たからばこ

好きなものを好きなだけ

アイドリッシュセブン メインストーリー 第5部 12章

 

 

 

隠し事の件から始まるのもまた不穏すぎません?もう殺すならいっそ一思いにお願いしたいんですが。ドキドキしながら読み進めなきゃいけないの本当に健康に悪い。

 

 

一織くん、電話をとりあえず龍兄貴にするあたりがめちゃくちゃ分かってて最高にいい。そういう男ですよね和泉一織。手堅く攻めてく。

 

 

TRIGGERのファンクラブに入ろうとする楽さんおもしろすぎじゃない?理屈は間違ってないけどなんか違うんよ

 

 

5部5章を経て、天くんの中にTRIGGERへの遠慮や壁はもう全くなくなったんだと思ってたけど、そうでもないんよなぁ。なんで陸くんにゼロの舞台を見せられない理由をTRIGGERの2人にまで隠そうとするんだろう。それは正しい行いではないと自覚してるから?楽さんとかは確実にこの天くんの行動を否定するだろうしな。

正しくはないと自覚しながら陸を守るためだからと辞めないのが天くんのずるいところだよなあ。これ何回も言ってるけど

 

「ボクがゼロを蘇らせて、ゼロを葬る。」ってとんでもないな。とてもアイドル育成ゲームで見る字面とは思えん。

九条の養子になったその日から天くんにとってはゼロに囚われたままの九条鷹匡を救うことも望みではあったんだろうから、その願いが叶えられそうなこの絶好の機会を邪魔されたくない、とかそういうこと?もちろんそれだけではないんだろうけどさ。

自分がゼロになるということにすごく固執してるその理由は何だ。一織くん頼むぞ…解明してくれ…

 

 

もうさ〜〜〜〜ここの楽さんの言葉がフラグにしか思えん…やだ怖い…。

天くんは相手のためになると思えば、そしてその相手が自分の大切な人であるならば、何の迷いもなく黙って消えたりする人だと思うんだよね。そもそも九条の養子になった時がまさにそれだし。桁違いの自己犠牲が板に付いていて、それを何とも思わず、寧ろ幸福だとすら思いながらこなしちゃう。貴方はそれで満足かもしれないけど見てるこっちは堪んねぇよ…。もっと自分を大切にしてほしい。

しかもここで発せられるのがこの優しい声なんですわ。もうダメ。そんなん消えますよって言ってるようなもんじゃん…知らんけど…。

これは個人の解釈だけど、天くんのこの甘くて優しい声には陸くんに似た訴求力を感じてしまうのよね。ほんとそういうとこ双子。どうすれば人を動かせるか、目の前の人はどういう言葉に弱いかを知ってる。

それでも絆されてくれないTRIGGERまじで好きだ。天くんの隣にいるのが貴方たちで本当に良かった。ありがとう。

 

 

ナギくんがずっとIDOLiSH7でいたいって言ってくれて安心した。ここまで読んでて、この先が1番読めなくて危ういのはナギくんだと勝手に思ってたから。大きな指針を失ってしまったんだもん。迷って悩んで消沈するのは当たり前のことだよね。それでも、IDOLiSH7でいたいという気持ちは持ち続けてくれていることがとても嬉しい。

 

捨てたくない場所が増えた、それを不幸な事だと言わなきゃいけないような世界にはしたくないよな。好きなもの、場所、人、どれもたくさんあるのは素敵なことだって胸を張って笑っていたい。

もちろんたったひとつでもそう思えるものがあるだけで尊いと思うけど。

セトさんとの関係も同じ。修復したからこそ、IDOLiSH7とノースメイアとを選び取らなきゃ行けない日も来るかもしれない。小鳥遊事務所がそれを当たり前のことだと肯定してくれるところで良かったな。そういう場所で育つアイドルの話だからこそ好きだなと思えるんだろうけど。

 

 

そして三月くんの面談ターン。なんで一織くんの面談が済んだかどうかを気にしてるんでしょうね…。

やっぱ三月くんは何かしらに勘づいてそうだよな。一織がマネジメントに関わってるって核心にまでは届かなくとも、何か隠してることがあるんだろうなくらいは思っていそう。

 

 

社長と八乙女パパの武勇伝気になりすぎる。種だけ蒔いて放置するな。

 

 

んでこの後なんですよ!!!!もう私は…泣いた……

基本的に箱推しだけど、三月くんの等身大の頑張りが私にとっては1番身近で心揺さぶられてたから、その努力が認められて報われる瞬間ってのは何回見ても泣いてしまうな。

社長の言葉がまさにそうでさ。三月くんは逃げなかったんだよ。どんな苦しい世界でも、耐えて耐えて、そこに立ち続けた。それって本当にめちゃくちゃすごいことだと思う。かっこいい。

もちろん支えてくれた周りのおかげだってあると思うよ。だけど、それでも、やっぱりあの時いちばん頑張っていたのは三月くんに違いないと思うから。たくさん頑張ったのは間違いなく彼だから。彼の努力を無下にしないでいてくれて本当に嬉しい。

 

 

「やりたいことと得意なことは違う」ってさあ…ほんとそうなんですよ。そういうとこを無視しないでちゃんと語っていくアイドリッシュセブン本当に信頼出来る。若い頃は才能や素質でやって行ける事もあるけど、結局はコツコツ努力した人が1番強いってのも同じだね。

アイドルとして、ファンとしての話の他に人生についてまで考えさせてくるんだからほんととんでもないコンテンツだよ。

 

 

マクロ組めるようになって褒めてほしがる万理さん可愛すぎるしわーって拍手してるめぞくんも可愛い。この一帯可愛い人しかいないんか…?

 

 

MEZZO”が家族の絆、難しいとは思うけどさ、私も大丈夫なんじゃないかなって思うのよね。2人とも"恵まれてた"と言えるような境遇ではなかったけど、家族からの愛情を全く知らずに育った訳でもないし。IDOLiSH7も言わば家族のようなものではあるし。

何よりここの万理さんの「2人を傷つける企画じゃない」「そんなものは近づけないから、安心して」がかっこよすぎて…本当にいいなあ小鳥遊事務所。

 

「あんたの曲でなら、嘘じゃない、家族の絆が歌えそう」ってのもまたいいよな。

IDOLiSH7の擬似家族的な面は良くないものとして見られることも多いけど、私はこのあたたかさが好きだからこうして良い方へと導かれるのを見ると嬉しい。

 

 

シルスカのアカペラだ!?と思って喜んだらワンフレーズで終わるし「飛んでっちゃった!」「羽ばたきたいよって言う歌だしね」「そりゃ鳥も羽ばたいちゃうか〜」で声出して笑った。

ただの会話で面白いとかさすが漫才のプロだ!(違う)

 

 

あのさあ「モモのために歌うから、『TO MY DEAREST』」ってつまりそういうことでいい?これは営業?それとも本心?そのあたりどうなんでしょうユキさん。めちゃくちゃ困惑した。それは二次創作やん…?腐ったオタクたちが騒ぐやつやん…??

例に漏れず私が大歓喜したわ。ありがとうございました。満足です。

 

 

モモちゃんまじでめんどくさくて人間臭くて好きだ。自分のせいで大好きな人の大好きな音楽を損なってしまうかもしれない、その人の隣に立てなくなってしまうかもしれないって思ったらそりゃ怖いよなあ。

全然そんなことないと思うからそんなに怖がらないでって思うけど、それは外からだから言えることだし。

 

 

憧れていた今と、懐かしくて羨ましい過去と。

この先のRe:vale、なんか高校のころに下校時間ギリギリまで騒ぎながら文化祭の準備してた私らみたいでいいなって思った。何年経ったって、どんなに大きくなったって、こうやって笑ってられるのはきっと幸せだね。

 

んでまあ、海の中のセンターステージがめちゃくちゃ刺さったんですけど。それは思想が強すぎるんで置いといて。

 

モモちゃんが少しづつユキさんを"神様のようなすごい人"から"隣に立つ普通の人"にできてるのが見えて良かったなって思った。同じ目線で、同じものに悩んで笑える2人になれたなら、もうきっと大丈夫なんじゃないかな。

 

ココロ、ハレ晴れめちゃくちゃ好きだった。爽やか青春。やりたいことがいっぱいあって、毎日毎日時間が足りなくて、ちょっとの事でバカ笑いして。あの日々に戻りたくなっちゃったな!

 

 

ŹOOĻもRe:valeも案外あっさりと解決してちょっと拍子抜けしたけど、まあ良かったのかな。

 

トウマくんのこの優しさがとても好きだけど、同時に痛ましくも思えてしまう。巳波くんや虎於の言う通り、見捨てたのは向こうで、トウマくんが背負うものなんて何もないのにね。

 

いろんな人から捨てられてきたŹOOĻの3人だからこそ、トウマくんの心がほんの少しでも傾くことが酷く恐ろしかったんだろうなと思うから本当に良かった。

ここのŹOOĻのスチル欲しかった〜!!!アニメ化早く頼みますわ。

 

そしてここにも終わりがあるんだよなあ。NO_MADが終わったから始まったŹOOĻとしての日々。終わったから戻らないNO_MADとしての日々。そういうお話。

アイナナはみんなそんな感じだけどな。あたたかな家族との日常の終わり、安定したトップアイドルへの歩みの終わり、大人気インディーズバンドの終わり、荒廃した日々の終わり、それぞれから始まった今だもん。

 

 

久しぶりの高校生組の制服立ち絵だ!!!って叫んだ。ありがとうございます。

現役高校生の制服立ち絵からしか得られない栄養がある。

 

一織くんはずっと三月くんを見てきたから、環くんが羨ましくて妬ましくて、だけどその価値観は自分と近いから環くんの言葉が分かってしまうのがまた複雑なんだろうな。

 

私さ、ここの環くんの言葉が嫌という程分かってしまうのよね。普通にやってたらなんか人並みより少し秀でていて、流れに乗ってなんとなくここにいる。それなりに頑張ってるとは思うけど別にしんどいほど努力してるわけじゃないし、まぁとりあえず、みたいな感じでたどり着いた今なだけで。それってじゃあ最終的にこの手の中には何が残るんだろっていう思い。

高校までの私ってマジでこれだったのよなと懐かしくなったりした。なんとなくやって来てそれなりな進学校で上の方の成績を収めて、ただそれだけ。もしあのまま進んでてもそれなりな職には就けたんだろうけど、退屈だったろうなあと思う。

だからここの環くんの言葉はめちゃくちゃ刺さった。アイドリッシュセブンまじで人生の教科書だよ。

 

一織くんは人を支えること、誰かの役に立てることが幸せで、大和さんは求められて頼られることが嬉しくて、三月くんはアイドルになることが夢で、壮五さんは作曲という新たな自己表現を続けていきたくて、ナギくんは大切な友人の傍にいたくて、陸くんはみんなを笑顔にしたいと思ってる。だけど環くんは、彼は違うのよね。

環くんにとっての夢は、したいことは、幸せは、理ちゃんを見つけて一緒に暮らすことだった。もちろんIDOLiSH7のこともダンスも好きだし大切だと思ってくれてるだろうけど、1番の夢はやっぱりそこじゃないから。だから迷うんだろうな。分かるよ、分かるけどね。それでもずっとアイドルの仕事を好きでいて、続けていて欲しいなって思うよ。こんなの身勝手なワガママ以外の何物でもないけどさ。

 

ゲームのコントローラーの云々でここまでしんどいの何…?そんな話でこんなに的確に急所を突かれることある?もう都志見先生が怖い。ただのコントローラーの話なのにその通りなんよ。

てかここで一織くんが環くんのことを実はサポート系だって見抜いてたのはさすがだなって思ったけど、環くんも一織くんが影の支配者系だって思ってるのね…。そういうとこやっぱりもうバレちゃってるんだよ一織くん。そろそろ諦めて暴露しな。

 

周りに合わせたことで、変わったことで出てきた魅力もあれば消えてしまった魅力もある。どっちが良いとか悪いとか、一概には言えないよな。

IDOLiSH7としては今の方が確実に良いけど、四葉環のファンとしては、彼のダンスに魅せられた人としては、今の環くんは劣化版にしか思えないだろうし。

 

そしてここで留学っていう新たな道が示されたのマジで怖いんですけど…。2,3年あれば人の記憶なんて簡単に薄れちゃうよ。別に驕ってる訳ではなくて現実論として、アイドルってファンがいなきゃ成り立たないからね。たった1年でもそれまで着いてたファンが離れるのには十分すぎる。IDOLiSH7が解散しなきゃいいなんて簡単な話じゃないのよ。

だからってせっかく見つけられそうな環くんの夢を潰すようなこともしたくないから、環くんが分身するかアッシュ・ベイカー先生に日本に来てもらうかして欲しい。無理ですか?

とか言いつつほんとにアッシュ・ベイカーが日本に来てくれました!とかになったらさすがにご都合主義過ぎん?とか言い出しますよ。面倒くさオタクなのでね。ごめんね。まあアイドリッシュセブンはそんな雑な展開しないって信じてますけど!ね!(圧)

 

 

悠くんに「間違ってた時どうすんの」って言われて返す言葉が「私は間違ったりしません」なのほんと〜〜〜に和泉一織お前そういうとこだからな。しかも簡単に責任取るとか言うんじゃないんよ。取れないでしょ、他人の人生だよ。自分の残りの命全部使ったってどうにかなるようなもんじゃないよ。

一織くんほんとにここの悠くんの言葉を真摯に受け止めてしっかり胸に刻んで置いて欲しい。頼むから。

 

 

喜ばせるために自分を作るのと、自分のままで喜ばれるのは違う。それは確かにそうだと思うんだよ。でもね、前者が必ずしも間違ってるとも思わない。

事実、TRIGGERはどちらかと言えば虚像の自分で誰かを幸せにしてるじゃない。誰かのために創り上げた最高傑作の自分で周りを喜ばせて、自分も幸せになってる。そういう生き方もあるよね。

IDOLiSH7は、それを中心に置くアイドリッシュセブンというコンテンツは後者を大事にしてることも分かってるけど、その中で描かれるTRIGGERのかっこよさも蔑ろにしたくはないよな。

別に蔑ろにされてるとは思ってないですけどね!!てか蔑ろにされてたら彼らの生き様がこんなに色濃く描かれるわけないし。

 

 

ここの環くんの「そーちゃんにはまだ内緒な」がぶっ刺さった。壮五さんはこのままここに居たいって願ってるんだもんな。変わろうとしてる自分の思いが相方を傷付けてしまうかもしれないこと、分かってるんだよなあ。

そんなとこでばっかり聡いんだから喜べばいいんだか悲しめばいいんだか分かんないよもう。情緒がめちゃくちゃ。

環くんにとっての「終わらない物語」はIDOLiSH7でいることにはならない、のかなぁ。寂しいけど、そもそも7人もの人間を集めてずっと同じ方だけ見ててって言う方が無理あるよな。分かってる。分かってます。どんな未来でも受け止めたいとは思ってるよ。

 

 

社長の言葉がキツすぎてしばらく放心しちゃったな。

私は特に終わらないアイドルを、永遠を求めているわけではないんですけど。でもこうやって真正面からぶつけられたらしんどいものがある。

当たり前のことだし、アイドリッシュセブンはずっとそういう生身の人間であるアイドルたちを描いていて、私たちはそれを見ていたんだけど、改めてそうやって変わっていく彼らを引き止める権利は誰にもないと突きつけられてしまうのはキツかった。

 

 

最後のゼロ(九条天)の「虹の麓の宝物までたどり着く道に」ってセリフ、ゼロは虹が終わることを、永遠ではないことを知ってたんだよなあと思って。だからこそ九条鷹匡から永遠を求められることがしんどくなってしまったのかな。分からないけど。

そしてもしかしたら、ゼロは気付いて欲しかったのかもしれない。永遠なんてないんだよ、もう終わりにしようよという自分の心の叫びに。だけど誰も気付いてはくれない。それどころか友人たちはもっと先へと顔を輝かせている。

その笑顔を曇らせてしまうことが恐ろしくて、終わりにしようなんて言えなくて、消えることを選んでしまったのかもしれない。なんてね。

彼に関しては本当に謎が多いな。

 

 

 

なんて言うか、本当に5部は終わりを目指す物語なんだなと感じて、言葉にならないクソデカ感情を抱えてしまうな。

終わるなアイドリッシュセブン……