言われる九条天、喜んでいいとは到底思えないんよな。恐怖でしかない。

天くんほんとにゼロのようになるつもりなんかな…。偶像を演じて、光だけを見せて、闇をその内に抱え込んで。そんなの望んでないよ。

 

 

桜春樹強火担の棗ちゃん面白かった。解釈違いです。強い。

 

環くんの「がっくんが九条やったら、九条も好きになっちゃうじゃん!」あんまりにも分かりすぎて赤べこになった。がっくん使うのずりぃよね。

九条鷹匡、プロデューサーとしての腕は確かなのにこんなに嫌われてるの人格がダメすぎて笑うしかないやろ。頑張れおじさん。

 

 

「障壁」って言葉の選び方だよ一織くん。なんかねぇ、怖いよね。いくらライバルグループと言えど、人の栄光を素直に称えられないのは危うい気がする。称えるまでは行かずともそれを障害物のように言ってしまうのはどうなの。

本当に一織くんだけが先走ってる感じが否めないのが恐ろしいなあ…。

 

でもやっぱりここでの一織くんの言葉を聞いてる限り、天くんがこうしてゼロになろうとしてるのは陸くんがそうなるのを止めるために、って感じぽいよね。知らんけど。

 

 

ŹOOĻくんたちまた今回もやってんな〜と思ってケラケラ笑いながら見てたんだけど、こうやってこれを平和に笑いながら見てられるうちが良いみたいなとこはあるよな…。

ここまで引っ張るってことはこの後の大きな壁になるのは間違いないと思うんだよな…こわ…。

てかここのŹOOĻ、絵で見たすぎる。スチルくれなかったからアニメになること期待してます(気が早い)。

 

 

心臓に悪い10章4話。びっくりするわ。やめろ。

一織くん初のNGがこの場面での「兄さん」なのキツすぎるやろ。無理。ほんとやめて。

 

身分(地位)詐称の隠し事に、その原因は古市(三月)のため。そして告白の機会が遅くなったが故の余計な捻じれ。こんっなにリンクすることある?9章1話とは別の意味で泣きそうになった。

 

でも私これ、わざとここで入れることで現実には起こらないんじゃないかなって思ってて。願望も含まれてるけど。

古市は「大事な遺産を守るためにも他のシェフを」って言うんだけど、9章1話で三月くんは「あんたには要らなくても、オレを必要としてくれる人のために頑張りたい」って言うんですよね。だからこう、自分がIDOLiSH7に入れたことが情けの結果だったと思ったとしても、それでも、今さらここを離れるつもりなんてないからって言えるのかなとか。

これは今回彼が持てた自尊心がもう二度と揺るがないということが前提だけど。

 

あと都志見先生は同じ展開を二度は踏ませない気がしてるんだよね。知らんけど。

台本と同じように最悪のタイミングで隠し事がバレてしまうっていうのはMEZZO”でやってるし、三月くんの一度得た自尊心が砕かれるのももうやってるから、今回は上手いこと収まらないかなとか…無理かな…アイドリッシュセブンだしな…。

何事もなく丸くは収まらないよね、たぶん。でもなんか違う形になる気がしてる。ただの希望的観測かも。

 

 

その後の一織くんの「まーーーた」面白すぎたんだけど、こんなふうにどうせ仲直りするんだから手短に終わらせちゃえよと思えるような兄弟喧嘩すら一織くんはして来なかったんだよな、だからこそ今こんなにも拗れてしまってるんだよな、って思っちゃってダメだった。

早くカミングアウトしてしまえよもう…!!胃が痛いのはこっちも一緒なんだよ…!!

 

「私と兄さんの仲は永遠にピースフル」それ一織くんから出てくる単語なんかと思ってびっくりした。

いつもは冷静に周りが見えるのに、三月くんとのことになると途端に願望型になるの何なんだろうね。

自分がしてることは決して兄にはバレないと思ってるからこそか?

 

語彙力の喪失したいおりくん(5歳)かわいかった。めちゃくちゃ。兄さんにバキーされるの怖いんだねえよしよし。大丈夫だよ、兄さんは一織くんにはたぶんバキーしないから。たぶん。

とりあえず早くカミングアウトしてくれ。

 

 

なんか今回読んでて、意外と7人(全員は揃わないことも多いけど)一緒にいる時間取れてるのかな?って思った。どうなんだろ。そうだといいなあ。

 

 

Re:valeの立場の話、コミカルに軽く描かれてたけど、彼らが少しづつ絶対王者でなくなってきてるってのは事実なんだと感じて何とも言えない気持ちになったな。

誰かが上に行けば誰かの立ち位置が下がる、当たり前のことだけどさ。

 

 

Re:valeの不穏はやっぱり作曲に関することのせいになるんだろうなあ。大好きだからこそ戸惑って怖くて手が出せない百ちゃんの気持ち、すごくよく分かる。大好きな人の作品を自分の手で汚してしまうなんて、そんなの許せるはずないもの。

不安だなあ無人島生活。こんなスチルで次回更新に続けるな…。

 

 

 

アイドリッシュセブン メインストーリー 第5部 9章 感想

 

 

 

Re:valeのファンが「百ちゃんの仕事が三月くんに取られた」って言いながら三月くんやIDOLiSH7を憎むんじゃなくて「Re:valeには愛がある」とか「アイドル番組が増えて幸せ」とかどこまでも温かく前向きで、なんかRe:valeをRe:valeたらしめるものを見たというか、彼女らはRe:valeのファンなんだなぁと思った。

初手から語彙が喪失してるけど伝われ。

 

 

三月くんは本当なら百さんが、って言ったけど私はゴシップなんかなくても三月くんに来てた仕事なんじゃないかと思ったよ。

それはIDOLiSH7が大きくなってるからとかそういう事ではなくて、和泉三月という人の輝きを誰よりも知ってるから。自分で思っているよりずっとたくさんの人に愛されて求められているということをもっともっと知ってくれたらいい。

もちろんそう思ってしまう三月くんの気持ちも分かるし、百ちゃんがIDOLiSH7や三月くんより下になったなんて絶対思ってないけど。

三月くんでも百ちゃんでもおかしくなかったはずのもので、そこにゴシップが重なってしまったから三月くんに来たというだけの話。ゴシップがなくたってどうなってたかは分からないよ、きっと。

 

その後ですよほんと…。これだから私は三月くんが好きなんだよなって思った。あんなに自分に自信がなかった子が、1度持てた自尊心を砕かれてしまった子が、それでもなお前を向いて進んで行くその姿を、強く大きく成長したその背中を見ることが出来るのが本当に嬉しい。とんでもなくかっこよくなったね。

自分の居場所を危うく思っている子が胸を張ってこれが俺だ、ここが俺の立つ場所だって言えるようになる様を見ていくのが本当に好きなんですよね。A3!の七尾太一とかまさにこれでしたけど。

何様?みたいな目線になってんな。後方保護者面です。

 

三月くんが「自分のことかなり好きになってきた」って言ってくれたのが本当にほんと〜〜〜に嬉しくて。私はずっと大好きだったよ!!って叫んだ。ずっと大好きだったよ。今でも大好きなんだよ。大好きな三月くんに私の大好きな人のことを好きになってもらえて本当に嬉しい。三月くんがそう言えるようになってくれて良かった。

 

そしてここのスチル(?)三月くんはまぁそうなんだけど、大和さんもちょっと泣いてるのね〜!!もうなんか、胸がいっぱいでした。一生懸命を教えられてほどほどに助けられた2人だもん。なんか、ね。泣いちゃうやろこんなん。

 

んでここでマイフレンドほんとずるい。これだからアイドリッシュセブンは…

オプナナの時、キャストさんたちここまで録ってマイフレンド歌ったのかな。だとしたらそりゃ泣くよなぁ…そうじゃなくて聴いてる私たちでさえあんなに泣いてたんだから。

早く円盤欲しいよ〜!!万理さん〜!!何卒…!!

5部9章を浴びた後のこの身体であの時の3人のマイフレンドをもう1回聞きたい。泣くので。

 

 

ミスター下岡さんの「罪滅ぼし」に心臓握られた。彼もツクモ側の人間だったんだよなぁということを思い出した。TRIGGERを貶めたことの罪は下岡さんもŹOOĻと同じだけ背負っていくんだろうな。

本当にこれだから月雲了がなぁ…私はどうしても許せない。彼のせいで一体どれだけの人間が要らない罪悪感を抱え込むことになったんだろう。その道に進むと決めたのは確かに彼ら自身だから全てを了さんのせいだというつもりはないけれど、その道を示したのは、彼らがそこに足を踏み入れる元凶を作ったのは間違いなく了さんなんだよな。

だから彼さえ居なければと思わずにはいられないんだよ。了さんがいてくれたからŹOOĻに出逢えたというのもまた事実なのにね。

 

 

9章2話、タイトルが「おかえり」な時点でもうダメだった。私たちは神の視点から見てるのでテレビに出てないTRIGGERも存分に知ってて、その間も彼らの輝きは何一つとして失われていないということも分かっていたけど、それでもやっぱりこうしてたくさんの人の前で、アイドルが1番輝ける場所で喋って笑うTRIGGERが見れたのはこの上なく嬉しい。

 

今回本当にTRIGGERのファンの姿がすごくよく描かれてて。世間がどれだけTRIGGERを待ち望んでいたかを思い知らされた。3人で暮らしてることとかもみんな知らなかったんだもんね。けどそれだけの空白の期間があっても、テレビに出れば「あ、TRIGGERだ。相変わらずかっこいいね」って言われるのまじですごい。

 

TRIGGERがこうして戻ってくることで救われる人がこんなにもたくさんいるんだよね。

顔も出なかった新人タレントくんの言葉がまさに松永さんの言ってた通りでさ。あの時、手を差し伸べたくても、声を上げたくても出来なかった人って、それを今でも後悔し続けてる人ってたくさんいると思う。今回のTRIGGERの一歩は確実にその人たちを救うものだった。もちろんずっと待ってたファンのことも。

「醒めない夢を」という姿勢もすごくかっこよかったけど、今のTRIGGERの姿もまた誰かに夢を与えてるのは間違いない。本当にかっこいいグループだよなあ。

 

姉鷺さんの「あの日、TRIGGERについた傷が、世界中に誇りを与える」が最高にかっこよくて痺れた。それだ〜!!ってなった

 

 

わたくし、環くんがサラッと敬語使えてるのにめちゃくちゃ感動した。まじで成長したね…すごいよ…

 

そしてその後の大工道具ッシュセブンでめちゃくちゃ笑った。いじられてる大和さん大好きなんです。いいと思うよ大工道具ッシュセブン(適当)

その後のファンのお姉ちゃんのせっかく犯罪者じゃないのに!も割と笑った。二階堂大和=悪人面犯罪者役がファンにまで定着しちゃってるの面白すぎる。本人の名前を知らない人に「あー!あのいつも悪役で出てくる人ね!」「あの人悪い役以外してるの見た事ない」って言われるタイプのやつだ

 

その場には大和さんと環くんしかいないのに自然とほかのメンバーの名前が出てくるのめちゃくちゃ良いよな。だいすき。

 

 

Re:valeここまで本当に完全安全枠だから今後が怖いんよな…。安心して身を預けて笑いながら背後に気をつけてる(矛盾)

お揃いの派手下着で無人島で1ヶ月作曲生活するRe:valeおもしろすぎる。見たい。ぜひ見せてくれバクマジ。

それを「宇宙で1番仲良し」で片付けちゃったRe:vale担のお姉さん強すぎるんよ。2人の奇行に慣れすぎですよ。

 

「肝心なもの買い忘れて行きそう」絶対に真理。何忘れていくと思う?ギターとか?だって家にあるんだから買わないじゃんね。

 

 

TRIGGERが戻ってきたことによる世間たちの反応でRTIZはそれぞれにそれぞれの魅力があるんだよということを感じると共に、少し誇張しすぎのようにも感じるTRIGGERおかえりムードが何かの引き金になるのか?と恐ろしく思ってたりもする。考えすぎだといいんだけど。

なんかみんなのTRIGGER祭り上げの雰囲気を感じるというか、しばらく見ていなかったからこそ神格化してるような気がしなくもないんだよなぁ…。TRIGGERが表舞台に戻ってきて嬉しい人たちの一過性のものであれば全然問題は無いんだろうけど。

 

 

 

ちなみに9章読み終わり時点での私は「もしかして今回更新分では不穏パートない!?」とか呑気なことを思ってました。そんなわけないだろ。

私がやってるのはちゃんとアイドリッシュセブンでした。

 

 

 

 

アイドリッシュセブン メインストーリー 第5部 8章 感想

 

 

優しくて甘い天くんを見ながら、知ってる…私は知ってるぞ…この後に地獄が待ち受けてること…と思ってた。でも正直、何を言うんだろう?とは思ってたんだよね。全然予想出来なかった。

 

天くんが陸くんをずっと大好きで大切に思ってるっていうのは間違いないと思うんだよ。これだけはきっとこの先も絶対に変わらない。陸くんの幸せのためなら自分の家族を、居場所を、捨ててしまえる人だもの。

九条鷹匡に見せてもらったショービジネスの世界に魅せられたというのも全くの嘘ではないのだろうけど、それだけでたった13歳の子供が家を捨てる道理なんてどこにもないし、その覚悟は並大抵なものではなかったと思う。

それだけの思いをかけて陸くんを守った。これが愛じゃないなら、この子が陸くんを好きでないというのなら何なんだってくらいの、深い愛情。だからこそ、その天くんの所業を知ってしまった陸くんが罪悪感に足を取られるようなことにならないかが不安なんだけど。

 

「陸とおそろい」でにこにこしてたのに、急に音楽止まって「オレはぞっとした」とか言うから心臓止まっちゃった…。こっちがぞっとしたわ。

 

「幸せそうに、穏やかに、寂しげにお別れを告げる七瀬天」めちゃくちゃ解釈の一致でガッツポーズした(してない)。

幸福ではあったと思うんですよね。自分の手で、何より大切な陸くんを守れたわけだから。

天くんにとっては家族と離れる寂しさよりも、陸と離れる悲しさよりも、陸が元気で幸せに笑っていてくれる方が何億倍も大切で嬉しいことだったんだろうな。

 

 

ここで楽さんと紡ちゃんのターンに移るわけですが。

「いい人だ」にね、グッときた。初期の楽さんならたぶん「いい女だ」って言ってたのにね。紡ちゃんのことを一般的な恋愛対象である「異性」としてではなく、共に同じ夢に向かって進む仲間でありライバルである「一人の人」として見てるんだなというのがここの一言にぎゅっと詰まってるように感じた。3部のスキャンダルになりかけた件があるから、楽さんが意識して紡ちゃんを異性として見ないようにしてたというのもあるのかなと思ったけど。

そして紡ちゃんの迷いにすぐ気付いちゃう八乙女楽!!!!

分かるんだよね、分かっちゃうんだよね。とても幸せそうに、キラキラと瞳を輝かせて、真っ直ぐに「私の夢はIDOLiSH7が虹を超えていくことです」って語っていた紡ちゃんを知ってるから。そんな彼女に惚れたから。

小鳥遊紡に惚れた八乙女楽だからこその言動をここで持ってくるのはマジでずるいと思った。そんなの無条件に興奮してしまう。恋愛だとかなんだとかを超えて、楽紡のこういうところが大好き。

んでその不安を吐露した紡ちゃんに対しての「望むところじゃないか」ですよ。これぞ八乙女楽。めちゃくちゃにかっこいい。本当に八乙女楽。

もしアイドリッシュセブンのプレイヤーが楽さんだったら、全然違う物語になってたんだろうなと思った。そうじゃないからこんなにもつらく苦しくおもしろいのですが。

 

九条鷹匡も小鳥遊紡も、アイドルを輝かせることに全力をかけている。誰よりもアイドルを愛している。そこは本当によく似てる。けれど2人の決定的な違いは、アイドルを自分の手中のものと思っているかどうか。

紡ちゃんは決してアイドルたちを自分の思い通りに動かせるものだとは思ってない。彼らも一人の人間で、それぞれのベクトルで苦しみも悩みもするものなのだと理解している。対して九条鷹匡はアイドルのことは自分が一番わかってるし、自分の信じる正しい道がアイドルにとって幸せだと思っている。そして現時点での一織くんは、これがガッツリ九条鷹匡と一致してしまっているんだよね。

恐ろしいフラグどんどん立てられてて嫌になっちゃうな!全部へし折りたい。

 

桜春樹という人をもっと見ていたかったな。

4部のたったあれだけでもかなり濃く彼を知ったと思うけど、まだまだ足りないなぁとも思う。

彼の描く愛の話をもっと聞いてみたい。

 

そして双子に舞い戻ると。このオムニバス形式のストーリー仕立て、都志見先生好きだよね。まほやくの周年ストもこんな感じだった。

場面がころころ移り変わるから、別のところで発せられた言葉がそのほかの場面に繋がっているように感じられたりしておもしろい。

 

「お兄ちゃん子も卒業ってこと」とかいう天くんに思わず爆速でいやお前が弟に過保護すぎるんやろがと突っ込んでしまった。そう思ったの私だけか?

 

陸くん「またそうやって、何を隠すつもり」とか「何度も騙されると思うな」とか結構「天にぃが俺に隠してオレのために家を出たこと知ってるよ」って言ってるようなものなんだけど、天くん気づかないんだよな…。それは気づきたくないってことなのかな。そんなに鈍感な子だとは思えないし。

天くんにとって、陸くんがその事実を知らないで、家族を捨てて家を出た薄情者として自分を憎んでいてくれることが有難いわけだから、そうじゃないかもしれないとは思うことすらない、思いたくもない、ということの具現なんだろうか。

 

今回の天くん、陸くんに対して「元気でよかった」「元気でいて」というようなことを何度も言うのよね。天くんにとっては陸くんが元気でいてくれることが何よりの願いなんだろうなぁと思う。元気でいる、ただそれだけのことが陸くんにはどんなに難しいか知ってるから。ほんと、天くんからみた陸くんはずっと幼い日の何にもできない、守らなくちゃいけない、そういう対象のままなんだろうな。

そういう面では天くんも「初期からの成長が見られない人」なのかもしれない。陸くんに対してだけ、ね。

うわ〜…なんか、兄に対して嫌われたくないから隠し事を重ねてしまう一織くんと、弟に対して傷ついて欲しくないから見せたくない現実を隠そうとしてしまう天くん、結構似てるんだな…。

これは初めて気付いた。そっかあ。

まぁでも双子は陸くんがしっかり噛み付ける子だから大丈夫かなとは思う。それをちゃんと天くんが受け止めなくちゃいけないんだけど。往なす能力ばっかり達者になってるんじゃないよ。

 

「何も言わないまま、さよならの顔をしないで」めちゃくちゃ良くないですか?性癖にグッサリきた。黙ります

 

天くんは「七瀬天」だけでなく「九条天」すら捨ててしまうつもりなのかな。だからTRIGGERハウスで陸くんを前に13歳のあの日と同じ笑顔を見せたのかもしれない。

考えすぎかなとも思うけど、どうだろう。九条天を捨て、TRIGGERを捨て、九条鷹匡の望む「ゼロ」として生きていくつもりなんだとしたら。

今回の楽さんは九条鷹匡のように表舞台で仲間を待ち、十さんは桜春樹のように地の果てまで探しに行こうとする、というのを踏まえるとあながち深読みでもないような気がする。残るポストはかつてのゼロ。そこに天くんが当てはまるのなら、なんて。

いやだよ失踪するなよ!!!!!

いや失踪はしないんか?九条鷹匡は消えないゼロを求めてるわけだしな。

それにしても嫌だよ。ゼロに重ねられて崇拝される推しなんて見たくないからな。やめろよ。どうか杞憂でありますように。

 

今回、楽さんに重ねて九条鷹匡を見たことで彼も結局はずっとゼロのことを待ってるのかもなと思った。ずっと一緒にやってきた自分がゼロ以外の人をゼロとして売り出しているのを見たら、嫉妬したゼロが戻ってきてくれるんじゃないか、そんな甘い期待があるのかもしれない。

私の中での九条鷹匡って、どこまでも子供なんだよね。自分の思い通りにならなかったものに対して、憎しみを向けることでしかその思いを消化できない人。だからこそ、こんな方法でゼロが戻ってくるかもしれないと本気で信じているんだろうな。ゼロが消えたのはそんなに軽い思いからではないだろうに。

素直に悲しい、寂しい、戻ってきてとは言えない。

これは一織くんにも言えることで。マネジメントに協力していることがバレそうで怖い気持ちを、強い言葉で紡ちゃんに当たることで誤魔化そうとしてた。

幼稚で過剰な防衛機制。九条鷹匡はそのまま大人になってしまっていて手遅れ感もあるけど、一織くんは今ならまだ間に合うはずなんだよ。だからこそ早くその幼さを自覚してくれたらなと思ってる。推しが九条鷹匡みたいになるの絶対嫌だから…。

 

なんで天くんがこんなにもゼロの舞台から陸くんを遠ざけたがってるのかなって考えた時、私は最初に「自分が陸くんの代わりに現世のゼロになるつもりで、多分陸くんはそれに気付くから、来るな、なんじゃないか」と思ったのね。けどある人の感想で「天の欲しがるものは同じように陸も欲しがってた。つまり、天がゼロになればそれを追いかけて陸も…。天はそれを恐れたんじゃないか(意訳)」を見かけて。なるほどな〜!!!と唸った。感服。

何が本当かは分からないけど、これが一番納得出来た。

 

天くんの自己犠牲的な優しさは絶対に優しさじゃないと思うから真っ向から否定したいのに、そもそも天くん自身が自分のやってることは優しさではない、ただの自己満足だと理解しているだろうからズルい。絶対に分かっててやってるんだよな。

自己満足だけど、それでもいいからやってるんだとある意味開き直られてしまったらもう何も言えないじゃない。

 

ふと思ったんだけど、紡ちゃんみたいにマネージャーとプロデューサーを兼任してるのは普通なんだろうか。めちゃくちゃ勝手な私のイメージで、マネージャーはアイドル側に立って無理をさせないようにする人、プロデューサーは番組等の制作側に立ってどこまでなら無理が通るかを打診する人、という感じなんだよね。

もしこのイメージが合っているのなら、それを一手に担っている紡ちゃんってなかなかしんどい立ち位置なんじゃないかと思う。いや知らないけど。

でも九条鷹匡とかも兼任してたみたいだし、そんなに珍しい話ではないのかな?

 

今のIDOLiSH7が置かれた状況って、陸くんが体調を崩す条件が綺麗に揃ってるなと思うんだよね。忙しいスケジュール、周りからのプレッシャー、目まぐるしく変わっていく環境。なのに陸くん自身はどちらかといえば順調。これを素直に、周りが気を使ってくれてしっかり休めているんだなと受け取って安心していいのか、後々何か大きな反動が来る前触れとして心構えをしておいた方がいいのか、測りかねてる。

どうにも後者のように思えてしまうのは不穏なストーリーに踊らされすぎだろうか。

 

「ゼロを愛する気持ちと憎む気持ちがせめぎ合ってる」ね。ほんと厄介おじさん…。ゼロをただ憎んでいるのなら、他人に責任転嫁することしか出来ない嫌な人と思うことも出来るのに。ちゃんとゼロへの愛情もあるんだもんなぁ…。愛情があるからこそ、突然自分を置いて消えてしまったゼロが憎い。

全ての厄介の火種と言っても過言じゃないような人(過言)なのに、一概に嫌いだとすら言えやしない。

 

九条鷹匡は桜春樹のことが嫌いなわけではなかったんだろうなと思う。ただ、自分の考えが絶対的に正しいと思ってる人だから、自分と同じようにゼロを待とうとしない桜春樹のことが理解できなかっただけで。

信じて待つことも、探し続けることも、どちらも等しく相手への強い思いがあるからこそなのに。自分と違う誰かのことは認められない。

きっと、失うのが突然すぎたから、待つ時間が膨大すぎたから、こんなにも拗れてしまっているんだろうな。

 

結局ゼロは誰なんだろう。

私は作中の誰かではなく、最後まで偶像として描かれるんじゃないかと思ってるけど。

アイドリッシュセブンというアイドルを描くストーリーの根幹にある、ゼロという偶像。だとしたらおもしろい。

 

ナギくんの「お別れの物語はこりごりです」を聞いて、退寮の話が一番応えるのはナギくんなのかもなと思った。大好きな親友をこの世から亡くし、さらに大切な仲間たちとも離れ離れになるかもしれない。そんなの耐えられないよな。

できれば彼にはこれ以上傷ついて欲しくないのだけど。

まぁそれはみんな一緒だな。誰にももうこれ以上傷ついて欲しくない。だけどそれじゃあ停滞したままだから。傷ついても立ち上がって進まなければ。

アイドリッシュセブンはそういう物語だよね。

 

フォロワーさんの「宇都木士郎ちゃっかり毎回出てくる」に笑った。ほんとにな。

ていうかここ、話タイトルの『』はゼロって意味か〜!!と頭抱えた。

 

7章タイトルの『秘密の箱』もなんかいろいろあるらしいじゃん…そんなところまで手を抜かないアイドリッシュセブン…好きだよ…

 

 

アイドリッシュセブン メインストーリー 第5部 7章 感想

 

 

27日更新だと思ってたら25日です!って言われてびっくりしたんだけど、八乙女楽との約束が金曜日でしたね。そこに合わせてきたんだろうなあ…

たまたまなんじゃ?と思いたいけどそうは思わせてくれないアイドリッシュセブン、強い。

2日前に突然宣告されたから心の準備が足りてなかった。準備してても耐えられなかったと思うけど。

 

 

さて本編のお話を

 

絶妙な緩さで発される謎の宇宙人の鳴き声(違う)にめちゃくちゃ笑った。じわじわ腹立つ感じのおもしろさ

 

天くんの声、この時点ではすごく優しくてお兄ちゃんらしくていいなって思ってたのに…知ってたよ、甘い幸せのあとに地獄が待ってるのは予測してたけど、きついもんはきつい

さすがに4年もアイドリッシュセブンをプレイしてるだけあって、途中から「あ、これダメな九条天だな」って気付いたけどな。陸くんに言うこと聞かせたい時や言い難いことを言うための前振りが分かりやすすぎる。

 

 

双子が絡んでくれてるのすごく嬉しいのに、すごく怖かった。なんでか分からないけど、得体の知れない不安感というか、非日常感というか。言い表しようのない違和感が侵食してきている感じが何とも不気味だった。

フレンズデイ合宿のときの幽霊と会話する陸くんとかもそうだけど、都志見先生「目には見えないけれど確かにそこに蔓延る何か」を描くのうますぎるんですよ…

そしてそれを的確に読み取って演じてる声優さんたちもすごい。とんでもない。

 

蕎麦屋出禁でまた笑った。もうちょっとマシないい訳あったやろ

高低差がすごいのよほんと

 

「今週は環くんが試験前だから1人」にめちゃくちゃリアルを感じて良かった

試験前はちゃんと学業優先なんだよな。そういうとこしっかりしててすごく好きです

アイドリッシュセブンがくどい程に「現実」と言われるのって、もちろんストーリーに描かれるものだとかメディアミックスな作品展開だとかもあると思うんだけど、こういう小さなリアルを大切にするからだと思うんだよね。退寮の話もそうだけど、決して都合よく避けては通らせない。どんな些細な日常も蔑ろにしない。それがアイドリッシュセブンの魅力であり、恐ろしいところでもあるんだけど。

 

そういう避けては通れない退寮の話…

万理さんが「今は良しとしていることが今後も同じように良しと思えるとは限らない」っていう話ができるのは、彼自身がそうだったからなんだろうな。

表舞台に立って、ギターを鳴らして、歌って踊って。そういう世界が好きだったし、自分にも合っていると思っていたけど、少しずつ裏で動くことの楽しさを知って、そちらに移って、今ではそれを生業にまでしてる。

こういう、自分たちが知らない世界のことを知っていて、そこまで考えていてくれる存在ってきっととても貴重でありがたいものなんだろうなと思った。だからこそ、それは今のみんなには想像しにくいもので結論が出ないのかもしれないな。

 

ここで壮五さんの懸念が実家や家族という存在が身近にない環くん、ナギくん、そして自分自身のことであると示されたのキツかったな…

当たり前なんだけど、やっぱりそういう意識と不安はずっとあったんだよね。他のみんなは帰る場所がある。寮を出ることになっても、本当の家族が待ってる。だけどじゃあ僕らは?という、迷子の気持ち。

ぐっと心臓を握られた気がした。

 

前に「彼らの心を蔑ろにしないで」って言ったんですよ。退寮はもうこの際、仕方がないもの、有名税として受け入れるべきことなのかなと思うけど(それでも出来ればやめて欲しいけど)、せめて7人みんなが納得する形でと願ってた。

それが今回の万理さんの言葉を聞いて、ああ大丈夫だなって思った。別に疑ってたとか不安に思ってたとかそういうわけではないんだけど、すごく安心した。みんなの心はきっとちゃんと守られる。

そう思えるのはアイドリッシュセブンの強いところだなと思う。絶対に、何を差し置いてでも偶像のアイドルではなく彼ら自身を大切にしてくれる人が、きちんとそばに居てくれる。たくさん苦しいことがある中でも絶対的な安寧と信頼がそこにはあって、だからこそ苦しむみんなを描けるし飲み込めるのだろうなと。

IDOLiSH7をどうかよろしくお願いします(誰)

 

壮五さんの中にも、寮を出て暮らすことへの利便さを感じている部分は少なからずあるんだろうなと思う。純粋に、真っ直ぐに「7人で暮らし続けることが1番良い」とは言いきれない何かが。

だからこそ、小さな別れの可能性が入り込んでしまうことに怯えてる。それによってみんなが揺れてしまうかもしれないことを知ってるから。

 

にしても、三月くんと大和さんの喧嘩の時には寮を出ていくということに対して別段抵抗のなさそうだった壮五さんがこうやって悩んでいてくれてるの、不謹慎かもしれないけどめちゃくちゃ嬉しい。

バラバラに暮らしててもおかしくない状況なのは今でも変わらないし、そうすることで生まれる仕事のしやすさやプライベートの確保なんかの利益があることも事実なのに、それでも、なんとかして7人でいられないだろうか、7人でいたいと思っていてくれてるんだよね。

 

私もみんなずっとあの寮で7人わちゃわちゃと、すれ違ったりもしながらなんだかんだ仲良く暮らしていくんだと思ってた。ここまでにみんなのいろんな変化を見てきたのに、そこだけは変わらないって思ってた。

変わり続けて出来上がった今のIDOLiSH7が大好きなのに、どんどん進んでいく貴方たちが眩しくて愛おしかったのに、今は次に訪れる変化にこんなにも怯えてる。

 

「このまま、ここにいたらだめ?」という幼子のような、不安に揺れた言葉がとても痛かった。このままでいい、もうこれ以上先になんて行かなくていいよと言ってしまいたかった。だけどそれはきっと、世界が許さないんだろう。もっと先を、次の未来を、見せて欲しい。ファンたちがそう思うのは当たり前だ。その期待が、愛情が、みんなの足元を駆り立てていく。彼らの今立つ場所を崩して、先に先に追いやっていく。

 

ゼロもこんな気持ちだったんだろうか。じわじわと足元を崩されて追い立てられていくような気持ちを抱えて、たったひとり、ステージに立っていたんだろうか。

だとしたら、それはどんなに恐ろしく残酷なことだろう。

 

一緒に暮らすことが全てではないというのは分かってる。だけど、一緒に暮らしていたからこそ、どんな時でも一緒に食卓を囲んで同じ時間を共有してきたからこそ、今のIDOLiSH7がある。それは確かな事実なんだよな。擬似家族としての危うさもあれど、ひとつ屋根の下で暮らしてきたことによって生まれた今の関係性はかけがえのない、大切で幸福なものに違いない。そう思うからこそ、この生活の終わりが何を意味するのかを考えると怖くもなる。

想像できない、だけど確実に彼らの形を変えてしまうであろう新たな道。

 

万理さん、何がどうなったら自分が一般人っぽい人生辿ってきたと思えたんかな。どう考えても稀有なタイプだよ。めちゃくちゃ笑った

旧Re:valeは距離が近すぎたが故に互いに依存しあって、相手を縛り付けてしまっていた。もちろんそれが一概に悪い事だとは言えないんだけど、その結果もたらされた「万のために自分を犠牲にしようとした千」は決して正しくもなかったわけで。そういう過去を歩んできた万理さんだからこそ、距離が近いことに対する危機感が人一倍強いんだろうな。

その感覚自体は間違いではないし、もっともだと思う。

だけど今のIDOLiSH7にとってその危機感を払拭するために7人で一緒にいられる時間を削ることが正しいのかというのはまた違う問題なわけで。

難しいね。

いろんなことが変わっていく中で、変化させなきゃいけないこともこのままでいた方がいいことも当たり前にある。それらを見極めて、進んでいかなくちゃいけない。

これまでは当たり前のように寮があてがわれていたから7人で暮らしていたけど、そうでない生活もできるよ、と提示されてしまったら、みんなはどんな結論を出すんだろう。

 

5部になってからアイナナちゃんたちが揃って笑ってるだけで泣けてくる身体になってしまって。変わったようで変わらないみんなのやりとりに、ほっとしながら泣いちゃうんだよね。

そんな中でただ静かなMEZZO”のおふたり…不意に1部の「5人と2人」を思い出した。今のMEZZO”は7人の中の2人というより、「5人と2人」の2人な感じがする。上手く言えないけど。それが苦しい。

 

それでさあ!!!!!!!一織くん!!!!!!

もう…も〜〜〜〜〜…

5部で来るんだろうなと思ってたけど、思ってたよりずっと闇が深そうね。

めちゃくちゃ高圧的でびっくりしてしまった。読んですぐはこんな子だったっけ?と思ってたんだけど、冷静になって考えてみれば和泉一織は最初からこんな子でしたね。目的のためなら己も他人も顧みない、そういう子。キツイ真実を優しい言葉に隠したりしない、誠実な子。(但し実兄に対しては特例…)

その冷徹さに何度も救われてきたけど、今回は本当に恐ろしかった。あんな物言いの一織くんに一切怯まなかった紡ちゃんすごすぎる。

 

なんていうか、一織くんって柔軟性がないよね。いろんな人が言ってるように、7人の中で一番、初期から成長できてない子。

紡ちゃんの言うように、みんなに隠すという約束が罷り通ったのはそれがまだ初期、足元の不安定な頃だったからで、もう2年以上の時間が経過しているのならそれは無効も同然だと思うんだけど。

ていうかただの口約束を「契約」とまで言ってしまうの、激重…。

「今後の信頼関係にも関わります」もオーディションで4人落とすと言われたときとおんなじ反応だし。

この硬さが彼の危ういところな気がする。それが若さや経験値の浅さ(マネジメントをすることやそれを隠しておくこと以外の生き方を知らないこと)のせいなのか、それともただの生来の性格によるものなのかは分からないけど。

一織くんは、サポートするということに"しか"興味が無い。そしてそれがバレたら終わりだと思ってる。まるでそれがこの世の終わりと同等かのように捉えてる。視野が狭いのよね、とても。

まぁそれも「兄さんに嫌われたくない」という一心のせいなのですが…。三月くん相手でさえなければバレることをこんなに重大な事のようには捉えてないだろうし、そもそも隠してなかった可能性が高い。なんとも厄介な話。

 

だけどこれに関しても、三月くんはわりと(現段階では)受け入れ態勢ではあるんだよね。彼は「弟に隠し事をされていること」が嫌なだけで、恐らく「弟が自分より秀でていること」に対して激昂することはないのだと思う。それについてはもうある種の諦めというか、そういうものとして考えられてるんじゃないかな。だからこそ、大和さんと喧嘩した日の夜に一織にも謝れたわけだし。

まぁただ、あれは「今振り返ってみれば一織はオレのこと考えて言ってくれてたのに、怒鳴って悪かったな」なわけであって、一織くんから隠し事を打ち明けられたその瞬間に怒ることがないかといわれればそれは…になる。

たぶん三月くん爆発するだろうなあ。だけど今度はすぐに「どうして一織はオレに隠そうと思ったんだろう」「あぁ、あの日のオレの言葉のせいだ」というところまで行き着けるんじゃないかなぁ…推しの贔屓目かもしれない。

 

もうこの際暴露してしまうと、わたし、プロデューサーとしての一織くんかなり苦手なんですよ。

アイドルたちに寄り添って一緒に歩んでいこうとする紡ちゃんやその他マネズに比して、周りを完璧に自分の思い通りにコントロールしようとする、出来ると思っているその姿の傲慢さたるや。これはただの私の好みの問題なんだけどね。私はこういう人が苦手で、自分とは価値観が合わないなと思ってる。一織くんが陸くんをコントロールしていてくれたおかげで何とかなってることがあるのも、ここまで彼の敏腕なプロデュースに助けられてきていたことも事実。

だから彼にはどうか「他者を完璧にコントロールすることはできない。最適解が最善策だとは限らない」ということを知りつつ、その才能を活かして欲しいなぁと思う。私の勝手な願い。

 

そして一織くんの「分析」な。

なんか今回のこれで、三月くんが一織くんにコンプレックスを抱くの分かっちゃった…。これまでは結構、三月くんも兄としてのプライド高すぎる…!もっとお互いに歩み寄れ和泉兄弟…!って気持ちだったんだけどな。

もし自分が自分のいないところでこんな風に誰かに分析されてたらめちゃくちゃ腹立つなと思った(私も大概プライド高いので…)。そしてそれを皮肉でも哀れみでもなく「ただの分析なんだから」と割り切って、というかそれを後ろ盾に他人の欠点をつらつら挙げられる一織くんすごいよな。

 

幼い日、三月のためにとしたことのせいで誰より幸せにしたかった兄を傷付け、同時に自分も傷つけられ、大好きだった兄に嫌われたということを自覚したあの瞬間のことを一織くんはどんな気持ちで語ったんだろう。

以前、Twitterで一織くんに対して「感情よりも理論が先に来てしまうんだよね」って言ってる人を見かけた。兄に拒否されて悲しかった、どうして、という思いよりも、これがこうなってこうだから兄さんは私のアドバイスがおもしろくなかったんだろうなという理論の方に先に行きついてしまうのだと。

私はあんまり頭が良くないので、一織くんのような所謂「秀才」のことはよく分からないんだけど、これが本当なのならそれはとんでもなく寂しいことだなと思った。彼にとっても寂しいことであるか否かは知らないけど。

 

一織くんの分析するときのあの声の抑揚のなさ、怖くもあり哀しくもなるのよね。他の誰より一織くんがいちばん、どんなに近しい人でも冷徹にバッサリ分析してしまえる自分が嫌いなんじゃないかと思う。だけど同じくらいそんな自分を誇ってもいるんだろうな。

 

「ビジネスも友情も恋愛もニーズで成り立ってる」と言い切った一織くんに背筋が凍った。

ここまで一緒にやってきたIDOLiSH7のことも、戦友の紡ちゃんのことも、あんなにクソデカ感情向けてる陸くんのことさえ、あくまでニーズで成り立った関係だと思ってる…?いや、まさか、な。

でも紡ちゃんを口止めしたい時も、一織くんが持ち出すのは「口約束の契約」。自分と紡ちゃんの間に信頼関係は確かにあるでしょう?と言うのもきっと「これまでの実績があるんだから、貴方は私を信頼するしかないでしょう」という意味なんだよな。

感情論ではなく、どこまでも事実と結果に基づいた話。

なんかとんでもない伏線を張られた気がしてる。

2年も一緒にやって来てまだそんなこと言っとんのかワレ!!と胸ぐらつかみたくなるね。(やめろ)

 

結局一織くんはさ、三月くんに嫌われてしまうのが怖いんでしょ。たったそれだけの、単純な思いから生まれた秘密だった。なのにそれを「おもしろく思わない人もいる」なんて言葉に隠して、裏から手を引いて、どんどん三月くんやメンバーに嘘を重ねて。そうやってただの秘密の箱だったものに少しずつ災いを詰めてパンドラの箱をつくってしまったのは紛れもなく一織くん自身なんだよな。ただの秘密で終わっていたものを、その手で災いを伴った危険物にした。

そのくせ「これはパンドラの箱です。開ければ災いを呼び起こします。そのせいでIDOLiSH7は解散するかもしれない。」なんて紡ちゃんに詰め寄るのは卑怯なんじゃないかと思った。

事態がここまで拗れているのは、間違いなく一織くんがみんなに打ち明ける機会を先に先に延ばして、ぎゅうぎゅうのパンドラの箱にそれでもなお嘘を詰め込もうとしてるからだ。その箱がもし不本意に開かれた時、一織くんが今回のように紡ちゃんを責め立てるつもりなら嫌だなと思った。そんなのは見たくない。その辺の見極めはちゃんとしてる子だと思ってるけど。

たしかに一織くんは墓までその秘密を持っていくつもりだったんだろうからそんな事態想定してなくて当たり前だし、そもそも紡ちゃんだって隠れてマネジメントすることに賛成していたし、一織くんの敏腕に助けられていたことも事実。それにしても今回のは何か違うよな、と思う。まぁ大方、紡ちゃんが予想もしてなかったことを言い出して、バレるかもしれない、そうしたら兄さんに嫌われるかもしれないと焦っての言葉であったんだろうけど。

 

三月くんと話す時、ワントーン声が高くなるのよね…ほんっと、なんて言ったらいいのか分かんないけど、とりあえず増田俊樹さんやべえですね。

時折出てくる「………。」に含まれる表現の多彩さよ。息遣いだけでしんどいの何?

 

ここの和泉兄弟の会話、完全に新年ストの人狼の再演なんですよね。一織になんとなく違和感を感じていても、あと一歩の確証が持てず、そして愛する弟の言葉をまるっとそのまま信じてしまう三月くんと、都合の悪いことを隠すためにどんどん嘘を重ねてしまう一織くんと。

 

「……今、言えばよかったかな」がもうしんどくてしんどくて。言いたい気持ちはあるんだよね。だけどそれよりもずっと、兄さんに嫌われてしまうことが恐ろしい。だから結局、今日も何も言えない。

 

 

ほんっとうに和泉一織…という言葉に尽きる7章でした。

 

大好きで大の苦手だった和泉一織という人間、ここからきっともっと大好きになっていくんだろうなと思うからすごく楽しみではある。その前にきっちりしっかり苦手な和泉一織の部分と向き合わなくちゃいけないからキツくもあるけど。

 

 

七瀬陸と九条天の涙の話

 

 

めちゃくちゃ自己解釈です

 

陸くんって恐らく、人前で自分の為に泣くことができない子だと思うんだよね。

前にも話したけど、幼い頃、自分の発作のせいで家族の予定が潰れてしまうようなことは多々あったはずで、その時、いくら周りが気にしていないよ、大丈夫だよと振舞っていたとしても、罪悪感は絶対に彼の中にあったはずなんだよ。七瀬陸はそういう子だと思う。

だけど、そういう気持ちを抱えながらも周りの優しさだって分かっていて、分かっているからこそ、申し訳なさを押し殺して笑ってたんじゃないかなぁと思う。そしてそれがこの前の天くんの「ボクのしたことは間違いじゃなかった」に繋がっているんだと思う。つまり、今の陸くんが天真爛漫でいられるのは間違いなく幼い頃の天くんのおかげであり、それと同じくらい、陸くんが「無邪気に笑う弟」でいようとした結果なんじゃないかな。

 

ある種の諦めというか、自分が申し訳ない顔をしたからといって周りが報われるわけじゃない、それならせめて笑っていよう、その方がみんなも笑顔になってくれる、みたいな。まさに「知らないフリをすることがオレの罪だ」じゃないけど、自分の心を押し殺して周りのために笑う術を、その必要性を、誰よりも早く理解して行使していたのは実は陸くんなんじゃないかと思うんだよね。それが転じて、彼が無茶ぶり大魔王になってるところもあるんだけど。

自分が笑顔なら周りも笑顔になるということを知っているから、周りを笑顔にしたいなら自分が笑顔でいなくてはというのが染み付いてるんじゃないかな。

 

で、ふと思い至ったのが「七瀬陸が自分のための涙を流した」こと、今までになかったんじゃないかなと…。

ただ忘れてるだけならめちゃくちゃ申し訳ないんだけど、彼が悲しい寂しい辛いの意で流した涙って、なかった気がするんですよね。

それが「流さなかった」のではなくて「流せなくなっている」のならかなりまずいよなぁと思った。涙を流すことが全てだとは思ってないのだけど、そもそも陸くんから激しい後悔や悲しみのモノローグを聞いた事すらなかったような気がして。

周りから「一番悲しくて辛いのは陸だもの。ごめんね。」を言われすぎて、悲しくて辛い気持ちを押し込めて笑う術ばかりを学びすぎて、彼の中にある負の感情を表出することが出来なくなっているのなら…ゾッとする。

感情を表せなくなってしまうことって、自分の感情を自分自身にすら無視されてしまうことって、この世でいちばん不健康なことなんじゃないかと私は思ってて。もしこれが本当なら、そしてその状況がこの先も続くのなら、いつか陸くんが壊れてしまうんじゃないかと思った。

 

 

対して天くんは、恐らく陸くんと両親の前でだけ泣けない子なんだよね。彼らに「陸のせいで寂しい思いをしていた」ということだけは、死んでも知られたくないと思ってる。

だから、それ以外、例えばTRIGGERの前でだとか、陸くんに関すること以外での涙は構わず流せる。

その点で言うのなら、天くんがあの時点で七瀬家を離れてくれたことは正解だったのかもなと思う。その点だけで言えば。

 

 

陸くんは自分が感じる全ての負の感情に対して、異常なほど鈍感になっているのではないか、そしてそれは幼少期の生活によるものではないのか、と思い至った話でした。

 

 

本当に考えれば考えるほど、陸くんは自分の感情を蔑ろにしてしまっている感が否めないんですよね。
しかも楽しいとか幸せとか怒りは普通よりちょっと多めくらいに表出してくれるから余計、悲しい辛いがあまり表出されていないことが際立ってて…恐ろし…。

 

IDOLiSH7内で「自分が悲しかった、辛かった」で泣いてないの、まじのまじで陸くんだけな気がする。厳密には壮五さんもだけど、それは環くんが2人分やってくれてるからノーカンとして。

 

わたしの中で陸くんの涙を見たシーン、1周年ライブか何かの、TRIGGERが失墜したあとの、七瀬陸の訴求力が一織くんにバレてしまった時のあの1回だけなんですよ。他にどっかあったら教えて欲しい。忘れてるだけの可能性めちゃくちゃあるので。

 

 

 

アイドリッシュセブン メインストーリー 第5部 6章 感想

 

 

 

悠くんは自分のこと見て欲しいんだよね

アイドリッシュセブンって子供が大人になるまでの過程だよなぁとつくづく思う

世界と交わって、たくさんの人に愛されて、見てもらって、そうして大人になっていく

特にŹOOĻはそれが分かりやすい

もともとヒールとして出てきてるからかな

 

IDOLiSH7がぐんと成長して、これまでは苦しみながらも先へ進むという感じだったのが少しづつトップという針のむしろへ進んでいるように見えてきて、少しつらい

これまではストーリーがどんなに苦しくてもその先の希望を信じられたけど、今はその希望の欠片すら見えないような気がする

5部に入ってから怒涛の不穏を浴びせられてるからかな

IDOLiSH7が成長したことによる嬉しさや良さだって、ちゃんと描いてあるはずなのに、不安なことばかりが目に付いてしまう

 

だからこそ、今、こうやって初期のIDOLiSH7のようにわちゃわちゃと楽しそうにじゃれて、この先どんどん進んでいって、希望しかないように思えるŹOOĻがとても羨ましい

裏側を知っている身からすれば今「安心して推せるアイドル」はIDOLiSH7ではなくなってきているような気がする

 

もちろんアイドリッシュセブン自体がどんなにつらくても希望へと進んでいくコンテンツなので、本当に地獄しか待ってない、なんてことはないと思ってるのですが、メンタルが弱ってる時に今のIDOLiSH7を見ているのはきついなぁと思った

 

 

 

虎於のイメージの話、すごく頷いた

私たちはどんな人の言葉も、自分のイメージ通りに歪めてしまうところがある

例えばアイナナのキャストさんが、たまたまキャラのカラーが入ったものの写真を上げていたとする

その人にその意思はなくとも、私たちは「〇〇を意識して買ったのかな?」と騒ぎ立てる

こういうのも、程度としては小さくはあるけど「イメージの型に当てはめる」行為なんだろうな

善し悪しではなくて、人が何かを受け取る時、必ずそこには自分の認知のフィルターがかかるから

 

虎於はずっとそういうやり取りを強いられてきたんだよな

巳波にとっての桜春樹に出会えることもないまま、ここまで来てしまった

 

コミュニケーションを不毛だと言わなかった巳波が羨ましかったんだよな

 

大丈夫、今虎於の周りにいる人達にはちゃんと話せば伝わるよって言いたいけれど、こんなのは無責任な言葉にしかならないんだろうな。もどかしい

 

自分の言葉をそのままちゃんと受け取ってくれる人に出会えることはとても貴重だ

だからこそ、そういう友人を大切にしていたいと思う

 

 

宇都木さんが虎於を気遣ってかけた言葉さえ、彼にとっては自分の思いを聞いてもらえなかったという思いに繋がる

そうやって、誰かの言葉で自分の気持ちを飲み込むことに慣れてしまってるんだろう

現状では巳波だけがそういう虎於のことに気付いているのかな

 

 

 

吠えたくても吠えられないようにされてしまった犬

やりたくても踏み出せなくなってしまった自分

 

シルエットしか映らない犬だけでこんなに感情めちゃくちゃにされてしまうのほんと何?

 

 

 

宇都木さん、本当に掴めなくておもしろいな

可愛い人だな…(cv増田俊樹)になる

 

 

 

「それぞれ違う場所で、戦って、生き残って、出会った」すごく良いですね…

普通なら恥ずかしくて鳥肌立っちゃうような言葉が文字にされるの大好きなので、素直に良いな〜!と思った

 

まぁそんな思いも数分後に裏切られるのですが

 

 

 

元NO_MADの人が出てきてからのŹOOĻ、まさにササゲロ。で笑っちゃった

共依存メンヘラバキバキ彼氏じゃんこれは

 

みんなトウマのこと大好きだもんな

 

 

 

どうして巳波は盗み聞きするなら…とか言ってんの

どこでそんなスキル身につけてくる?怖いんよ最早

 

 

 

トウマ、即座に「今の俺にはŹOOĻがあるから」みたいなこと言って断ってくれると思ってたらまさかの「考えさせてくれないか?」で頭抱えた

マジでか。お前、マジでか

 

そこを天秤にかけちゃうんだなぁ…

「兼任でいい」とか言われちゃったからかな?とも思ったけど、そのあとŹOOĻのメンバーに今回の話を隠してる様子からして、完全に後ろめたく思ってはいるんだよな

 

すぐにŹOOĻだけを選んでくれなかったこと、わたしとしてはとても残念で悔しかった

だけど他の勧誘に負けてしまいそうになるこれすらも、まだ足元の危うい駆け出しのアイドル感があって良いなと思いましたね…

もうŹOOĻのすることなんでも羨ましく見えてしまってダメ

 

トウマ本当にチョロチョロのチョロで笑った

この情に脆いあたりが狗丸トウマらしくはあるけど、やっぱり悔しいな

元々トウマはNO_MADがなくなってしまったからŹOOĻに来たみたいなもんだしなぁ…

ブラホワでTRIGGERに負けたとて、NO_MADが続いていたら今ここにはいなかったと思うから

 

だからってNO_MADとŹOOĻを天秤にかけることを仕方ないとは思わないけどな…!!

さすがにちょっと薄情なんじゃ?とまで思ったよ

 

 

 

巳波、絶対に怒らせちゃいけないタイプで怖かった

何があっても彼だけは敵に回さないようにしようと思ったね

 

 

 

トウマにNO_MADよりŹOOĻを選んで欲しいけど、面と向かって言葉にしては言えないのがめちゃくちゃŹOOĻって感じだな

遠回しに、外部に向かってその思いを吠えることでしか自分の心に素直になれない

相手の心に真正面から向かい合って、もし拒絶されたら怖いから

 

 

 

Survivorめちゃくちゃかっこよかった

ŹOOĻの曲っていつも好みど真ん中なんですよね

良い曲だなとか、歌詞のここが…とかじゃなくて、ただ本能的に好きだ!!ってなる感じの曲

元々バキバキの邦ロック界隈の人格がここで出る

 

 

 

不穏なIDOLiSH7のターン…

その日の朝言われたことをも思い出せないって、なかなかなのでは…と思ったけど、まぁ私もそういうことあるわ

 

けどちょっと不安だねやっぱり

 

だって今までの陸くんにとって、というか最近天くんと連絡を取れてないってしょげてた陸くんにとって、天にぃに関する情報なんてめちゃくちゃ重要で嬉しいものだったはずでしょ

それすら思い出せないほど、脳が情報で飽和してしまってるのは怖い

 

 

この「貴重な体験をしてるはずなのに、全然受け止めきれてない感じ」はめちゃくちゃ分かるな

目の前のことに一生懸命で、さっきやってたことを反芻する暇もない

反芻しないでいたら忘れてしまって、結局、一日が終わった時に手元に残ってる情報なんて僅かになってる

そういう気持ちは分かる。その不安さも何となくわかるよ

何かを初めてやる日や、非日常を過ごすとよくなるやつ

陸くんたちは今それを毎日やってるんだな

それは体力は平気でも気力がを保つのがしんどいだろうな

 

 

 

5章であの天くんを浴びてからのここの陸くんの言葉…

今の双子の関係性が好きだって言ったけど、しんどいものはしんどい

 

いいんだよ、天くんは陸くんに甘えてもらって頼ってもらえる、そんな自分を誇りに思ってる

もしそれがしんどくなった時は、ちゃんと頼れる場所を彼はもう持ってる

だから陸くんは安心して、何も知らない顔して、それに身を委ねていたらいい

それこそが天くんにとっての幸福にもなるから

 

 

 

クールの具現化が一織くんなのめちゃくちゃおもしろい

どちらかと言うと一狼寄りの一織くんだった感じがするけど(オプナナの解ミスを引きずってるオタク)

 

しかもこのせいで緩っと濡れ衣着せられてる一織くんが不憫でかわいそすぎる

笑っちゃったけど。ごめん

 

 

 

天くんからの電話でジャンプしてる七瀬陸、可愛いがすぎるでしょ…

 

 

 

忙しいけど、つらくはない

その言葉が聞けてよかった。本心なら、だけど

 

 

 

紡ちゃんと楽さん、少しづつでも元のようになってくれたらいい

二人で会うのはさすがに気をつけなよ…とは思ったけど

アニナナ3期の例のシーンでなかなかに心抉られたのでね…早く元に戻れ…

 

 

 

ナギくんが桜春樹に会うことを目標にアイドルになったことは知っていたけど、それと同じくらいIDOLiSH7を好きだという気持ちも持ってくれていると思っていたから、桜春樹を亡くしたことが「目的を失ってしまった」「これからどうしたら良いだろう」なんて言うほどのものだと知って苦しくなった

 

そこを「IDOLiSH7のみなと歌うことが楽しいから、これから先も彼らと共に」に置き換えることは出来なかったんだな

 

桜春樹を亡くしてから、きっと彼をゆっくり偲ぶ暇もないほど忙しくしているんだろうし、まだ気持ちの整理が着いていないのだと言えばそれまでだけど

 

その辺が十さんと桜春樹についての話をすることでカタルシスになって、ナギくんの心を救うことになればいいけれど